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言葉で説明よりも、体験して気づいてもらう

こんにちは、イシカワケイタです。

息子とサッカーをして遊ぶ時があるのですが、
そこでの気づきをひとつ書いておきます。

子どもに教える時は、
とにかく、ステップを細かく分けること。
それを順を追って、本人の理解する体験で伝えること。

大人の目線や言葉ではなく、
子ども自身の世界観の言葉と合わせて体験を届けること。

例えば、
ボールをキックすることがうまくなりたいとする。

子どもの感覚では、キックは力いっぱい蹴ること。が、
最初にイメージしていることだと思います。

そこで、仮にまずは『力まない』を教えたい場合、
どうやって力を抜くことを体感してもらうか。

言葉だけでは足りず、どうしても力が入ってしまう。
それは当然のこと。
だって、強いシュートを決めたいとか、キックができるようになりたい、
思いがあるから。

力まないで、って伝えても、どんな風に体を管理すると、
力まないのかを体が知らない。
だから、できない。

そうなった時に、

まずは、力まない環境を表現することに、注力してみる。

ボールを蹴ることを教えることよりも、ボールを蹴るを細分化してその体の動きを言語化し、その時に起きる体の使い方を体験できる環境をどう再現するかを考えて教える


『力まない』を体験してもらうために、
例えば、風船を蹴るとか。

きっと、風船を蹴るときに、
むやみに力を入れると、全然思ったように飛ばなかったり、
思うところに飛んでいかない。
逆に軽くけると、思ったところに飛んでいきやすいとか。

こんな体験をしてもらう事や、

蹴る瞬間に止まってもらって、
自分の体がどんな形になっているかを知ってもらったり、
その中で、ぎこちないところとか、を感じてもらう事など。

本人が一つひとつ体感して気づきを得られるようにしていくことで、
ゆっくりではあるが、確実に前進していく。

ボールを蹴ったことのない人がボールを蹴るために、
言葉で伝えて、自分で理解し、工夫できるのは、
おそらく大人くらい。

大人は、言葉の意味や考え方を身に着けているので、
言葉の解釈を揃える事だけでも出来るようになっていく場合もありますが、
子どもは、明らかに体験数や思考力が、足りていないので、
それに合わせた教え方があるのだと感じます。

この体験について、

ボールを蹴る体験ももちろん大切ですが、

ボールを蹴る、ということにおける、
体の動きや、体の位置、を細分化した時に起きることを
体で体験できる工夫をどうやったら再現できるかを考えて、
それを体験してもらう。

これをしていくことで、身についていくこともたくさんありそうです。


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