サッカーコーチって、深くて素敵な魅力で溢れている

こんにちは、イシカワケイタです。

人に、
想いや考えを伝えたりすることって、
すごく難しいと感じる。
なかなか、思うように届いてないことって多い。

こっちの思っていることと、
伝えた先の人が思っていることがズレていたり、
なんてことは結構多い。。。

きっと、
皆さんも、感じたりしたことがあると思いますが、
仕事をしていても、
なかなかスムーズに意思疎通が取れなかったり、
後輩や新しく入ってきた方に、
伝えるって、簡単なことじゃなかったりすると思います。

そんなことを考えている中で、
幼児や小学生にサッカーを教えているコーチ達って、
改めて、すごいと感じます。

言葉の解釈を合わせることから始まる

そもそも、
まだ、たくさんの言葉や、言葉の意味を知らない低学年に、

サッカーで起こる状況や、その状況に合わせた判断をすること、
その判断したことを行動に移すこと、
そして、その行動のクオリティを上げていくこと、など、

めちゃくちゃたくさんのことを伝えていく場面があると思います。

例えば、
『裏で受ける』という言葉。

サッカーをやっている人であれば、イメージがつくと思いますが、
相手の背後に走り抜けて、そこでボールを受けるプレーのこと。

低学年の子どもに、
『裏で受ける』なんて言葉を使っても、

コーチがイメージしているような動きをしてくれる選手って、
少なからずいるとは思いますが、
できない選手もいると思います。

だって、
子どもが知っている『裏』って言葉は、
おそらく、裏・表の『裏』がまず第一想起だと思う。
トランプの裏とか、テスト用紙の裏とか。

その『裏』の解釈を、
サッカーの『裏』の解釈に揃えていくことも必要で、

子どもの成長ペースは、子どもによって大きく違うし、
それに合わせて、言葉を使い分けたりしないと、
全員の解釈が揃ったプレーってなかなか実現し得ないのではないかと、
勝手に想像してしまっている。

でも、そんな部分がとても魅力的で、その深さこそ、
ジュニア期のサッカーコーチの神髄でもありそう（笑）

教え方のスキル、教える内容のクオリティ向上は上限なし

もちろん、
サッカーのコーチなので、
サッカーの専門的なスキルは絶対的に必要なのですが、
そこはコーチ自身が追及し続けていくもの。

一方で、
選手やその子どもの親御さん目線に立つと、

素敵なコーチに出会えることは、
そのサッカー人生を幸せにする、ひとつのポイントでもあるように感じます。

さて、
ここからが本題なのですが、

【素敵なコーチ】って、どんなコーチだろう。。。

・教えるスキルが高い
・実績豊富
・有資格者
・元プロ選手
・プロ選手を育てたことがある

など、まだまだ、たくさんの要素がありそう。

こんな要素を持っているコーチに教わることが出来たら、
なんだか安心感が感じられるはず。。。

そう、そのはず。。。なんです。

が、

でも、

私が大切にしていきたい、大切だと考える、
素敵なコーチに必要不可欠だと思っていることがあります。

それは、

その子に対して、どれだけの愛情があるか、
そのチームに対して、どれだけ愛情があるか、
コーチ自身がそのチームに対して、高いエンゲージメントがあるか、

きっと、世の中には、
スキルや実績が豊富なコーチはたくさんいる。
そこを見ていてはキリがない。
おそらく、そのコーチ自身から見ても、
素敵だと感じてしまうコーチなんて、周りにはウヨウヨいるはず。

ただ、現時点のスキルで、
向き合っている選手やチームは目の前にいて、
その選手達の時間を預かっているのは紛れもない事実。

そこに対して、コーチ自身のスキルアップは必要ですが、
選手達は、
コーチのスキルアップや実績がつくまで待っていることは出来ない。

その現実があるのであれば、

今この瞬間にできる、コーチとしての責任って、
世の中、全世界中のどのサッカーコーチよりも、
選手・チームに対して、
愛情を注ぎ、真剣に向き合い、
自分にできる最大限のことを届けていくこと、
その為の行動をし続けることだと思います。

一番の体現者であること

おそらく、日々のトレーニングの中で、

サッカーのプレー以外の部分で、
選手達に求めている事ってあると思います。

それを自分自身も実行していくことこそ、
選手を成長させられるためにできることのひとつだと感じます。

選手は、自ら、積極的にトレーニングや自主練をして
サッカースキルを磨く。
コーチは、自ら、日々、コーチスキルを磨く。

そして、それら以外の、
サッカーに向き合う姿勢、日々の生活、
コーチという職業に向き合う姿勢、日々の生活、
など、
きっと選手に日々伝えていることで共通することは
たくさんあると思います。

それらを着実に実行しているコーチこそ、
まさに、一貫性のある、成長するために挑戦し続けている、
愛情あふれる素敵なコーチなんだと、私は思います。