12年の社会人生活で得た無形資産を考える【ジブン株式会社ビジネススクール】クソバイス耐性etc.
木下斉さんのVoicyで開講している、ジブン株式会社ビジネススクール11月第2限目の内容について、おとといと昨日は子ども時代、学生時代に得た自分自身の無形資産(インビジブルアセット)についてお話ししました。
今回は社会人になってから得られた、特にキャリアに大きく寄与したと思う無形資産3つについてまとめます。
無形資産①オープンマインド
一つ目はオープンマインドということで、自分がわからないことは知ったかぶりをしないわからないことは積極的に人に聞くということです。
というのも、前回の記事で学生時代の研究室はメンバーに恵まれていたとは言っても、どうしても若気の至りで自分の無知をさらしたくないという変なプライドがあり、やや猪突猛進気味に研究を進めてしまった点が反省点でした。
もう少し周囲の知識を借りても良かったのではと反省し、社会人になってからは周囲の意見をうまく借りつつ、ちっぽけなプライドを捨てて仕事に取り組むようになりました。
社会人になってからの先輩や同僚たちでもかつての私のように、知らないことを知らないとうまく言えず、なかなか仕事をうまく進められない人がいることに驚いた一方で、こちらがオープンマインドで人に接するとイザというときに周囲が助けてくれるのはとてもありがたかったです。
先日の木下さんの放送であったように、特に社会人歴を重ねると自分ひとりではなく周囲の力を借りて大きな成果をあげることが求められます。そのため、このようなオープンマインドというのは社会人として本当に意識してよかったマインドセットだと実感しています。
無形資産②物事の優先度とクソバイス耐性
2つ目はクソバイスに対する耐性です。
一つ目にあげたオープンマインドを中には悪用するような形で、こちらが特に聞いてもいない、かつ求めてもいないタイミングで、長々と持論を述べてくる人も正直いらっしゃいました(※)。
社会人になってから間もない頃の自分は、すべての人の意見をまんべんなくいい顔して受け止めないといけないと思っていました。
ただ、残念ながらそうしてしまうと優先度と緊急度がブレてしまい、本来達成したかったことがうまく達成出来ないことに途中で気づいたのです。私たちのリソースも有限なので、アドバイスはありがたく受け止めつつ、重要度や緊急度が低いと思う内容に関してはある程度スルーせざるを得ません。
また、おそらく自分の言いたいまま長々と述べてくる人に対しても、もちろん使える要素は参考にしつつ、必要以上に受け止めないことも大事だと気付きました。
残念ながら私に何かを述べて来る人全員が全員、こちらのことを親身に思ってアドバイスしてくるわけではなく、中には腹いせ的に何かを言ってくる人もいます。そのため、そういったクソバイス耐性・スルースキルといった、クソバイスを必要以上に気にしないスキルも、仕事を進める上では重要な心の持ちようだと考えています。
(※)についての詳細(私が実験中で立ち仕事をしているのに30分永遠と持論を語っていた人)はスタエフで過去にお話ししています。
無形資産③自分と周囲の問題の切り分け
三つめは、自分の問題と相手の問題を切り分けるという考え方です。
社会人になってからの人間関係に色々思うところがあったので、比較的時間のあった育休中に心理学の本を好んで読んでいました。
そこで一番驚いたのは自分と相手の問題を切り分けるというアドラー心理学の考え方です。
というのも私の以前の部署には、自分の機嫌によって周囲への態度をコロコロ変える上長がいました。過去の私は、その上長の機嫌が悪いのはもしかしたら自分のせいなのではと、必要以上にビクビクしてコミュニケーションを取っていたからです。
でも自分が必要以上に下手に(したてに)出たところで、その上長との関係性が良くなったかと言えば、残念ながら決してそんなことはありませんでした。それならアドラー心理学の考えをもとに、勝手に機嫌悪くしてる人は当人の問題だと放っておいて、有限である自分のリソースを大事に使う方が自分の精神衛生上ずっとマシだと開き直るようにしたのです。
開き直るようになってから、劇的に上長との関係性が改善することもありませんでしたが笑、自分と相手の問題を切り分ける考えを身につけたことで、周囲に機嫌の悪さを撒き散らす人を上長に据え置く会社の体制にも疑問を覚え、転職を意識するきっかけにもなりました。そのためアドラー心理学に出会っていなければいまだに自分は思考停止して、機嫌の悪い上長の下で悶々と仕事をしていたかもしれません。
最後に
ということで、子ども時代、学生時代、社会人と3つに区切ることで、それぞれの期間に得られた無形資産、特にキャリアに強く寄与したものを振り返ってみました。
3本の記事で振り返った無形資産たちは、まさに私の今の発信内容や働き方の価値観の根幹をなしているものなので、言語化したことで自己分析の効果もあると気づきました。
次の記事では、子ども時代から学生、社会人と、どのようなお金の流れをしてきたかを振り返りたいと思います。
それではまた!