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オンライン学習支援雑感
現在、NPO法人Kacotamはオンラインの学習支援へと切り替えています。
私自身、ボランティアとしていろいろなかたちで行ってみたのですが、開始から2週間ほど経って考えたことなどを、今Kacotamでやっている取り組みと共に書きました。
あくまで個人的なぐだぐだした思考を文にしただけです。参考にならないかも(笑)?
私の持ってるスペック(ざっくり)
・iPad(11インチ)
・Apple Pencil
・今年から部屋に使い放題WiFiがついた(本当にありがたかったです)
LINE学習相談
LINEWORKSで団体で作ってもらったアカウントを用い、子どもや保護者のLINEとやりとりをして勉強のわからないところを聞いていくものです。
私は「これがわからない」と送られてきた画像にApple pencilで解説を書き込んでそれを送信、特に強調したいことは追加でメッセージを送る、というかたちをとっています。
じっくり時間をかけて、確認して答えを返せるので、いつもの学習支援よりも慌てずにすみます。自信がないものは他のメンバーに聞くフォロー体制もあるのでありがたいです。
余談ですが、実はカコタム以外の場所でも似たようなかたちで学習相談にのっているので、子どもによっていろいろなパターンがあるのを体験しました。
例えば、レスポンスが早い子もいて……。スピード感に合わせて返事を打っていると誤字してしまうことも……。記録に残ってしまうので気をつけねば。
たまに、疑問に対してこちらが返事を返す前に「あ、わかったわ」って返ってくることもあったり(笑)。
焦らなくても、返事がかえってくるのを待つ時間が逆に思考を促すことにもなってるのかも?
また、条件1と2を使って解く条件3の問題というのがあって……。
送ってきてくれた条件3の画像を見ても答えにイマイチ決め手がなくて、悩んでいたときに「あっ条件3って書いてる!?ということは1と2がある!?」ということに気づいたのですが、これ、手元にワークがあってパラパラと見れたらすぐ気づけただろうになあと思って普段の生活が懐かしくなってしまいました。
送ってもらった画像だけの判断では難しいときがあるぞ、と思っておくだけでも正しい判断ができるのかも。
おはようトーク
午前中にzoomを通じてお話し、生活のリズムを整えてもらう助けにしようというもの。
雑談として使う子もいれば、学習する時間として使う子もいて、私は主に学習相談に乗っています。
私はiPadなのですが、相手方がスマホだと、横置きと縦置きの違いで字が見えにくいということがありました。
置き方を変えればすぐ改善できそうなこんなことでも、初回は慌てたり、どこか触って通信切れちゃったらどうしよう!?と思うとうまくできませんでした。
じゃあとスマホとスマホにしたら今度は画質が悪くなってしまい、「これがわかんない」と見せてくれる問題がよく見えなくなってしまったり……。
(あと私のスマホは古く、バッテリーがぐんぐん減っていきます)
こちらの文字も、ノートにシャープペンで書いても見えにくいらしく子どもがめっちゃ目を細めます。自宅にホワイトボードがあったので、それに書くと多少見やすいことがわかりました(というか太くてはっきりした字が書けるペンがよい?)が……。
zoomってアプリにそもそもホワイトボード機能があるんですね!?
画面共有もできるから、好きなお絵かきやメモのアプリで書いているところを見せられる!
画像を共有して、そこに書くこともできる!
もっと早く気づいていれば……!
なので、子どもとお話しする前に、メンバー同士で練習しておけばよかったと思いました(これを読んでくれたメンバーの人で練習したいって人は連絡をください(笑))。
自分の方の画面って、鏡に映ったように逆になりますよね?
私、最初その通りに子どもにも見えるのだと思っていて、字とか書いても読みにくいのでは〜と思ってて。
たぶん使い慣れている人なら「いや、そんなことないよ」っていうことでも最初は怖くて仕方なかったのです……!
今は、zoomの終わり際に次回聞きたいところの画像をもらう、それを解いておいてキレイな解説画像を書いておいて、当日見せて解説、必要ならスクショしてもらう、という方式でいこうと思っています。
本当は、ホワイトボード機能を使って計算して書いているところを見せる方がわかりやすいんだろうけど……。
ちょっとまだ慣れないし計算ミスるのが怖くて……。
画面スクショしてもらうならキレイにまとまったものの方がいいかな〜などまだまだ試行錯誤中。
(それか両方やればよりいいのかな? ただおはようトークは30分と時間が限られているので、計算式書いてるのももったいないような……)
ただここまで書いて思ったのですが、これって私がお絵描きするのにApple Pencil持っているからできることなんですよね。
子どもたちにタブレットやWiFi環境が整うのはもちろんなんですが、気持ちがあって学習支援したいという側にも機器やネット環境は必要なのかもしれないと思います。
(大学生は自分たちの授業も今オンラインになっているので、通信料とか気になるでしょうし)
とりあえず紙に書いてそれを写真に撮って画像共有すればいけるかな……?
でも、ホワイトボード機能を使うのは難しいかもしれません。
LINEWORKS同士のLINE学習相談
ふつうのLINEだとLINEWORKSとは通話できないのですが、LINEWORKS同士だとビデオ通話ができます。
LINE学習相談に慣れてしまっていたので、最初はトーク画面で文字をやりとりすることを考えていたのですが、途中で電話つなごう!ということになりました。人の好みにもよるものの、やっぱり顔が見えてお話しできるのはいいですね!
元気そうで安心しました。
でもzoomと同じく、やはり動画でテキストを映して問題を見ようとするのは見えにくく難しい……ので、写真で問題の画像を撮って、送ってもらって保存して、ビデオ通話つなげて、解いている間に子どもには他のものやってもらって、できたら声をかけて解説をする……というかたちに。
(こちらが解いていて、子どもに他のところやってもらっている間の時間、ビデオ通話つなげるかは好みによるかなあ……でも、ガサガサ作業音してると存在感があってちょっと心地よい気もしました)
前日にわからないところを画像として送ってもらっているので、解いておいてこれもまた、トーク画面で解説画像を送るのもよいかなと思っています。
でも、LINEWORKSはパソコンでないと画面共有ができない……?ようで……?
(このあたりはまだ試していません)
書きながら説明、は難しいのかな。とりあえず今はやっぱり現実世界のホワイトボード使っています。
解説はビデオ通話で話して、画像はおまけで送信かな。
幸い、LINEWORKS同士の学習相談は60〜90分と設定時間が長めなのでいけそうです。
オンライン自習室
子どもたちもボランティアメンバーもみんなでzoomに集まり、オンラインでつないで自習をしよう!という試み。
カフェっぽい音楽の流れる中、みんな頑張ってるな〜というのを横目で見つつ、自習をしました。
実は最初の方は他のメンバーが気になって画面を見てしまったりしてたのですが、みんな黙々やっているのでそのうち取り掛かることができました(笑)。
まず大人からしても学習をやろう!という気持ちになるのがそもそも難しいので、きっかけづくりにいいんじゃないかなあ。
おまけ
このオンライン体制が始まる前には、拠点にやってくる子どもたちに対しての学習支援が休止していたため、ボランティアもしばらくお休みでした。
久しぶりに画面越しに子どもたちに会って質問に答えようとしたときに愕然としたのが、ものすごく単純なミスをしちゃう!ということです(笑)。
以前だってさすがに毎日学習支援をしているわけではなかったのですが、サボっているとすぐに計算能力が落ちてしまってました。
なので、オンラインの学習支援の前には、なるべく!一問でもいいので計算問題を解くようにしています(笑)。
あとは、いろいろなオンライン学習相談が混在してきたので、LINEWORKSのカレンダーに予定をいれています。
実はひとつ、予定をかぶらせてしまっていたことにこの入力作業をしていて気がつき、予定を変更してもらいました。
でかけなくてもいい、移動時間を考えなくていい、自宅でできるオンライン相談だからこそ、うっかりダブルブッキングしてしまいそうになるのかも……。
終わりに
私は正直、新しい技術に明るくなく、むしろ疎い方なのですが、こうしてオンライン学習支援を行うことで新しいものを取り入れられています。
もちろん、周りのサポートあってこそですが……。
(zoomのスケジュールを消してしまったり、LINE WORKSの掲示板に書き込んだ文が文字化けしたり、実はいろいろやらかしました)
新しいものを取り込むのは恐いしわけわからないし失敗もするけれど……これからも試行錯誤して頑張っていけたらなあと思います。
こんな益体もないものを読んでいただいてありがとうございました。
現在、環境が整っていないおうちや施設にも貸し出しができるよう、寄付を募っていますので、ご支援いただける方はどうぞよろしくお願いします!