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きっかけを、掴む事。

先日、

『野生の島のロズ』

を観てきました。




(⚠️ネタバレ含みます。)


泣きました。


ロズというロボットが、成長していく親子の物語でしたが…。


色んな視点から観る事ができました。




生と死について。


動物たちが自然の中で生きるという事。


それが生命の流れでしっかりと描かれていました。





ハッとさせられた言葉は、




『落ちてる時に、楽しめるかどうか』


飛ぶ練習をしていたキラリに飛び方を教えているサンダーボルトが言った言葉です。


場面では、急降下している時に言っていた言葉ですが…、これは日常の中でも大切な言葉だと思いました。



落ちている時の感覚をどう楽しむか。


“恐怖”

“孤独”

様々な感情をも楽しんでみる。



それを踏まえて、


『何の為に』


『だからこそ』


…『この先には何があるのか』


と先を見据えて楽しめる力もあればいいなと思いました。



私自身、『楽しい』と思う事が少なくて。

『嬉しい』は、あっても“今”を“楽しむ”感覚が薄い。 


“楽しむ”にも努力が必要とすら思っています。


落ちていて、上がる時もどうしても力技で成し遂げようとしてしまいます。



しかし、それを『楽しむ』という感覚にシフトチェンジしていけるよう、感情に向き合っていきたいと思いました。





そして…。


「大切な人」に「大切」と伝える事。





物語の中では、



大切な人に大切だと言えなかった事。



記憶を消されても、心が覚えているという事。



プログラミングを心が越えていくという事。



共に過ごすにつれ、傷が増えていく描写。




季節(時)が変わると別れ、それぞれの元へ戻っていく。




大切だと気付いた時には…もういない。



それが、準備していた別れだとしても。






最後のシーン…。


記憶を消されたロズとキラリの再会。




あぁ…、生まれ変わって巡り合った時の感覚だ…。




そう思いました。






『君といれてよかった。


君と過ごせて良かった。


君と出会えて良かった。




今も生まれ変わっても君を大切に思っていた感情は変わらない。




ただ、君を大切に、君を愛していた。』





私の中での記憶とリンクするような所もあり、


自分なりの見方で鑑賞させて頂きました。




沢山の学びがあり、


それを考えていた先にあったのは、




目の前で起きている事を捉えて、


『考えるきっかけを掴む事』



が、大切だと思いました。




日々の生活の中で出されている沢山のヒントから、生きる術のきっかけを掴む。



きっかけを掴めば、物事を深める事ができ、自分の湧き上がった感情にも目を向ける事ができます。



愛情や思いやり、優しさは、プログラミングを越えていきます。



私が生まれる前に決めたプログラミングを越える事が出来たら、


それは“今”を過去の自分が想像した以上に


“生きた”


という証になるかもしれません。




未来に希望を持つ事。



そして、そのきっかけを掴む事。





この作品に出会えて良かった。





そして、いつもこのnoteを読んでくださっている方々…。


ありがとうございます。



心の底からの敬愛を込めて。






『人生はうまいことできている。』


貴方に、会えますように。





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