子連れ旅行は意味がないのか?狂犬ツアー後に驚いたこと
子どもを旅行に連れて行ったという話をすると、ネガティブな意見としてよく聞かれるのが『小さい子どもを連れて行っても記憶に残らないから連れてっても意味がないのではないか 』という意見で、時々耳にします。
個人的には『記憶に残らないから連れて行っても意味がない』というのはなんだか大人の都合が優先されていて、もったいない考え方だなと思います。
確かに子供を有名観光地に連れて行ったとしても、その有名観光地で食べた美味しいものや綺麗な風景、スタッフの温かい接客など、大人と同じ記憶を小さい頃の子どもがずっと覚えていて、数年後に『あの時は〇〇だったね』と共有しあうのは難しいかもしれません。
でも、旅先で見たとあるものをきっかけに、旅行から帰ってきた後もその旅先で見つけたものに対して調べたり、自宅周辺で同じものを見て『あ!これは旅行先で見た〇〇だ!』などと興味を持つこともありうるので、必ずしも大人と同じ記憶を共有できないから子連れ旅行は意味がないと考えるのは、ちょっと旅に対しての見方が片面的すぎると思うのです。
実際わが子の発言でちょっとびっくりしたことが先日ありました。私は先日木下斉さんの主催する狂犬ツアー@長門湯本へ、小1の子どもと一緒に参加してきました。
ツアーの間は子供なりに楽しめていたようでしたし、帰ってきてからも旅行中に経験したことを繰り返し話しては楽しかったみたいなことをよく言ってます。
ツアーから1か月近く経ってのつい先日、大谷翔平選手のドジャース戦ワールドシリーズをリアルタイムで見ようとしてフジテレビをつけました。するとコマーシャルで宇部興産のCMが流れたんですね。宇部興産というのは山口県内にある有名な化学メーカーです。
衝撃だったのが、そのCM を見た子どもが『この看板、山口の空港で見た!』と言ったのです。確かに宇部興産の看板は、やはりお膝元なだけあって山口宇部空港の至るところにあり、空港の待合スペースでもコマーシャルが流れていたと記憶しています。
特に宇部興産の看板に関してツアー中に子どもとの話題に出した記憶はないのですが、ふと目にした『UBE』の看板を娘は覚えていたらしく、 ツアーから1か月近く経ってから改めてコマーシャルで見た瞬間に思い出した様子でした。
とはいえ、宇部興産の看板を覚えたところで何になるんだというツッコミはありますが、 特に親子で ツアー中に話題に出したわけでもない看板とかロゴ(UBE)を子どもが覚えてたということで、 個人的には結構驚きました。子どもの思いもよらない記憶力に衝撃を覚えると同時に、旅行中にふと目にしたものから、旅行後も何かを知るきっかけになることもあるのだなと感じます。
夫は製造業で働いていますし、私も元々は製造業の出身なので、製造業界隈では泣く子も黙る宇部興産をすでに小1から知っているというのは驚きつつも嬉しいものです笑
おかげで一瞬ではありますが、ワールドシリーズを見ながら宇部興産を始めとした化学メーカーについて家族3人で話すという謎の経験が出来ました笑
記憶に残らないから意味がない、と言ってしまえばそれまでですが、旅行は子どもの興味関心を引き出すきっかけにもなり得るのかなと思った次第です。
『小さい子ども』と旅行に行ける期間は長いようで限られているので、今後もうまい具合にスケジューリングして家族旅行したいと思います。
実は週末からまた旅へ出るので、現地滞在編の記事も書く予定です!
それではまた!
追記:古い人間なのでつい『宇部興産』と連呼してしまったのですが、2年半ほど前にUBE株式会社と社名変更しているようです。