anycolerが最低賃金で求人をかけ続ける理由
f3月1日から大卒予定者の就活が実質的に始まりますが、anycolerでも求人の概要が出ています。
その賃金がずっと国の定める最低賃金に固定されています。
一部のアンチサイトでは金のためだと揶揄していますが、それだけが理由ならばこれほど短期で東証プライムに上場できるとは思えません。
私は主に二つの理由から最低賃金のままなのだと推測しています。
一つ目かつ大きい理由はライバーの個人情報目的での就職をできるだけ事前にはじくためでしょう。
特定のタレントへ社員がストーカー行為をおこなっていたり、ライバーの自宅を特定して突撃していたりとかつてのVTUBER'界隈は身バレ対策がかなり不十分でした。
いちから時代、身バレおよびストーカー対策で鈴原るるさんという案件ができるゲーム鉄人というVチューバー事務所が喉から手が出るほど欲しい人材を失った苦い経験のあるanycolerが一番効果があると判断したのでしょう。
そして実際効果が充分あるので批判されるのを承知のうえで続けているのでしょう。
もう一つこちらは小さな理由だと思っているのですが、お金より環境を就職の条件として求める人材を採りたい意図があるのではないでしょうか。
実は有料記事では書いたのですが、anycolerの従業員の仕事の環境はとてもホワイトで、有休はいつでも取れるし残業もほとんど無いそうです。
そしてお金より待遇を優遇して欲しい人は一定数いて、日本ではその割合が比較的多い印象があります。
ただしこの理屈は海外ではほぼ通用しないうえに対海外ではどうしても時間外対応が必須になるためENマネージャーは他の部署より労働環境が悪くなるのが避けられません。
この事実もにじさんじENの騒動の原因の一端になっている可能性が相当高そうです。
政府が賃上げを強く要求していて多くのプライム上場企業がそれに応えて労使交渉で満額回答を答えています。
低賃金で募集を掛ける弊害も出始めている様子ですのでこの方針を変えるべきタイミングが来てるのかもしれません。