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なんでも手書き

普段は黒板を中心に書くことを仕事にしていますが、
黒板から派生して、
「これ書ける?あれも書ける?こういうのも書ける?」
とクライアントに無茶振り😆されることが時々あります。

黒板しか書いたことがなかった時は、
「書いてみたことはないけれど面白そうだから書いてみよう!」と
思い、ポスカを使ってご依頼いただいたものにいろいろ書いてみた。

ウィンドウもその一つなのですが、スーパーさんの和菓子売り場の
プロモーションを担当させていただいていた時、大福を入れていた
捏鉢の底にポスカで手書きをしたのが

「ご好評につき、本日分終了致しました。ありがとうございます。」

という一文です。大福が全部売れると底にこの文字が見える
というわけです。
これはなかなか面白いアイデアだね、と担当者のかたに言って頂いた。

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他にも商品を差別化するために、小さな黒板を手作りして
印刷物とは違った味をだして手書きしました。

こんなちょっとしたものを手書きにするだけで、
お店が売りたいものが売れるようになったし、売り上げも伸びた。

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シャッターも手書きした。
「お店が定休の時にも、きちんとお店のアピールができて、
立ち止まって読んで下さっているかたが増えた!」
とオーナーに喜ばれました。
まさか、シャッターに書くなんて事は考えてもいなかったので、
とても勉強になりましたね。

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こんな看板もベニヤ板に自分でニスを塗り、ポスカで手書きしました。
POPも手書きです。

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そうこうしていると、今度はパッケージのお仕事のご依頼を頂きました。
全て手書きしています。

とにかく全て手書きしました。
黒板しか書いたことがなかったので、手書きのご依頼を頂いた時
はじめは躊躇しました。

なにせやったことがないのですから。
でもそこでお断りしていたら、ありきたりの言葉ですが
今の自分はなかったかな、と。

やったことがないこと、経験がないことをお受けするには
とても勇気がいります。

クライアントに満足いただけなかったらどうしよう
とか、納期に間に合わなかったらどうしよう
全く未知のところへいくのはなかなか一歩踏みだせないですよね。

でも、不安よりも私の場合は、
「面白そうだな」というのがまず先にあって、
未来の自分にきっと役に立つ時がくるだろうな。
という考え方が先行するんです。

ありがたいことに、クライアントさんは私の未熟さを理解下さっていて、
「最初から完璧になんてできるわけないんだからダメだったらやり直せばいいよ」とおしゃって下さいました。

そのおかげで、本当にいろいろなものに書かせて頂きました。

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美容室のテントも描きました!

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出荷用段ボール手書きしたものを印刷

とにかく文字を書くことが好きなんですよね。
専門的に勉強していないので、
デザイナーでは全くないんですけれど、
自分で書いた物が形になるってすごく楽しいです。

成果物としてみられがちですが、あくまでも
お客様の目に届く物であり、お客様への発信という手段です。

手書きは古いけれど新しい。
アナログは古いけれど新しい。

これからもまだまだ手で書いていきます!

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