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【フランス語】無理なく生きた表現を習得する方法

Language authentique 

Bonjour! 今回の記事では、フランス語を勉強する際に、

実際にネイティブが使っているような「日常表現」を無理なく習得できる方法をお伝えしたいと思います☺️


まずは今のフランスの状況ですが、今週水曜日からレストランや美術館、
その他日常必需品以外の商品を扱うお店も開店となりました☺️🇫🇷

気温も今週は雨が続いていますが、少しづつ暖かくなってきています🌞

今は並木の根元には猫じゃらしがもじゃもじゃ生えていたり、
コクリコ(ひなげし)も咲いています♪🌸

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フランス語がよく出てくるジブリ作品『コクリコ坂』

『コクリコ』と言えば、佐山哲郎氏原作の
ジブリ映画『コクリコ坂』の題名にも使われているこの単語ですが、

実は日本語ではひなげしを意味する『Le coquelicot : ル コクリコ』というフランス語からきています。

主人公のメルちゃんも『海』を意味する『La mer : ラ メール』が由来になっています。

その他、カルチェラタンもパリの5区に位置する学生街
『Le quartier Latin : ル  カルティエ ラタン』から来ているフランス語です。

この映画は、個人的に物語も色使いも主題歌も素敵で、大好きな作品です☺️


もう見られた方は多いかも知れませんが、

今度はぜひ『フランス語』を見つける、またはフランス語で見てみるなど、

ちょっと視点を変えて作品を堪能するのもおすすめです♪

フランス語の日常表現を無理なく習得する方法


そして今回の本題であると共に、上記の話とも繋がってくる実体験なのですが、

私は約6年前のフランスに着いたばかりの頃、

『実際に使われている日常表現』が全くできませんでした。


そこでどうにかしようと思い、

『日本のアニメなどの映像作品をフランス語字幕付きで見る』

ことをほぼ毎日5分でもいいので続けました。


なぜわざわざ日本の作品を選んだのかというと、

日常でフランス語を使う中で、

『そもそも日常表現もフランス人の感覚も分からない』

『日の終わりには疲れてもうフランス語聞きたくなかった』

という大きな壁を感じたのが大きな理由の一つです。

簡単にいうと、ただ手抜きしたかったんです! 😆笑


でも結果として母語の心地よい感覚を主に残しつつ、

徐々にフランス語とその文化、

特にどのように動詞が使われているかを勉強することができ、一気にフランス語力が上がりました。🖋


これをする際のポイントは、学んだ表現を実際に使ってみる、

一人でシーンを演じるなどして、

『無理矢理にでも実践する』ことがキーとなってきます♪


日常表現を習得できるおすすめの本


そのほかにも、当時は日本から持って来た

國枝孝弘(くにえ たかひろ)先生とパトリス・ルロワ先生の著作

『気持ちが伝わる! フランス語リアルフレーズBOOK』を何度も聞いて勉強しました。


一言では語れないぐらい重宝しましたよ😆

C'est la cata! : セ ラ キャタ (なんてこった大惨事だ! )という表現が本の中の一部に出てくるのですが、

私が実際に飲み物をこぼした時に使ってみて、

フランス人の友人が爆笑してくれました。


これが初めて本から学んで実際に使えた『生きた表現』だったので、

当時は嬉しくて感動したのを覚えています。

ぜひこの機会に、『生きたフランス語表現』に触れてみて下さい♪



文法をしっかり学んだり、よく書けた記事を読む訓練や試験勉強も

絶対役に立つことは私が保証します! 笑 (なぜなら経験ずみだから! )


でも、日常表現などの生きた表現も学ぶことで、

その言語がどのように使われているのか、

どんな文化なのかを違った言語形態で垣間見ることにつながり、

結果として文法を通じてしっかり学ぶこととの相乗効果に繋がってきます。


このような、実際に人々に使われている会話やポッドキャストなどの生きた表現の総称をフランス語で

Le language authentique : ル ロンギャージュ オトンティック といいます。

直訳すると『本物の言語』と訳すことができます。

それだけ人々に沿った言語形態ということですね☺️


生きた表現はその他にも『短くて覚えやすいものが多い』という利点があります♪

言語学では、よく使われる表現は短縮されていく傾向にあることが証明されています。


例えば電話の最初に言う『もしもし』という表現も、

実は元々、電話が使われ始めた明治時代では『申します申します』と言われていたそうです。

それがどんどん短くなって、最後は『もしもし』という形になりました。



言語を学びたいからテキストをしっかりやりこなす! 

という情熱的な意気込みも素敵ですし、実際にとても役立つことが多いので大切ですが、

実はこんな扉もあるよ、というお話を今日はさせて頂きました☺️

少しでも、皆様の参考になれば幸いです🍀

まとめ


1 : 佐山哲郎氏原作、ジブリ映画「コクリコ坂」の「コクリコ」はひなげしを意味するフランス語からきている。その他作品内ではフランス語を元にする単語が出てくる。

2 : フランス語の日常表現を学ぶために、日本語の映像作品をフランス語字幕付きで見ることで、無理なく『生きた表現』を学ぶことができる。

3 : その延長線上として『フランス語リアルフレーズ』の著作も使って学ぶことで、表現力が上がった。



4 : 覚えたら実際に使ったり、演じたりすることがとても大切✨

5 : 人々によく使われる表現は短くなる傾向にあるため、比較的覚えやすいものが多い。

Merci ! 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

まだまだマスクをつけるなどその他気を使うことが多い日々ですが、
皆様どうぞ、引き続き「健康第一」でお過ごし下さい☺️

※この記事は、ブログ「美しい表現とともに学ぶフランス語」の内容を再度掲示した形になっています。ブログ内ではフランス語の綺麗な表現をピックアップして、解釈を書いたり、文法の解説をしたりしています。

もしこの際にご興味のある方は、ぜひブログの方にも遊びに来て下さい☺️

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