多様性の追求、いかに。
今回は、こちらの本を紹介したいと思います:
内容を下記のとおり、ザックリまとめてみました:
個人個人はどうしても、一定の枠組み内で物事を捉えてしまう傾向がある。異なる考え方をもった人と接することで、認知的多様性(ものの見方や考え方の違い)が加味された集合知が生まれ、それは個の能力だけでは得られない結果を生み出すことにつながる。
集合知を得るには、個人個人の「知識」だけではなく、個々の「違い」も大切。組織や社会の繁栄は、個人個人の違いを活かせるかどうかにかかっている。
どれだけ優秀でも、同じ特徴の者ばかりを集めた、多様性に欠ける集団では集合知を得られない。また、肌の色や性別などが異なる者による組織を組成したから、すなわち、人口統計学的多様性(性別、人種、年齢、信仰などの違い)を取り入れたからとといって、組織が高いパフォーマンスを発揮できるわけではない。
集合知を高め、多様性がその力を発揮するために重要なのは、情報や視点の共有。いくら個人が有益な情報を持っていても、それが共有されなければ、意味はない。
「多様性」がいかに重要であるか、改めて実感できる一冊です。