秋田県の音楽界を何とかしたい
大学4年時に教育実習に行き、地元の音楽好きな生徒、学校現場を目の当たりにしてからずっと思っていることなのですが、
誰に提案したらいいのか、具体的にどういう行動をすればいいのか、わからないまま時間だけが過ぎていきました。
身内の間だけで「そうだよね~」と愚痴こぼして毎回終わるくらいなら、この場を使って1ミリくらい動いてみたいので、
私が思っていることを箇条書きで書きます。
合唱といえばここ!という中学校がなくなってきた
音楽科のある学校が1つくらいあってもいいと思う
大学に音楽学部があればいいと思う
もっといえば音楽だけじゃなく、東京でいう日芸のような芸術学部があれば栄えるのになと思う
せっかく音楽を学んで帰ってきてもアウトプットする場所がない
吹奏楽部の強い中高は全国レベルだし才能ある子が多いのに受験等で今までやってきたことをすべてやめてしまう子の方が多くてもったいない
秋田県以外の東北5県には音楽科のある高校・大学があるのにどうして秋田にだけないんだろうか(そもそもそのこと自体あまり知られていない)
秋田県内の大学で後進の指導にあたりたい
そんなところです。
私は地元でも音楽活動をしたいです。
演奏もできるなら嬉しいですが、それよりも未来の音楽家のために出来ることがあれば!と思っています。
まずは積極的にその声と音楽を届けたいんです。
出来そうなことは、部活指導や行事の合唱コンクール審査等は思いついたのですが。(呼んでもらえたらの話ですが)
先生たち、ただでさえ色んな業務で忙しいでしょう?(私も教員をやった時期がほんの少しあります)
あと、音楽系の大学、専門学校に行きたいとぼんやり考えているけれどどうしたらいいかわからない人たちの背中を押したいです。
これまで自分が経験してきたことをアウトプットしたら、絶対絶対プラスになる人がいると思うんです。
別に、全国レベルを目指せとか興味のない人にやらせるだとか特別なことを言っているのではなくて、
もっとこう日常的に、音楽が浸透してほしいだけです。
なんとも、宝の持ち腐れになる環境だなと思ってしまいます。。。
同じ気持ちの方はいませんか。
そして私が知らない間に慣れ親しんだ「秋田県民会館」がなくなってしまうのが悲しいです。そしてそのエリアは「あきた芸術劇場」になるみたいなのですが、話によるとどうやら中ホールは音楽が出来ない作りになるとかで。
私が幼い頃に県民会館でやっていた音楽教室の発表会、地域の人を呼ぶ学習発表会はどこでやることになるのだろうか。
文化会館もそのうちなくなってしまうそうです。
アトリオンの音楽ホールはパイプオルガンがあるのでステージをドンドンするようなダンスナンバーのある演目(ミュージカル等)は難しいですし、
エリアなかいちは何の目的で使うのが適切なのかイマイチわかりません。(そもそも芸術系の施設なのか?)
普段の部活のホール練習やソロ・少人数のアンコンに大ホールは使わないと思うので、中ホールでも音楽が出来たらいいですよね。
ますます秋田の音楽界が心配です orz
設計前に、芸術に関わる県内在住の方々にアンケート調査をしたり、専門の先生方に意見を伺ったりしたら良かったのになと思います。
そして完成したものは今の若い世代がこれから使っていくことになるので、若い人たちにハマらないと。
あと、「絵画」、「写真」、「映像」、「文学」「書道」等も芸術に含まれるので、「芸術劇場」という名前を唱っているのならそういうことができるスペースはあるのでしょうか。
ちなみに池袋にある「東京芸術劇場」は音楽・演劇・ダンス・イベント・講座・ギャラリーetc... 芸術のことなら何でもできる建物です。
訪問したことがないのなら、コロナ収束後にでも一度一日見学に来て参考にしたらいいと思います。
もう遅いのでしょうか?
また、音楽も演劇も学んだ身から意見を言わせてもらうと、
「音楽」と「演劇」で切り離して対立していることがよくない気がします。
まず、「オペラ」は「総合芸術」って知っていますか?
「高い裏声を出すこと」って勘違いしてる人もいる(私も昔そうだった)ので言わせてもらうと、
「オペラ」=「歌劇」です。
あの歌唱、発声法のイメージが先行しがちですが、
「台本作家」がいて、「作曲家」がいるんです。
お話なので役の人生がちゃんとありますし、ト書きも書かれています。
楽譜は台本。すべて頭に入れて「演出家」を呼んで「稽古」をします。
「芝居」の要素たっぷりです。
演劇の「ストレートプレイ」をするには確かに音楽の要素はないので反響版は要りませんが、絶対いらない、芝居には邪魔ってことはないと思います。
いずれにせよ「人を喜ばすため」「楽しんでもらう」ために作られたのだから、そんなことで争ってほしくなかったです。
勢いで思うがままに書き散らかして話も逸れましたが。
大好きな生まれ育った場所だからこそ。
私にできることはありませんか。