私の00smusic#27
#261 Steady, As She Goes by The Raconteurs
ジャック・ホワイトとブレンダン・ベンソンが、一緒にバンドを始めるとは思いませんでした。ブレンダンのソロでは、ジェイソン・フォークナーと一緒にやってたイメージがあるものですから、音楽もどんなものになるのかも事前には想像もつかなかった感じ。その答えも2人の足し算というよりは、ジャックの方にかなり寄ってる感じがするので、ブレンダンが加わって合わせてやってる感じなのか、元々守備範囲内なのか、良いチャンスが来たので、頑張ってやってる感じなのか、色々想像してしまう。
#262 Sweet Tangerine by The Hush Sound
シカゴのインディポップバンド。最初男女二人がギターと鍵盤でやっていて、それがやがてバンドになり、音源がFall Out Boyのピート・ウェンツに伝わり、彼らのレーベルFueled by Ramenから作品を出している。どうやって知ったかは忘れたけど、2作目Like Vinesは、聴いた瞬間から気に入っていて、クラシックピアノとフォークギターとロックバンドがかけ合わさってる雰囲気で、またポップでキャッチーなので、とても聴きやすくて良かったです。
#263 You're the Ocean by Fastball
テキサスのポップロックバンドの3作目The Harsh Light of Day。2000年にリリースされたポップロックアルバムの傑作だと思うんだけど、前作のミリオンセラーに対して、この作品ではなぜか10万も売れなかった不思議。それはそうと、買って聴いた時の印象、こんなカラフルな作風なのに、なんでこんなに真っ黒なジャケットにしちゃったんだろう?という違和感がずっとありました。ビリー・プレストンやブライアン・セッツァーみたいなゴキゲンな人たちも参加してるのにね。むー。
#264 Imaginary Girl by The Silver Seas
ナッシュビルのバンドの2作目High Society。アコースティックギターとビーチボーイズ的ハーモニー、鍵盤が上に乗ったポップロック。理屈抜きで安心ですね。ただただ聴き心地良い。
#265 OH Mandy by The Spinto Band
デラウェアの大学生たちが、自主制作で積極的に作品リリースしていたようで、それが実を結んでBar/Noneレコードから、このNice and Nicely Doneをリリース。この頃のUSインディポップの良さが凝縮されてる気がする。素晴らしい楽曲クオリティで、全曲良いもんな。
#266 Like or Like Like by Miniature Tigers
ブルックリンに拠点を置いたインディポップバンドのデビュー作Tell It to the Volcano。何となくジャケットから感じられるローファイぽさと可愛らしさで親近感を覚えつつ、また音もそんな可愛く、楽しいものでした。
#267 Peacock Parasols by Of Montreal
4作目オブ・モントリオールの奇想天外劇場。一番最初に聴いた彼らの作品。このルーズなサイケポップ作は、最初のうちは全然わかりませんでした。でも、段々やられていくっていうか、ビーチボーイズのスマイルに肩を並べる名作なんじゃないかと思うのです。
#268 Myriad Harbour by The New Pornographers
A.C.ニューマンを中心に、カナダ・バンクーバーを拠点に活動するミュージシャンたちが集まって結成されたバンドの4作目Challengers。個人的には、かつて住んでた街のインディバンドというだけで、なんだかご贔屓みたいなとこありますけど、こういうわちゃわちゃ、がちゃがちゃした感じ、聴いてて楽しくて良いです。
#269 Don't Make Me a Target by Spoon
テキサス・オースティンのロックバンド6作目Ga Ga Ga Ga Ga。何となくビルボードのトップテンに入ってるっていうから、聴いたらめちゃ格好良い。全体的に嗄れ声の、伝統的で渋いロックに思えるけど、聴き馴染みの良さやキレもあって、何だかんだ遡ったりして、聴き漁ると、どんどんこの魅力にハマっていってしまった。ずっと聴いてられる沼だった。
#270 Biggest Star by The Elected
ライロ・カイリーの2人を含むロスのバンド2作目Sun,Sun,Sun。ロックバンドの土台に、カントリーやブルースを交えつつ、優しく豊富なコーラスワーク、情緒溢れるエンターテイメントの空気感。そして、この曲で迎える大団円。