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果物を煮る

日本にいた時はせっかく生で食べられる果物を煮るなんて勿体無いと思っていたのに、フランスに来てから、お砂糖なしのコンポートをちょいちょい作るようになりました。大概はりんごで、まとめて作って冷凍しておくと朝がラクとか、おやつにも使いやすいし、口当たりがよいこともあって。芯が少しだけ残っているような感じが好きで、あまりクタクタにせず仕上げます。切り方やお水の量を自分の匙加減でやって、シナモンやクローブもその時の気分で入れ、お鍋をみながら好みの感じにしていくのが楽しい。残った煮汁は別にしてハチミツで味を調整して飲んだりしてます。ただ果物を加熱すると栄養面では良し悪しもあるみたい。

最近、お買い得な桃に出会うことがあって、ちょっと煮てみたい気になりました。日本の桃みたいに指ではむけないので、ナイフを使います。そんなに甘くなかったのでお砂糖を入れるかとも思ったけれど、レモン果汁だけにしてさっぱり煮にしておきました。フランスの桃って大概固くて、それでも甘いのが多いんだけど、今回は追熟した方が良かったのかなあ。固いおかげでヘラで混ぜ返しても型崩れもせず。四つにカットしたそのままの形で缶詰みたいにできあがりました。

全部一旦冷凍して、食べる前の晩に冷蔵庫に移して解凍するんだけど、食べてみると食感は心地よかったもののやっぱり甘さは足りない。ちょっと待ったら甘味が増したかもと思うと、再チャレンジしたい気持ちがムクムク。シーズンが終わるまでに、いい桃に出会えますように!

今日も読んでくださってありがとうございました。
マチカさん 可愛いイラストお借りしました。ありがとうございます。


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