働かないオッサンのためにも年功序列・終身雇用は早く終了すべきな理由
こんにちは!今日は木下斉さんのVoicyを受け、年功序列と終身雇用の終了についてお話します。
まずタイトルにも示した通り、私は年功序列や終身雇用はもはや現代にそぐわないものとして、終わりにしたほうが良いと考えています。
その大きな理由は、主に管理職や幹部といった組織の上位ポジションに生息する働かないオッサンの存在です。
私はいま社会人12年目、2回の転職を経験しています。今の会社はそういったおかしなオッサンの話はほぼ聞きませんが、1社目のJTCメーカーと、2社目のITベンチャーではまさにそのようなオッサンたちを目の当たりにしていました。
以下に働かないオッサンによる害悪を紹介しながら、彼らへ年功序列・終身雇用を提供するのがいかに危険か考えていきます。
働かないオッサンによる害悪
働かないオッサンの害悪①パフォーマンスの低さのわりに給料が高く、若手のモチベーション低下
もし日本企業のすべてが完全成果報酬型であれば、働かないオッサン問題はそこまで話題にはならないと思います。
働かない分パフォーマンスも上がらず、いつの間にか会社からフェードアウトしてくれるからです。
しかし今彼らのことがやたらと話題になる理由の一つは、彼らが年をとっている・社会人歴が長いと言うだけで、自動的に上位のポジションを与えられ、同時に給料が高くなる仕組みになっているからです。
そのため、オッサン自身のアウトプットは部下の半分なのに、部下よりも倍の給料を貰っている、という意味不明なことが起こります。
このようなケースは私も2社目のバックオフィス時代に経験しています。有言不実行なオッサン上司の分まで仕事をこなしているのに、給与振込時に表示される彼の給与額は私の3倍近く。。自分のことながら、心中察し申し上げますな気分です。
またオッサンによって高額な給料が固定されてしまうと、他の若手を昇給させようにもうまく原資が確保できず、昇給が叶わないため、パフォーマンスを出せる若手が離職してしまいます。実際に私もそのような理由で2社目の会社から転職しました。
働かないオッサンの害悪②無能な自分を棚に上げて周囲へ攻撃
①で紹介した給料の高さはたまたま私がバックオフィスで給与振込を担当していたので知ってしまったところがありますが、他の害悪としては周囲への攻撃性です。
具体的に言うと彼らの得意技は、自分のことを棚に上げて周囲の人や他部門の悪口・ダメ出しを言うことです。
・僕はこう言ってるのに〇〇さんはわかってないみたいなんですよ〜
→オッサンの説明が悪いだけで〇〇さんは全然惡くない
・これは〇〇部門(他部門)がちゃんとやるべき→オッサン自身のミスのせいで起こったことを他部門のせいにしている
など枚挙に暇がありません。
このようなオッサンに対し、最初のうちは『教育』としてオッサンの不適切発言を注意する人もいるのですが、そのうち誰も注意しなくなります。
自分のことを棚に上げて注意した側に文句を言ったり、環境のせいにするからです。
教育係も慈善事業ではないのでそのうち注意をしなくなり、オッサンはますます調子に乗る。。そんな悪循環が今日もきっとどこかで起こっています。
害悪③意味不明な被害者意識『悲劇のヒロイン』
3つ目の害悪として、彼らは時に感情的、かつ悲劇のヒロインめいた言動に走ります。
私が経験したケースだと、社内でとあるプロジェクトが発足し、働かないオッサン以外の若手メンバーでプロジェクトを進めることになりました。
するとオッサンは私にこう言ったのです。
『僕は仲間外れにされているようで不貞腐れてます』
いやいや、あなた普段の定常業務もきっちり出来ないのに、新しくプロジェクトの仕事なんか出来ないよな??
このような発言をするのが若手社員であれば、そっか、悪かったなと譲歩する気にもなるのですが、相手は能力の低い高給取りで攻撃性のあるオッサンです。フォローしようがありません。
このように、時に被害者意識を前面に出し、周囲への罪悪感を持たせようと工作して来る特徴があります。
まとめ
以上3つの働かないオッサンの特徴から、少なくとも能力に見合わない給料を貰っているオッサンに対して年功序列や終身雇用を維持するのは、大切な若手をキープしたい民間企業にとって全く得策ではありません。
もちろん、終身雇用や年功序列の崩壊でオッサンだけでなくその矛先が私に向かうことも考えられます。
とはいえ、自分のパフォーマンスをうまく出せない環境で燻っているよりも、うまくパフォーマンス出せる環境へ身を移したほうが自分自身のメンタルにもいいと思うので、変にしがみつかずに転職するのが健全で良いと思います。
働かないオッサン自身も、若手から疎まれる環境に身をおいて働くことは幸せなのでしょうか??
『あいつは転職したw』などと誰かに言われるのが怖いのでしょうか。あるかどうかもわからない『周囲の目』を気にして転職もせず、自分にあう環境探しもしない人生は私には理解できないです。
以上、これまでの社会人生活で遭遇した働かないオッサンを切り口に、終身雇用と年功序列終了の意義をお話しました。
もし彼らによる害悪として他にご存知な要素があれば、ぜひコメント欄でお知らせください。
それではまた!