Shopify Unite in Melbourne 2022によせて
こんにちは。FRACTA 南茂です。すでに弊社米田・佐藤が見事にレポートしておりますが、南茂は南茂で、私なりの所感をお伝えしたいと思います。
▼米田、佐藤のレポートはこちらより
執筆場所はここ、Melbourne State Libraryです。
主に近隣のメルボルン大学の学生のために開放されている、本が読める施設(持ち出しはできないらしい!)。
書籍と新聞、図書館設備と、スタートアップ企業のための打ち合わせブースまであります。ちょっと寒いけどおしゃれで静かで最高。FRACTAもこんなオフィスにしたいです。
メルボルンとのつながり
さて、今回のMelbourneという場所。私にとっては特別な場所です。実は南茂は帰国子女でして、幼少期を過ごした場所がまさにここメルボルンです。
しかしながら自分で出歩くような歳でもなく、街中を歩いているよりも、車窓から流れるCityの風景を眺めている時のほうが懐かしさがこみあげます。地名にはすべて聞き覚えがあります。(耳を英語に鳴らし、当日の流行りの音楽を知りたくてずっとラジオを聴いていたから)
どういう因果か、ここへ戻ってきました。
Shopify Uniteというイベント
Shopify Uniteは二度目の参加です。2019年、コロナ前最後のTorontoでのUniteに参加しました。今回はTorontoでのウルトラパリピ規模ではなく、もっとShopifyとPartner同士の距離感が近い規模感のイベントでした。
今回のSpecial FeatureはやはりContent Platform と Checkout Extensibilityでしょう。特に…コマース機能ではないのですが、個人的にはContent Platform!待ち侘びていたものかもしれません。
ShopifyはかねてからCMSとしては若干弱い側面がありました。(コマースのためのSaaSなのである種当たり前のことなのですが・・・・・・・)メディアECのような機能や構成を実現しようとすると若干都合が悪かった。今回のContent Platformにより、その部分がかなりの勢いで解消できそうです。
Shopifyはフロント表現においてはめちゃくちゃ柔軟なので、極論コードを書けばなんでも実現できます。だからShopifyには日本向けウルトラ・ローカライズ以外に死角はないと思っています(カテゴリ入れ子問題、URLの構造問題、ディレクトリ構造特殊問題などは残る)。でも、運用のことを考えるとなんでもかんでも書いてしまうのはメンテナンス性の担保としてはベストではなかったりする。
どんなデジタルネイティブなメンバーが運用していたとしても、優先すべきは顧客と向き合うことに思考することで、コードを書くことではないからです。
Content Platformの件も、Checkout Extensibilityにしても、過去の追加機能も何もかも、ソリューションとしての拡張性と、プロダクトとしての堅牢性と、完全な顧客体験の構築との間をうまく縫って作られている。絶妙なバランスで判断し、Shopifyというプロダクトを作り上げているなと思います。
それはTorontoで直接Shopifyメンバーのプレゼンテーションを聞いてからずっと感じていることですが、今回のパートナートークを聞いて改めて実感しました。Shopifyって事業者側だった人が「Shopify最高すぎっ!」となって中の人になっているケースが本当に多いのですね。素敵な熱量だと思います。
個人的なきもち
Shopify Uniteに参加すると、Shopifyは改めて本当にPartnerを拠り所にし、大切にしていると感じます。Partnerを通じ、ひとつひとつのコマースが特別であることに向き合おうとしている。多国籍な方々が同じトピックに向き合っていることを肌で感じ、世界中で広く活用されていて、自分たちの仕事ってこことつながっているんだなと感じることができます。
一人ではないUnite感って、日々の細かい対応に追われていると周りしか見えなくなることもあり・・・こうして同じトピックに向き合う仲間を感じると、想像よりモチベーションがぐいっと上向きます・・・
Shopify Unite、ありがとう。
そして、立場上自分がFRACTAメンバーを同じようにモチベートできるだろうか?できているだろうか?(足りていないことがたくさんある!)そんなことへの学び・気づきとなって返っていきます。
結び
今回は河野さん&弊社現役主力ディレクターメンバーから2名、米田・佐藤ともに参加してまいりました。改めてコロナ禍がおさまらぬ中で日本を飛び出せたことも一つ大きな出来事だったと思います。
リモートでのやりとりも当たり前になり、その中でFRACTAはコミュニケーションをうまくとれている方かと思っていたのですが、表情や空気感など、リアルのコミュニケーションから得るものは大きいなと実感もしました。
そしてなにより、4名不在の間、会社を守ってくれた国内のメンバーたちへ、大きな感謝を。来年もまた、FRACTAのメンバーがUniteへ行けますように。
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