正論で人は動かない〜通院と手術を拒む義理の父
義父の目の見え方のこと
今日まで義理の実家に滞在しています。滞在中は義理の兄姉とその配偶者らも集まるので、カードゲームなど始めようものなら、それはもううるさいくらいの賑やかな集いになるわけですが、義理両親らの話も聞いてると、2人の健康状態の話になりました。
どうやら義父は何年か前から目の見え方が昔と比べて悪いらしく、義母が簡易的にチェックした限りでは白内障ではないか、という話でした。
義母はしきりに義父へ通院、必要なら手術を勧めていますが、義父はのらりくらりとかわしてばかりで、2年以上通院を先延ばししているようです。
義姉や義兄から『まだ病院行ってないの!?』と半ば呆れのようなキレ気味に聞かれても義父はハハハなどと言って妙に呑気な義父。
今年75歳にしてお酒もタバコも現役、食事の量は一時より減ったものの運動習慣がなく、お腹周りをみる限りはとても『ふっくら』した義父ですが、本人は全く白内障疑惑は気にしてないようです。
正論は人を動かさない
私は義父と同居してないですし、血も繋がってるわけではないのでこんなこと言えるだけかもしれませんが、義父の姿を見ると『正論って人を動かさないよなぁ』とつくづく思います。
義父を全面的に擁護するわけではないものの、私も過去の職場で、先輩や上司がそれこそ彼らの『正論』で私を動かそうとした時は、めちゃくちゃ不愉快でした。。!
・カシワさんには〇〇技術のスキルが足りないから勉強したほうがいいと思う
・カシワさんはもう中堅クラス(の社歴)だから、そんなことでイライラしないで
などなど。。
どれも『うるせー!うるせー!コッチのことも何も知らないくせに偉そうな口きいてんじゃないぞコラー』(新年から口の悪さ閲覧注意)だったので、人からの正論で動きたくない義父の気持ちはわからなくもないです。
でも私のキャリアで人の正論を無視したところで、最悪自分のキャリアに跳ね返ってくるだけ(強いて言えば直属の上司も巻き添え)の私の場合と、義母にとって家族である義父のQOLにも関わる義父の目の見え方とでは、一緒にするのはちょっと乱暴とも思います。
義父がいよいよ目が見えなくなったりしたら、手続きしたり、義父の生活の身の回りを担当するのはまずは義母になってしまいますからね。
義母は義母で、いよいよ義父の目が見えなくなった時に対応するのは大変だから今のうちに通院してほしいでしょうし、義父も義父で自分の視力の低下を悟られたくないのか、『弱さを悟られたくないプライド』があるのかなぁと思います。
義理の両親にとってはあくまで義理の娘である私に、あまり出来ることはないかもしれませんが、孫である我が子の顔を定期的に見せに行ったり、健康に悪くない程度に義父の好きなものを買っていくなど、少なくとも私たち要因のストレスは与えないようにして少しでも元気に過ごしてくれれば良いのかなと。
本人が望まない限り、人間の行動や考えを変えるのは難しいですからね。
本人が通院を望んでないのであれば、自分がコントロール出来ること(今回で言うと義父のストレスを必要以上に与えない、孫の顔を見せて喜ばせる)ことに注力したほうが、先月ジブン株式会社ビジネススクールで取り上げられた、オプティミストの行動としては望ましいのかなと考えた次第です。
不幸中の幸いとして、義父はすでに車の運転免許証は返納したとのことなので、義父の運転で人様に迷惑をかけることは無いのは唯一の救いですね。
それではまた!