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焚き火について書きたい④
焚き火が大好きです。
これまでに引き続き、自分にとっての焚き火の快感や楽しみ方、流儀について、求められていなくとも勝手に語らせていただきます。
あまりにしつこく書き続けているので、ここらへんで一旦締めておこうかと思います。
また、そのうち焚き火について書きたくなるのは間違いありませんが。
私にとって焚き火は、
浪費・散財であり、掃除であり、断捨離であり、破壊であり、ゲームです。
これまでに繰り返し書いてきたように、私にとって薪は貴重な薪ストーブの燃料であります。
なので、屋外での焚き火で燃やすのは、薪にする為に割ることが困難な丸太であることが多いです。
二又に分かれた木、
大きな節のある木、
これらは、斧ではクサビを用いても割れなかったりします。
なのでそんなクセのある丸太は、最初から割ることを諦めて
「これは贅沢してお外で焚いてしまおう」なんて考えて、ウキウキしてしまいます。
【Y】の字のように、二又に分かれた丸太を燃やす場合、私が好んでするのが、そのYの谷間で、小さな火を焚くことです。
丸太を焚き火台にする。
丸太を炉床にする。
そんなイメージです。
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大きな丸太一つを、下から炙って燃やすには、下に延々と薪を焚べ続けなければいけなくなってしまいます。
火のついた薪も、それ一本だけで孤独に放置しておけば、火は消えてしまう。
燃えているものと、燃えているもの、
その二つ相互のエネルギーの与え合いによって、燃焼という現象は持続するのです。
薪は孤立させてはいけない。
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孤立しがちな大きな丸太、孤高の存在。
(焚き火台に、独りでしか載れない大きさ)
Yの字の谷間で火を焚き進めることで、一つの丸太の内側にちゃんとパートナーが見つかって、
相互の反応によって、燃焼はちゃんと持続してくれるのです。
・・なんだか、人がエネルギーを生み出す時にも当てはめて考えられるような、示唆を含んでいるような気がします。
燃焼を持続するには、
パートナーが大切。
相互反応(対話)が大切。
外部からエネルギー供給するには、インプットし続けるしかない。薪を焚べ続けねばならない。
それだと、疲弊し、枯渇してしまう。
自分の内側に、対話をつくること。
自分の中で、エネルギーの相互反応をつくって、燃焼を持続させること。
火種を、自分の内側に置くこと。
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自分の内側に、切り込みを入れるのもいい。
一つの丸太に、切り込みを入れることで、
火種が内側へと入り、対話が生まれ、燃焼が持続する。
対話は、対等でなければいけない。
どちらかの薪が大き過ぎて、熱量が大き過ぎて、
言い負かされてしまうようでは、対話は続かない。
燃焼は持続しない。
エネルギーを生み出し続けられない。
・・そしてここで基本に戻る。
燃焼に不可欠なのは、【酸素】
深呼吸が必要だ。
しっかり息を吸う。しっかりと吐く。
あわてて、呼吸が浅くなってはいけないよ。
落ち着いて、深呼吸。
自分を癒す、深呼吸。
これで、自分の中の火種に息を注いで、自分の中の対話のエネルギーを生み出す。
う〜む。
焚き火から話が飛躍し過ぎたかな?
でも、こんなことをあれやこれやと想うことができるのも、火の魔法。焚き火の魅力。