#091_介護で倒れないための大事な心得
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#091_介護で倒れないための大事な心得
実際に介護が始まると、そこからは長い旅になります。
子育ての場合には、
時間が経てばだんだんできることが増えてくるものですが、
介護の場合には、だんだんできないことが増えてきますよね。
何年かかるのか、どこまで走り続けるのかは、全く読めません。
もし、誰にも頼らず、相談もできずに、ひとりで抱え込んでしまったら、
介護をする方が倒れてしまうかもしれませんね💦
そうなると、介護する側にとっても、介護される側にとってもマイナスです。
想定したくはないかもしれませんが、介護は誰にでも訪れる、割と大きなライフイベントです。
乗り切り方を工夫しないと、悪い意味で人生の大きな転機になってしまうことだってあり得ます。
そこで、介護を乗り切り、後悔しない状態を作るための心得について、いくつかご紹介をしておきたいと思います!
1.つらいけど、「介護の終わり」までの大まかな流れを知っておく
介護の終わりはどこにあるか、それはズバリ「最期の時」ということになります。
そこに至るまでの流れは、おおまかに4つのフェーズに分けられます。
①急性期
異変が発覚し、混乱したり不安になったりします
介護申請をしたり、主たる介護者を決めたりするようなタイミングですね
②負担期
介護の初期です。
疲労がたまったり、先が見えずに絶望的な気分になったりします。
進行を抑制するために手を打ったり、自宅の環境を整えたりする時期です。
③症状進行期
施設を探したり、入居したりするタイミングです。
ある意味、割り切りだったり、現状を受け入れる時期になることが多いですね。
④終末期
延命治療をどうするか、相続をどうするかというような段階です
否定の気持ちが生まれたり、絶望的な気持ちになることもあるでしょう。
最終的には、介護を終えた時に、少しでも後悔が残らないようにするためにも、
今の状況がどのフェーズにあるのか、それを踏まえて、ここから先の時間をどのように家族で共有していくのが良いかを、冷静に見つめるようにすると良いですね。
2.共感しあえる仲間を見つけ、孤立を防ぐ
介護が始まると、特に主たる介護者は、介護中心の生活になり、頭の中がいっぱいになりがちです。
友人と会って話をするなどの時間が作れなくなり、社会から取り残されたような気分になりがちです。
また、自分が主たる介護者の場合、他の家族には悩みを共有してもらえないと感じて、さらに孤独感が深まることもあります。
そういう意味でも、同じように介護をしている方が集まって息抜きをしたり、情報交換をするのは、1つの支えとなります。
各自治体には「介護者の会、家族会」というものがありますので、参加してみるといいでしょう。
3.介護以外の時間を作る-仕事は辞めない!
介護をしていると、家事をしていても介護のことが頭から離れなくなったり、趣味に没頭しようと思っても、結局は介護のことがちらついてしまい、楽しめなくなってしまう・・・という結果になりがちです。
そんな時でも、意外と「仕事」をしていると、強制的に介護から切り離されて、違うことに集中する時間になったりするものです。
また、金銭的な面でも重要なポイントです。
一度仕事を辞めてしまうと、また同レベルのところに就職するのは非常に困難だったりしますよね。
介護離職は、お金の面でも、ご自身の気持ちの切り替えの面でも、避けたいところです。
使える制度、頼れるところにはどんどん頼って、安易にお仕事を辞めないように工夫すると良いですよ!