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【キャリア】自己責任論とマミートラックの構図ってちょっと似てる


見に来て下さりありがとうございます!夫と6歳の三人で暮らすミドサーのワーキングマザーです。

今日もVoicyを聴いて思ったことを発信します!
木下さんの本日の配信は皆さん聴かれたでしょうか。

今回の放送では、
すぐに折れたり投げ出してしまう人からはアドバイスや支援が来なくなる→アドバイスをもらえる人ともらえない人の間で成長速度がますます拡がる
といったお話が紹介されていました。
(折れてしまうといっても、ハラスメントなど理不尽なことは例外です!)

この放送を聴いて、私はマミートラックを思い出しました。
というのも、マミートラックに入るか入らないかで、その後の成長速度やキャリアが変わってしまうからです。

マミートラックとは


出産や育児をきっかけに、キャリアの展望が描きにくい状態に陥ることをいます。具体的には、育休明けに希望していないのに閑職へ異動させられるなどのケースが挙げられます。
参考:https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r05/zentai/pdf/r05_tokusyu.pdf

ただし厄介なのは、マミートラックに関しては、社員(主にワーキングマザー)側に働く熱意があっても、周囲が『良かれと思って』簡単な仕事や補佐的な業務をアサインしてくることがある点です。この対処としては単なる自己責任論とは違って、マネージャー陣をはじめとしたメンバーらへの教育が必要です。

私のマミートラックと脱出経験


・研究職編
私の研究職の先輩女性は、育休から復帰すると研究職ではなく、特許や企画など、デスクワーク系部署へ異動するケースが半分くらいを占めていました(そもそも研究職の先輩女性の母数が少ない問題はございますが)。
私も妊娠中に『育休明けたら特許部に行くんでしょ?』などと、わたしが全く発言した記憶の無い寝耳に水なことを言われることもありました。

育休明けはフルタイムでの復帰を考えていたので、研究職の拠点より遠い特許や企画に異動するメリットが感じられず、育休前に部門長らにもそのように意向を伝えて、無事に研究職へ復帰することができました。

しかし復帰後にトラップがありました!
復帰直後に私にアサインされたのは、先輩社員の実験補助だったのです。先輩に言われたことだけをやる、という新人のようなアサインです。。
私は昇格試験を受けたいと考えていた(そうでなくとも私の育休中に昇格試験を受けていたので焦っていた)ので、実験補助などしても、昇格対象になるようなキャリアを積めません。

そこで私は、
・ゆくゆくは昇格試験を受けたいと考えている(腰掛的に働きたいわけではない)こと
・残業はできないこともあるが、定時退社でもしっかりチームや部門に貢献したいこと
・いざとなったら夫や病児保育に任せる体制もあること
を上司に伝え、アサインを変えてより責任のある仕事を任せていただき、その翌年には昇格試験を受けることができました!
(同期と自分を比較して昇格試験を焦っていたなど、今から見ると突っ込みどころありますが、若気の至りとして苦い経験になりました)

経験から学んだこと


マミートラックはともすれば自己責任や、女性なら仕方ないといった無意識の偏見も大いにあるので大変厄介な問題です。しかし周囲の良かれと思っての対応が理由で熱意のある社員のやる気を削いでしまったり、転職されてしまっては会社にも大きな損失です。

それを防ぐために自分や周囲でできることは、まず第一に発信・コミュニケーションです。私のことは誰かが見てくれている、といった意識を持ちがちですが、相手はエスパーではありません。黙っていると不本意な異動やアサインの対象となってしまいます。私も妊娠中の面談や育休復帰後のアサイン時に上司らへ希望を伝えず、言われたことにブーブー言っていただけだったら、少なくともいま私が持っているキャリアは手に入れられなかったでしょう。

最近はマミーだけでなくダディートラックとも表現されるようですが、一人でもマミー(ダディー)トラックにモヤモヤする人が減るとうれしいです!




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KASHIWA@マイノリティキャリア
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