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【30代夫婦】贅沢してないのにお金貯まらないんです。


初投稿の家計相談室。


保険会社に勤めて、
初めて家計の悩みを話してくれた
ご夫婦がいます。

果たしてこの夫婦は何が原因だったのでしょうか。

A子さん夫婦事情

A子さん(31才)
医療事務  手取り年収200万
ご主人(33才)
介護職  手取り年収250万
お子さん(2才) 

賃貸マンション住まい
車2台所有
貯金20万円
借金0円


【相談内容】
夫婦の医療保険を解約して
子供の医療保険に入りたい。

本当に保険が必要なのは親?子供?


この発言、とっても不思議だと思いませんか?


本来、保険はお金で困らない為に
かけるものなのに、
なぜ親よりも子供の保険を優先するのか。


万が一、入院した時、
経済的負担が大きいのはどちらでしょう?


2才の子供の治療費はタダか、
小額で済みます。

でも親がもし入院したら。
高額医療制度で上限8万円で済んだとしても、
仕事を休んだ分収入も減り
子供を託児所に預けなけらばなりません。


お金がかかるのは言うまでもなく
親です。


それなのにA子さんは
真逆のしようとしているのです。

目的と手段の違い


私はお客様の第一声を
一語一句メモします。

そこに隠れた本当の悩みを聞き出すためです。


詳しく事情を伺うと
お子さんが1才になったころ、
膀胱尿管逆流という病気で
緊急病院に運ばれたそうです。


その時に治療費が保険適用とならず、
30万円の自己負担が出ました。


その時に貯金が全然なく、
支払いの時に大変だったので
子供の保険を考えていたんだと
おっしゃっていました。


私の出した解決策は家計の見直し。



ご夫婦がかけている保険は

医療保険 6000円
がん保険 7000円
ご主人 死亡保険 200万
A子さん 学資保険 260万

必要最小限で、内容も充実していました。


解決方法は
ご夫婦の保険の見直しではなく、
家計簿見直しではないかと思ったのです。


共働きでお子さんもまだ小さく、
貯金はできるはずなのに…


贅沢してないのにお金貯まらないんです。

というA子さん。


毎月の支出を伺うことにしました。


お二人給料 360,000円
支出
家賃90000円(駐車場込)
光熱費10000円
ガソリン 40000円(2人分)
携帯 15000円(2人分)
お小遣い 40000円(2人分)
子供費 10000円
掛け捨て保険 16000円
貯蓄型保険 12000円
日用品 5000円
(ここまで合計238,000円)


ここまではスムーズに答えるA子さんが
突然黙り始めました。


しばらくして


実は、旦那が大食いで..
食費が9万円以上かかっているんです。


ご主人は一度もお会いしたことがないのですが、
体重が123kgあるそうで・・・


家にいる時は自炊するけど
仕事が多忙で、ほぼ毎回外食。
お会計は毎回クレジット。


A子さんがその金額を知るのは
クレジットの請求が来てからだそうです。


ご主人に食費を抑えてほしいというと
毎回喧嘩になるから、
どうしようもなかったと。。


 第三者を含めて話し合うこと。


まず、ご夫婦で話し合いましょう。私も付き添います。


後日ご主人を含めて、話すことになりました。
食べる量を減らすのではなく、
外食する場所を変える。


朝だけは家でおにぎりを作ったり、
飲み物は水筒を持っていく。


外食をするなとは言いませんが、
一人で9万円オーバーは多すぎます。

これだけでも食費はかなり抑えられます。


今までご主人は家計がそこまで
圧迫されているとは思わなかったと
言っていました。


家計管理は一人ではなく家族で行う。

これが大原則です。


 本当の悩みは別物だった。


A子さんはご主人と喧嘩するのが嫌で
原因から逃げてほかの理由を探していただけでした。

結果、お子さんの保険には入らず、
家計を見直して浮いたお金を
まずは貯金するところから始めることになりました。


ゆくゆくは投資もしたいと仰っており、
家計が改善したらまた相談したいと
言ってくださいました。


今回は会社として売り上げにはなりませんでしたが、
私はこれでいいと思っています。


私の目的は
家計管理で悩む人の解決をすることなので
いつか保険を考えたお友達がいた時に
相談に乗ってくれるFPさんがいるよ!

と紹介してくれればWINWINの
関係になれると思っています。


お金が貯まらない!

と思っている方がいましたら
このお話が参考になればと思います。


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