行くぜ!ギムナジウム!
これまでは、僕の小学校での思い出について綴ってきました。ここまで読んでいただきまして、どうもありがとうございます。今日からは、僕の山あり谷ありのギムナジウム時代について書いていきます。
発言するのが苦手というハンデを抱えたまま、僕は1986年の8月にフランクフルトのギムナジウムに進学しました。今までは小学校まで徒歩10分でしたが、これからはバス通学。徒歩以外で登校するのは初めての体験であったため、ドキドキしたのを覚えています。
僕のクラス、5年D組の生徒数は、たしか22名。その7割ぐらいが同じ小学校からの進学組で、顔なじみである彼らは初日から和気あいあいとしていました。そこに、僕らのような少数派が加わるという構図です。「なんだよ、これじゃクラス内の力関係がもう決まったようなもんじゃん!」と思えなくもないですが、学校側が決めたことなのだから仕方がない。
1986年に入学し、1995年にアビトゥアを取得するまでは、まるでジェットコースターに乗っているかのような、アップダウンの激しい、波乱万丈な9年間でした。具体的には、次のような感じでした:
5年生 = オレ、やっていく自信がない
6年生 = なんか、楽しくなってきた
7〜8年生 = 楽しい!
9〜10年生 = すごく楽しい!
11年生 = オレ、もう無理かも
12年生 = もう限界、日本に帰りたい
13年生 = まぁ、せっかくだからアビトゥア頑張るか
そういえば入学式の日、新入生は小さなもみの木を一人ずつ、学校からプレゼントされたことを思い出しました。たしか、家の庭に植えた気がするのですが、その後どうなったのかなぁ。