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学校や幼稚園,保育園ですすめられる保険の判断基準はコレ


新年度。今月から入学・進級する子どもがいる皆さんに向けて。
学校や園の入学/入園案内で配布される保険、加入する前に読んでおいて欲しい内容をまとめます。

■「なんとなく」加入しがちな保険No.1

保険というと、真剣にライフプランを考えたうえで慎重に選ぶのが一般的。ですが、学校や園で配布される保険は「なんとなく」入っている方がほとんどだと思います。
ただでさえ、4月は新生活への順応でせわしない日々。その中で配られる膨大な資料の中の一つとして『子ども総合保険』や『キッズガード』などの保険が紛れ込んでいるので、あまり考えを巡らせずに加入してしまうんですよね。

■学校や園ですすめられる保険の正体

学校や園ですすめられる保険のメインは、「個人賠償責任こじんばいしょうせきにん補償」です。
その他、傷害補償や死亡保障も付いてきますが、それはオマケのようなもの。

●個人賠償責任補償とは

個人賠償責任補償は、
・他人のモノを壊したとき
・他人をケガさせてしまったとき
などのトラブルへの賠償を補償してくれます。

例えば、

・追いかけっこをしている時に不意にお友だちにぶつかってケガさせてしまった
・自転車に乗っている時に事故を起こしてしまった
・ボール遊びをしていて車を傷付けてしまった
・お友だちの家で高価な物を壊してしまった

など、未熟な子どもだと、こういうリスクは日常にたくさん転がっていますよね。

特に人身事故(ケガや死亡)や高価なモノの物損事故を起こしてしまったら、数千万〜数億円の超高額な賠償を請求されるケースもあるので大変です。

学校や保育園・幼稚園など子どもたちが集まって生活する場では、大人が細心の注意を払っていても、児童や園児に起因するトラブルはゼロにはできません。
だからこそ、万が一があったときのために子どもの個人賠償責任をカバーできるよう、親御さんに「備えておいてくださいよ」という意味で学校や園は保険の資料を配布しています。

●入る必要がない人がほとんど

結論、個人賠償責任補償さえ他の保険などでカバーされていれば、入る必要はありません。そして、既に両親や子ども本人が入っている保険などでカバーされていることも多いのです。

■個人賠償責任補償が付いているもの5選

自転車じてんしゃ保険
自動車じどうしゃ保険
③火災保険
④会社の団体保険
⑤クレジットカードの付帯サービス

※個人賠償責任補償が付帯している確率が高い順

まずは上記に個人賠償責任補償が付いているか確認してみてください。

ポイントは「世帯のうち誰か1人」が加入していれば、同居家族&別居で生計を同じくする未成年の子まで補償されるということ!
パパかママさえ個人賠償責任補償を持っていれば、子どもも補償範囲なので新しく保険を追加する必要はないのです。

■【FP的おすすめ】個人賠償の備え方

おすすめは、自動車保険に個人賠償責任特約を付帯すること。
個人賠償の限度額が無制限で付けられる自動車保険が一般的なので、万が一の高額な賠償にも対応できるんです。

反対に、学校や園で配布される保険は個人賠償に限度額が設けられていることが多いので、実はそんなにおすすめではなかったりします。

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のぴこについて
・2020年9月生まれの3歳男児のママ兼ファイナンシャルプランナー
・歳の差の夫と一緒に保険代理店を経営

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