【AIの限界??】マーケティング戦略についてAIに相談してみた②Price,Place,Promotion
木下斉さんのVoicyで放送されているジブン株式会社ビジネススクール。
10月の課題に、Chatgptをジブン株式会社のマーケティング事業部長に見立て、自身のキャリアの壁打ち相手になってもらうというものがありました。
私は先日マーケティング戦略の 4Pというフレームの最初のPであるProductについての記事を書いており、自分にはない視点でアイデアをくれるところはすごく助かるというお話をしています。
今回はそれ以降のPであるPrice、Place、Promotionについて壁打ち相手になってもらった所感をこちらで紹介します。
ChatGPT使用環境:有料版 ChatGPT 4o
キャリアのPrice(プライス)ってなんだ?
モノを売るのであればマーケティング戦略の4Pフレームで言うプライスは値段として分かりやすいのですが、キャリアのプライスと言われても当初私にはあまりピンと来ていませんでした。
まあプライスなら収入とか年収を指すのかなと思いながらChatgptに相談をしたところ、どうやら目に見える収入・年収そのものだけを指している訳ではないようです。
まず一つには市場調査。自分がどんな市場で売り込めるのかを考える必要があります。
これに関しては9月のビジネススクール課題で考えた弱者戦略の話と、先日書いたProductの記事にて、私の場合はIT技術や英語、営業力、リーダーシップ、会計のスキルを尖らせることで、今よりもよい条件の転職案件に応募出来そうなことをお話ししています。
二つ目は給与交渉の観点です。私は1社目のJTCメーカーから2社目のベンチャーへ転職する際、年収交渉に大失敗した苦い経験があります。当時は自分に自信が無くて理想の年収を言えず撃沈したわけなのですが、年収交渉を成功させるには、市場調査なりで自分の市場価値を認識しておかないとダメですね。
ほかにもPrice観点としてChatGPTが教えてくれたのは、付加価値(福利厚生やキャリアアップの機会があるかどうか)と自己投資(自分で自分の市場価値を高める)でした。Priceというと何かの金額かと囚われがちですが、4P分析におけるキャリアのPriceの場合は、給料のように目に見えるお金だけではなく、自分の市場価値など、給料に関連する動きが関係してくるのですね。
Placeはどこで売り込むか、Promotionはどうに売り込むか
続いてキャリアの4P分析の3つ目と4つ目のPについてChatGPTへ相談したところ、Place,Promotionとも似た答えが返ってきました。
その答えとは、
・Linkedin(※)のようなネットワーキング
・キャリアイベント
・オンラインのポートフォリオ
といった内容が重複していたからです。
(※)リンクトイン ビジネスに特化したSNS。自身のキャリアや経験、学歴などを登録してネットワーキングを作り、うまくいけば転職にも活用できるSNS
相談の方法を間違えたかなと思ったのですが、よくよく考えてみると 3つ目のPであるPlaceはどこで自分を売り込むか、また4つ目のPであるPromotionに関してはその場所でどうに売り込むか、というものなので、回答が似通っていてもまあ無理もないのかと解釈しました。
つまり転職なり企業なり自分のキャリアにドライブをかけるのであれば黙っていても何も始まらなくて、何らかの形でオンライン上に自分のことをPRしましょうねということですね。
私の場合はKashiwa名で今こうして記事を書いているnoteの他、実名でLinkedInアカウントも持っているので、特に休眠状態のLinkedInをもう少しうまく活用してみようかなと。
(もし私とLinkedInで繋がってやってもいいという方がいましたら DMで連絡ください!)
ジャストアイデアですが、上記で述べたように、私は特に重点的に学びたい分野(IT技術や英語、営業力、リーダーシップ、会計)に狙いを定められたので、それらの学習履歴・アウトプットをLinkedInで発信しようかなと思いました。
ChatGPTの使用で気になったこと
今回、対話機能を使ってChatGPTと話していて気になったのが、特定の話題になるといきなり『ガイドラインに従い、この内容にはお答えできません』と流れてChatgptの回答が止まってしまったことです。特にLinkedInの使いこなしについて詳しく聞くと、ほぼ毎回のようにそのような音声が流れて回答が止まってしまいました。
ChatGPTへの対話で直接問いただしたところ、どうやらOpenAI側のガイドラインの都合上、特定のプラットフォームの使いかたなどは『正確で信頼性の高い情報を提供するための措置』として詳細な回答ができないとのことでした。
ネットに存在する情報で、かつ公序良俗に反するものや暴力的なものでなければ、ChatGPTはなんでも回答してくれるイメージを個人的に持っていたのですが、LinkedInのように特定のプラットフォームに関して突っ込むことを聞いてしまうと回答が止まってしまうのは現在のOpenAIのガイドラインだと仕方ないようですね。
そのため、LinkedInの使い方のようにChatGPTが答えてくれない情報は、実際に使ったことのある人から話を自分で取りに行くなり、自分で試行錯誤して試してみる姿勢が必要ですね。必ずしもすべての情報に関してChatgptが有効な答えを返してくれるとは限らないのかと気づきました。
最後に
ということでマーケティング事業部長としてChatgptを活用した記事の後編バージョンでした。前半で紹介したProductに限らず、Price、Place、Promotionに関しても、具体的に今度どのような行動をするといいかが対話を通じて把握できたのは大きな収穫です。
また質問内容によっては、Chatgptのガイドラインという、AIのちょっとした限界(答えられない)のようなものも垣間見えて少し人間臭さというか、興味深く思いました。今後どのように改良されていくのかはわかりませんが、AIが台頭しているとはいえ、自分で取りに行かないといけない情報もまだまだありそうですね。
それではまた!
最後にもう一度
もし私とLinkedInで繋がってやってもいいという方がいましたら DMで連絡ください!