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海へ
「海へ行かねば」というのは、一年に一回ぐらい襲われる衝動。日本で会社員だった時は、移動往復6時間以上、滞在2時間という強行軍で1人シーズンオフの海へ行った時もありました。車窓から海が見え始めた時のワクワク感が大好きです。泳がないんだけど、カフェやレストランに入って水平線を眺めたり、波打ち際や砂浜を歩いたりするだけで満足します。
さて今回は、ボルドーからローカル電車で50分ほどのビーチリゾート、アルカションへ行ってきました。最近めっきり腰が重くなっていたのですが、「海!」の衝動がやって来ていて、出発1週間前ぐらいから「きれいな浜、キッチン付きの宿泊施設」という条件で探してアルカションになったのでした。
フランスでは割と知られた場所で、アルカション湾という内海に面しています。ビーチは長くて広くてたっぷりとした砂浜。裸足で歩くのが気持ちがよかったです。敷物を敷いて寝そべっている人もたくさん。大西洋は水が冷たいと聞いたことがありましたが、私が行った時は、足を浸してみてそうでもなかったです。9月に入ってから行ったので平日は空いていて、木曜ぐらいから人が増え始めました。
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アクティビティはサイクリングやクルーズ、釣り、カヌーなど色々あり、私たちは1時間のミニクルーズに参加してみました。内海を軽く回るコースですが、小さめの船でお客さんも少なく、飽きずにちょうど良かったです。私たちは行かなかったけれど、カップフェレという長細い岬も有名で、アルカションから船で渡って、散策したり、サイクリングしたり、大西洋に面したビーチへ行くのも定番のコースのようでした。自転車を貸してくれるお店があったし、自転車と一緒に乗り込める船も見ました。
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小さい街ですが、とても綺麗で、カフェ、レストラン、ブティック、お土産屋さんが並び、そぞろ歩きやショッピングも楽しめます。昔ながらの豪奢なヴィラが立ち並んでいるエリアもあって、お散歩観光スポットになっています。
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名物は牡蠣なのですが、ナマは食べないのでパス。というのも、フランスは生牡蠣をレモンを絞ってツルリと食べるのが主流。カキフライだったら絶対食べるんだけどなぁ。ご飯は簡単自炊専門にしました。マルシェで買ったアントルコートや鶏の胸肉は焼くだけで簡単美味。旅の定番、カップヌードルにもお世話になりました。
甘いものは大好きなので、ボルドー近郊に来たからにはカヌレを食べなくちゃとマルシェのパン屋さんで購入。普通に美味しかったです。もう一つ、アルカションのお菓子、デューンブランシュ(Dunes Blanches)も食べてみました。皮がハードタイプのシュークリームといった体で、中のクリームも美味しかったです。1人3個食べたのですが、もう一個ぐらい食べたかったなあ。
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それにしても、やっぱり海はいい!裸足で砂浜を歩くと体の静電気が抜けると聞きますが、スッキリしました。アルカションはリピーターになりそう。
今回、行きの電車が30分遅れて予定の電車にタッチの差で乗り継げず、次の電車をさらに1時間待つというハプニングもありましたが、フランスあるあるですね〜!そういう事を苦にせず行って良かったのでした!
今日も読んで下さって有難うございました!