囲碁の本因坊というタイトルについて
囲碁も将棋も「ルールは知ってる。対戦もしたことある。実力は聞くな」レベルであります。
最近数年は将棋より囲碁熱が強く、NHK囲碁トーナメントは毎週録画して見ています。
もっと囲碁の面白さを広めたい、と言うことで力皆無の私が囲碁の世界についてこそっと語ります。
今回は囲碁の七大タイトルの1つ、本因坊について。
この本因坊というタイトルは戦国時代から続く「本因坊家」からきています。
囲碁の名跡として、特に江戸時代に有名な棋士を輩出しました。
今は実力性。
勝ち抜いた者が本因坊のタイトルを手にします。
で、このタイトルが他のタイトルと決定的に違うのは
勝者は本因坊を名乗れる
ということです。
他の囲碁タイトルではこんなのないし、将棋にもない。
例えば国民栄誉賞を受賞した井山裕太さんは
本因坊文裕
石田芳夫さんは
本因坊秀芳
と名乗っています。
昔の本因坊家の名前から+自分の名前から
というパターンが多いようです。
みんな大好き趙治勲(ちょうちくん)さんは
本因坊治勲
そのまんまの人もいます。
羽根直樹さんや現在のタイトルホルダー一力遼さんは名乗っていません。
名乗らなくても良いことになっています。
たぶん謙遜から来ているのでしょうが、もったいないなあ、名乗っちゃえばいいのに、と思う外野。