心身ともに健康な正しいダイエット「3つの約束」
Bonjour 🇫🇷
フランスバレエアカデミー®︎のHarukaです。
今回はバレエと切っても切り離せない「ダイエット」について書いていこうと思います。生徒として、先生として、ダンサーとしてバレエに関わっている以上、「ダイエット」や「食事制限」は避けては通れない話題だと思います🍚
ただ「痩せるためにこれやめて!」「痩せる食べ物はこれ!」といった内容を書くつもりはありません。タイトルにもある通り、心にも身体にも負担をかけずに、健康的に適正な身体にするための「心構え」みたいなものを書いていきたいと思います。
今回の内容がバレエに関わっている方だけではなく、「ダイエットしなきゃ!」と思っているすべての方に役に立つ記事になれば良いなと思います。
心身ともに健康なダイエット「3つの約束」
① 早く痩せたいから「食べない」は絶対にNG!
「食べ過ぎで太ったんだから、食べるのをやめれば痩せるでしょ?」と考えている方がとても多いようです。しかし太るのは「食べているから」ではなく、食べ物から摂取しているカロリーが消費しきれていない、つまり「摂取カロリー>消費カロリー」という方程式が完成してしまっているからです。何も食べずに痩せた気がするのは2・3日だけ。「何も食べずに痩せる」のではなく「食べるものを意識して痩せる」ようにすることが大切です。
② 「食べないもの」ではなく「食べるもの」に気を付けて!
ダイエットを始めると「お菓子をやめる」「お肉は食べない」「炭水化物は避ける」というように「食べてはいけないもの」に意識が行きがちですが、「何を食べるのか」を明確にする方が生産的で効果的です。また「食べてはいけないもの」というネガティブ表現ではなく、「食べて良いもの」というポジティブ表現にすることで、脳にとっても良い効果が期待できます。
③ 心身ともに健康であることが大前提。過度なダイエットは逆効果!
ダイエットを始める前も、ダイエット中も、ダイエット後も心身共に健康であることが大前提です。特にバレエダンサーは日々何時間というレッスンやリハーサルを通して、身体を酷使し、体力(エネルギー)を使います。そのためにはメンタル的な安定も必要ですし、食べなさ過ぎてフラフラしているようでは、レッスンもままなりません。過度なストレスや我慢や無理を強いるダイエットはかえって逆効果です。
まとめ
「ダイエット=辛い・我慢・大変」というネガティブなイメージがあるかもしれませんが、私は「ダイエット=心と身体のメンテナンス」だと捉えています。バレエダンサーも人間ですから、たまにはハメを外したくなることもありますし、食べ過ぎてしまうこともあります。
少し行き過ぎてしまった数値を基準値に戻すメンテナンス作業、これが「ダイエット」という言葉になっているだけだと思います。「太ったからダイエットしないと!」ではなく「今、メンテナンスの時期なの」と言い換えるだけで心がふわっと軽くなるような、そんな感覚があるのではないでしょうか?
特に成長期や思春期の真っ只中にいる中学生・高校生には闇雲に痩せようとするのではなく、しっかりと自分の心と身体を理解し、くれぐれも無理をしないように、正しい知識を持って「メンテナンス」を楽しんでほしいと思います!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それでは、à bientôt !