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「広告コピーの考え方について」 #FOR YOU NIGHT5

こんにちは! FOR YOU PRチームです。 

6月3日に第5回目となるFOR YOU NIGHTを開催いたしました。
FOR YOU NIGHTとは毎回ゲストを招き、広告関連のテーマやコンペへのアプローチ方法などを学ぶための勉強会です。

第5回は「広告コピーの考え方について」と題し、広告における
コピーライティングの基礎や、考え方を株式会社電通でコピーライターを行っている阿部広太郎さんに教えて頂きました。

今回もダイジェストにて当日の様子をレポーティングいたします。

阿部 広太郎氏
電通入社後、人事局に配属。クリエーティブ試験を突破し、入社2年目からコピーライターとしての活動を開始。現在、CXクリエーティブ・センター所属。
自らの仕事を「言葉の企画」と定義し、広告クリエーティブの力を拡張しながら社会と向き合う「クリエーティブディレクター」を目指す。著書に『待っていても、はじまらない。ー潔く前に進め』(弘文堂)、『コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術』(ダイヤモンド社)、『それ、勝手な決めつけかもよ? だれかの正解にしばられない「解釈」の練習』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『あの日、選ばれなかった君へ 新しい自分に生まれ変わるための7枚のメモ』(ダイヤモンド社)。

キャッチコピーとは

阿部さんはコピーを書くことを「言葉の企画」と定義し、それが誰かの心を動かすことがキャッチコピーのあるべき形であるといいます。

そもそも言葉とは…
言葉には"狭義”と"広義”がある。

心の内を言葉にする時に「どの言葉を選ぶか」が重要であり、それがコピーの生命線でもあるとのことでした。そこで阿部さんが考えるコピーとは
みんなが扱う言葉に、
「こうなってほしい、こう伝わるといいな」という思い、
そして企てという「ヤジルシ(→)」を加え新たな見方や考え方をつくること
だといいます。

例えば…
・ピンチ    → チャンス
・人の少ない街 → 閑静な住宅街

このように、阿部さん自身もコピーをつくる上で、
AをBに言い換えること(A→B)を意識されているとのことです。

コピーのつくり方

どのように「ヤジルシ(→)」を見つけていくか

コピーを書くには3つの接続詞が必要だといいます。
そもそも:それは何なのか。問いを立てる
たとえば経験を探す
つまり :本質を見つける

阿部さんはこの3点を軸に普段からアンテナを張り続け、そこで得た発見や経験から人の心を動かしうるコピーを生み出すことに繋げているとのことでした。

編集後記

この勉強会では「 " LOVE YOU” を今のあなたなら何と訳しますか?」というお題に対して自身でコピーを事前に考えてくる課題があり、私自身も挑戦しました。その中でコピーには正解や制約がない分、どうしたら面白くなるのか、人の心を動かせるのかの基準がわからなく悩みました。

普段とは異なる物事の捉え方をすることや、生活の中に潜む実体験や感情が、コピーに変わり我々に驚きや感動を与えていることを、この勉強会を通して痛感したとともに、今回学んだことを意識しながらもう一度コピーに目を向けてみると、何かとても腑に落ちた感じがしました。

普段コピーを書くことがない方でも、何か言葉に触れる際や表現を行う際に
上記のことを意識してみると、アプローチ方法の変化や言語表現の楽しさを
再認識することができるかもしれません。

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