お金の勉強（第一弾）

起業するにあたって、一番大切な税金のことなどを全くといって良いほど
学んでいなかった。

起業するための心得とか、どんな営業をすればいいのか、
お客様をどう増やしていけば良いのか。

そんなことを一生懸命学ぼうとしていた。
学ぼうとしていた、と言うよりも
つい最近までそうしていたと思う。

これらのマインドを学ぶことは重要だ。

自分の時間もうまく使えなかったり、
自分のサービスの価格を決められなかったり、
どこかに「稼ぐことは悪だ」みたいな考えがどこか
根底にあったのだと思う。

そう、やっぱりお金にいつかのタイミングで
しっかり向き合わないといけない時が必ずやってくる。

そこから逃げてばかりいると、自分の人生もなかなか
好転しないと言うことに、遅まきながら気づき始め
今更何を！と言われることを承知で、税金の本やお金にまつわる
本を読み始めたりした。

お金のことが本当にわからなかった。

税金のことも。
世の中のお金の仕組みも。

正直ファイナンシャルプランナーの講義も受けたが、
ちんぷんかんぷんで、基本的な金融用語もさっぱりわからないから、
興味が持てなくて逃げてばかりいました。

そんな自分が、あることをきっかけに突然本屋さんで
ファイナンシャルプランナーの教科書本を手にとった。

なんだかわからないけれど、試験に申し込めば少しは勉強するだろう
と半ば強制的に受検を決めた。

とはいえ、今までやっていなかったことに時間を割く、
時間を作るのは、今までやっていた時間のどこかを
減らさないといけない。

これがなかなかできないんですよ。
案の定勉強は全く進まなかった。

が、電車移動の時間にでも教科書を読もう！と
重い教科書をわざわざ持って仕事場に行った。

なんとなく一通り読んでみたのですが、
もうこれだけで衝撃！

サラリーマンの時に払っていた税金のこと。
源泉徴収の事。
保険の事。

全く意識しないで払っていた。
というか、意識していないままに引かれていたんだね。
ただただ引かれるがまま。
それが、サラリーマンだったんだな、とフリーランスになってから
気づく。

本当に何も知らないって怖いな。

ちょっと知れば、ちょっと勉強しただけで
将来がグンと良くなることが沢山今まであった（はず）
ちょっと知っていれば、もっと時間も有効に使えた（はず）

興味がない。
勉強する気にならない。
時間がない。

あ〜あ、お金の勉強もっと早くしておけばよかった。
ということが、改めて知れて良かった（遅すぎ！）

今日FPの試験を受けた。
こういう試験を受ける人は少数だと勝手に思っていた。

けれども、最寄り駅から試験会場までずっと長蛇の列。
警備員のかたが、ポイントポイントに大勢立っていらした。

会場も受検者で溢れていた。
こんな人混みをみたのは、本当に久しぶりだった。

お金に対する意識が本当に変わってきていると
今日は肌で感じた。

勉強する人はどんどんするし、こんなにもお金の勉強している人が
沢山いることに、ある種衝撃を受けるほどの受検者数だった。

帰りの電車は久々のラッシュを思わせるほどだった。

「二極化が益々進むな」と体感した1日で、
自分もお金の勉強は真面目にコツコツやっていこうと決意を改めて固めた。

お金について知らないという事を、知ることになった一日でした。

ホントにすごい人、人、人だった。