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メドックマラソン 完走までの道②~スタートから15km地点~

前回の記事に引き続き、今回はマラソンの記録を残します。

目標:フルマラソン完走!

まず、私は今年の4月に初めてフルマラソンに参加しました。その時はなんとか制限時間内に完走。でも3分の1は歩いてしまいました。その後走る意欲を失い、その間走ってはみたものの都会の空気に肺がびっくりしたのか精神的なものか咳が止まらない時期が続き、ようやく本格的に準備を始めたのが7月中旬以降。頑張ろうと思えたのは、メドックマラソンに出る方たちとの出会いのおかげしかありません。練習会があれば積極的に参加してモチベーションを高め、平日も残業がない夜はできるだけ近所を走りました。でも練習期間はとても暑く、最長25kmしか走ることができず、渡仏前になって準備不足を悔やみました。
だから今回は気張らず、歩かずに完走することを目標に、ペース配分は25kmまでは キロ7分半 ・それ以降はキロ8分に設定。ワインは二の次で、余裕があればいただこう。これが私の限界だと思っていました。

1km-15km : 走る楽しさを感じる

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いざ出走すると、周りのペースの速さにつられ、気づいたらキロ6分台と、いつもよりだいぶ速いペースで走っていました。

沿道はたくさんの人たちからの声援やバンド演奏でとてもにぎやか。
ゼッケンにはローマ字の名前が記してあるので、異国の私にもみんな笑顔で名前を呼んで応援してくれました。

ポイヤックの街中を抜けると景色は一変し、葡萄畑が広がります。

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舗装されていない農道の中を走ります。全然汚れのなかった黒いシューズは、いつのまにか茶色に…

早くもワインを楽しむランナーたちは、用を足すのか葡萄畑の中へ隠れていくのを横目に疾走。


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9km地点のChateau Lagrange(シャトー・ラグランジュ)にて。マラソン前日のワイナリー巡りではこちらのシャトーを訪問し、試飲もさせていただきました。こちらのシャトーの資本は日本のサントリー。設備が近代的で、実際に大学との共同研究も行われているようです。パソコンでワイン管理をしていたシャトーの従業員もこの日は出走とのこと。説明してくれた日本人のお姉さんにも沿道で会えて、勇気をもらいました。

今更ながら、ラグランジュでワインをいただかなかったことが今になってとても悔やまれます。このシャトーのエイドはまずテーブルいっぱいのワイン(写真がない!)、りんごやオレンジといった果物、パウンドケーキ、チップス、クッキーなどの焼菓子、水、コーラなどの飲物と充実していました。

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まさかの感想:コーラ(みたいななにか)がおいしかった

それ以降、ワインよりもコーラを選んで飲むように。体が甘みとシュワシュワを求めていたのです。ここまできて本末転倒もいいとこです。


下の画像は1km-15kmの記録です。8月の練習時には見ることのなかった、キロ6分台を維持できました。

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つづく








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