かおり
読書のお供を「お茶請け」ならぬ「本請け」として、読書記録とそのとき食べ飲みしたお茶やお菓子の備忘録です。
Kacotamのメンバーが、思いおもいに活動に関わるアレコレを書いていきます。
ゆるきち(https://yurukichi.kacotam.com/)で起こるあれこれの4コマ漫画。
本とそのとき飲んだもの、食べたものなど。 『学力喪失ーー認知科学による回復への道筋』今井むつみ(岩波書店) 今井先生の新刊だ!ということで早々に読みました。 以前『算数文章題が解けない子どもたち』も読んだのですが、今作は「わかったけど、じゃあどうしたら?」という問いにさらに深く解説をしてくれているという気がしてかなり参考になりました。 数学の授業で気軽に使われる言葉が実は難しいんじゃないか、という話が出てくるんですがこれとてもわかります。 方程式で3x=〜の3を「消した
読書とそのとき食べたものなど。 『源氏物語 3 古典新訳コレクション』角田光代(河出文庫) 実は4月からずっとカバンに入れて少しずつ少しずつ読んでいました。他の読書にかまけていて、やっと読み終わった! 9月に京都に行くので、焦って読み終わりました(笑)。 読んでいる間に4、5巻を買ったのですが、なぜか2回買っちゃって、しかも2回とも4、5巻まとめて!自分にがーんってなってました。 「澪標」「蓬生」「関屋」「絵合」「松風」「薄雲」「朝顔」「少女」「玉鬘」が収録されています
本とそのときの食べ物や飲み物。 『本は眺めたり触ったりが楽しい』青山南(ちくま文庫) 積読がたまってきている昨今。なかなか集中しきれず読み通せないときもあったりして、そんなときにSNSでこの本を見かけてタイトルに「だ、だよね!」と思ってお気に入りにしておきました。書店に行ったときに探して購入。 2ページにも満たないくらいの本にまつわるエッセイが連続したかたちになっていて、イラストもたくさんあります。 どこから開いて読んでも支障がなく、イラストだけ眺めてもいい。 著者が引
ブルーピリオドの劇場版を見てきました。 見終わった後テンション上がって原作漫画を読み直して、全部好きだけど、やっぱりブルーピリオド11巻が好きだ……となったので、11巻の感想を書きます。 前フリしたのに劇場版は何の関係もなくなってしまった。すみません。 ※全てただの個人の見解です。 ※ネタバレ全開です。 美術教室の先生たちとか、いろんな登場人物がいるんですがこの四人の関係が……たまらないよね……というのを図にした。 セリフの流れも好きです。 橋田が「やとら」ってひら
毎月、読んだ本の感想とそのときの飲み物などを記録に残しています。 『なんで死体がスタジオに⁉︎』森バジル(文藝春秋) この方の一冊目が面白かったので、二冊目も購入。 Amazonで森バジルと調べると自動的にガチの「バジル」の検索結果に飛ばされるてしまい購入ページに辿り着くのにちょっとかかりました(笑)。 そのタイトル通り、崖っぷちのテレビプロデューサーが生放送前のスタジオで死体を見つけてしまう、生放送は止められない!という話。 このヒリヒリ具合、オールナイトニッポンの
読書とお菓子と飲み物の記録。 『ある行旅死亡人の物語』武田惇志、伊藤亜衣(毎日新聞出版) このところ、積読チャンネルというYoutubeの更新を楽しみにしています。 とはいえ紹介されていて気になった本があっても、ついつい手軽なKindleで購入してしまっていたんですが、ついに、ちゃんとVALUE BOOKSさんで購入したのがこの本。 最初はこのサムネが怖すぎて「私の好きなタイプの本じゃない、きっと」と避けてたんですが、Youtubeを再生しっぱなしにしていたら勝手に再生
本を読むにあたって何らかの飲み物や食べ物を用意して感想と共に粛々とあげております。 今月中には読み終わらなかった本が何冊かあり、少なめです。 『物語の役割』小川洋子(ちくまプリマー新書) 北海道の高校入試では、前々回評論が出て小説が出ませんでした。 ついに小説が出なくなってしまったんだ……と絶望に打ちひしがれていたのですが、前回、ついこの間の入試では小説が出て評論が出ませんでした。 どうやら、交互に出していく?のかもしれません。 ……という話をしたときに、「そもそもどう
Kacotamという団体で、学習支援のボランティアをやってそろそろ10年になります。時の流れ……。 今回は私の10年間のスタサポ・学ボラの中で、印象に残っている回をゆる〜く振り返ってみます。 スタサポと学ボラについてはこちら。 おしゃべりをする回ある日のスタサポ。小学生の男の子。 「今日はこれをやる」と持ってきてくれたのは、学校から出された課題で、一枚のプリント。裏表でそれぞれ漢字と計算になっているやつ。 わからない漢字にはへんだけ書いてヒントを出しているうちに、漢字
本とそれに合う飲み物・食べ物を用意して読書しています。 『ここはすべての夜明けまえ』間宮改衣(早川書房) SNSで評判が流れてきたので購入しました。 2123年、もうすぐ人が住めなくなりそうな環境下にある地球、九州の山奥に住む女性が主人公。25歳のときに老化しない手術を受け、長く生きてきた主人公が見送ってきた家族についての家族史を書いてあるのですが、ずーっとしゃべってる感じで書かれています。 ひらがなで読みにくいところもあるのですが、たまに漢字も差し込まれて冷静になって
本に合わせて飲み物などを用意して読書記録をつけています。 『源氏物語 2 古典新訳コレクション』角田光代(河出文庫) 2巻目。紅葉賀から、明石まで。 嫉妬する六条御息所、正妻・葵の上の死、政治的に失脚して流されての須磨での暮らし。 印象的だったのは「葵」。「あさきゆめみし」では葵の上はツンデレというか、彼女なりに光源氏を愛していたことを感じたのですが、なんか、どう思ってたのかよくわかんないかも?と思ってしまいました。彼女は和歌がないからかな。本当?源氏が最近いい感じだな
自分の気持ちを慰める文章です。すみません。 トレンドに「みかん絵日記」が入っていて驚きました。 えっ、みかんの声ってTARAKOさんだったんだ!と。 今朝までみかんの声を誰がやっているか、なんて考えもしてなかった自分に気づきました。 みかん絵日記を見始めたきっかけは名前でした。 主人公の男の子の名前と、みかんが以前一緒に暮らしたおじいさんにつけられていた名前は同じ。そのことをきっかけにしてふたりは出会うんですが、その共通の名前がうちの飼い猫と同じだったんです。 たまた
本に合う食べ物、飲み物を用意して読書しています。なんだか「ことば」に関する本ばかりになりました。 『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』今井むつみ、秋田喜美(中公新書) ゆる言語学ラジオが好きで、言語に興味がわいていたところに、本屋さんで見つけて購入した本。帯にも推薦文があり、その後ゆる言語学ラジオでも言及されていたので少し内容を知ってから読み始めました。それが結果よかったと思う。 論文のように、その説はどういうことか、それを説明するための思考、論理が系統だって
読書に合う飲み物や食べ物を用意して、本をひたすら読んでおります。今月の感想。 『十角館の殺人』綾辻行人(講談社文庫) 実写化する!と聞いて「えー!無理でしょ!」と思ったのですが、ふと「どう無理なんだ?」と思って読んでからしばらく経っているのもあり仔細を忘れていることに気づき、再読しました。 読んでいる途中で思い出したので、そこからは「はあー、うまくできてるなあー」と感心してしまいました。 本当に、どう実写化するんだろう? 『聞くこと、話すこと。~人が本当のことを口に
子どもの頃、とても好きだったドラマがありました。 「君といた未来のために」。 2000年になった瞬間に4年前に戻り、人生をやり直すことを繰り返すという話。 二度目の人生ではたまごっちやキャミソールをヒットさせて成功するけれど大事な人が亡くなってしまい、三度目の人生ではやはり2000年に時が巻き戻ってしまい、どうしたらこの繰り返しが終わるのか模索していきます。 今話題の堂本剛さん主演でした。 好き過ぎて、レンタルビデオ屋さんで何度も借りてきて繰り返し見ました。 cobaさん
本に合う「本請け」を決めて読書中。 『人間をお休みしてヤギになってみた結果』トーマス・トウェイツ(新潮文庫) ゆる言語学ラジオを聞いていたら出てきた本で、電子書籍があったのでつい購入しました。 イギリスのグラフィックアーティストの著者が、ヤギになりきるプロジェクトを「ガチ」でやるエッセイ。人間を休みたい時期、誰にでもあると思うんですがこんなに「本気」なことはなかなかないですね……。 毎日行き帰りの公共交通機関で、こいつめちゃくちゃだな!と思いながら読んでいたのですが、
学習支援のボランティアを始めて、あと半年で10年になります。 約10年前、転職して時間を持て余し、ボランティアを始めたのです。 そして私にはその頃もうひとつ、習慣になったことがありました。 烈車戦隊トッキュウジャーを見ることです。 生活リズムを整えるため、日曜日も平日と同じ時間に起きよう!と思ったのですが、何か目的がないと難しかったのです。 たまたま見て、面白かったのでトッキュウジャーのために起きることを習慣化することにしました。案外、特撮について子どもたちと話が合うよ