ワインエキスパートの勉強まとめ(ブルゴーニュ地方&ボージョレ地区⑦マコネ地区AOC)
今日はマコネ地区をまとめます。ボリュームの多いブルゴーニュ地方もようやく終わりが見えてきた。
マコネ地区
着色部分がAOCの畑です。
・マコネ地区はコート・シャロネーズから南へソーヌ川に沿った丘陵地帯です。この地区近くのクリュニーは10世紀に建てられた修道院があり、修道士主導によってこの地区のぶどう栽培が開拓されました。また、地区の南部はアルプス山脈の圧力の影響で隆起した奇岩が連なっているのが特徴的です。
・土壌は主に石灰質ですが、場所によって異なります。
・この地区では白ぶどうのシャルドネの生産が約8割を占めていますが、黒ぶどうはピノ・ノワールの他にガメイも栽培されています。1395年にフィリップ豪胆公がブルゴーニュ公国内のガメイ栽培禁止しましたが、当時マコネ地区は範囲外だった名残です。
・この街の北部には「シャルドネ」という村があります。
AOC
地区名régionales>村communalesで、プルミエ・クリュやグラン・クリュの畑はありません。しかし最近品質向上に力を入れる生産者が多く、ワインの評価は高まっているようです。
村名AOCは①Mâcon+村名、② マコン・ヴィラージュMâcon Village、③村名の3種類があります。①と② の生産色は赤・白・ロゼ、③は全て白ワインです。
③の村名AOCは下記の通りです。
(緑文字の部分です。)
最後に
マコンについて土地勘も思い入れもないし何しろ飲んだことがないので(ブルゴーニュの他地区もそうなのですが・・・)まとめかたもシンプルになってしまいました。最後に辻静雄さんによるマコンの白ワインについての記述をご紹介します。
長い期間の熟成に耐えることができ、瓶に詰められてから二十年経っても衰えることがないといわれています。フランスの高級白ワインのひとつに数えてもさしつかえないでしょう。―辻静雄、『ワインの本』より
参考
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