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猫さまの健康診断2025
今年も猫さまの健康診断の時期となりました。
昨年の健康診断では高齢だからと血液検査までやり、その結果再検査になった猫さまでした。
何度も細い足に針を刺されて可哀想でしたが、今年は通常の検査のみでよかろうということになり、ほっとしました。
毎年1月に届くお知らせのハガキが来なかったので、先生も高齢なため何かあったのでは? と心配になり、こちらから電話したところ、単なる出し忘れと聞きほっとしました。
3日前から猫さまのおしっこをとらねばと様子を見計らっていたのですが、猫さまは1日に2〜3回しかおしっこをせず、そのうち一回は深夜の下僕が寝ている間なので、残るチャンスは限りなく少ない。
しかし今回は土日がある! 2日あれば楽勝なんじゃないか? と根拠のない自信をもつ下僕。
土曜日、さっそくそのチャンスが訪れたのですが、なぜか猫さまは下僕が何か作業を始めるとトイレに行くという習性があり、キットを袋から出すのにもたついている間に用を済ませてしまい、結局採ることができませんでした。
きぃ~! 下僕のバカバカバカ! どうしてキットを袋から出しておかなかったのよ! どうして気配を察しなかったのよ! と悔やんでももう遅い。
そして健診当日も下僕が起きた時にはもうトイレをした後で、10時の予約時間までにトイレに行くことがなくそのまま出発しました。
この日の猫さまは一味違いました。
下僕がキャリーを部屋の真ん中に移動したあたりから気配を察したようで、そーっと忍び足でリビングからダイニングへと移動を始める猫さま。
「しめしめ、下僕は気づいていないぞ」という感じで、抜き足差し足でしずしずとゆっくり移動する猫さまは下僕にとっては最も捕獲しやすい状態でした。
キャリーの上蓋を開けて、猫さまを捕獲し、すとんと中に入れてふたを閉めるまで、わずか1分足らず。
これまでの最新記録を樹立した下僕でした。イエ~イ♪
猫さまの入ったキャリーを玄関に置いて、猫さま用のベビーカーをセットしている間中、聞いたこともないような力強い抗議の雄たけびを上げ続ける猫さま。
やめれ!
まるで下僕が虐待しているみたいじゃないか!
がたがたと網に爪をひっかけてキャリーを揺らし暴れる猫さま。
「今日はやけに抵抗するな」
と思っていた下僕ですが、ベビーカーに乗せた途端静まり返りました。
うんともすんともニャーともいわず、動物病院まで物言わぬ猫さまと化したのです。
病院に着くとなぜか先生が掃除機をかけており、「ちょっと待ってね」と待たされました。笑
助手の方も週に一度しか来ない小さな病院なので、何でも先生がやらねばならないのでしょう。
猫さまはここでもキャリーに戻ろうと企みますが、なぜか動作がゆっくり。
おかげで体重測定も、検温も、触診もすんなり終了。
前足の関節の動きが少し悪いようでしたが、歯茎もきれいでした。
体重は3.5㌔で去年より少し減りましたが、適正体重なので問題なし。
去年は少しお腹周りがふっくらして太りそうな傾向だったので、ダイエット成功という感じでしょうか。
健診の最初におしっこを採れなかったことを告げると「うんちは?」と。
え? 検便のことは一言も聞いてないんですけど!
今朝、うんちしていたのに~。先に言ってよ~。
心の中で叫んだ下僕でした。
高齢の猫の場合は検便はあまり意味がないそうなのですが、健診セットの中に含まれているので、一応やりましょうかと言われ、後日おしっこと一緒に提出することになりました。
おしっこを採るのは一苦労ですが、なんとか今日中に採れるといいなぁ。そうでないと、仕事のある日に病院まで届けるのは結構大変なのです。
こればかりは猫さま次第なのですが。
おやつの話になりまして、「ちゅーるは危険」という話題になりました。
危険というのは中毒性がありそうということです。
ちゅーるしか食べなくなってしまった猫ちゃんがいるそうで、それは飼い主さんの責任でもあるとおっしゃっていましたが、確かに最近は猫さまもちゅーるの保管場所の扉を開けると期待に満ちた表情で「うにゃぁ~、うにゃぁ~(おやつくれにゃ~)」と叫ぶようになりました。
その扉の中には夕ご飯のパウチもあるし、他のおやつも入っているので、必ずしもちゅ~るを求めているわけではないですが、そこには美味しいものがあるという認識はあるようです。
たしかにちゅ~るへの食いつきは異常で、ほんとに何か入っているのではと思うことがあります。
我が家では「玉の伝説」というおやつもあげていますが、内容成分に厳しい娘が「ちゅ~る」と「玉の伝説」の販売元に成分について問い合わせたことがあります。
「玉の伝説」の製造元(株式会社STIサンヨー)からはすぐに詳しい説明が届いたということですが、「ちゅ~る」の製造元(いなばペットフード株式会社)は完全無視だったとのこと。
それ以来、我が家ではメインのおやつは「玉の伝説」を利用させてもらっていますが、やっぱりたまにはちゅ~るをあげてしまいますね。
ただ、腎臓ケア用のものなので町のスーパーーなどでは手に入らないため、娘がどこかの通販で買って送ってくれています。
小さなことですが、対応の誠実さから我が家では「玉の伝説」が定番となりました。
さて、猫さまですが、爪が伸びておりついでに切ってもらいました。
爪切りが何より嫌いな猫さまは、滅多なことでは爪を切らせてくれません。
ぐっすり眠っているときを狙って、そーっと1本ずつ切るしかないのですが、気づかれたら最後、ふだんは決して攻撃しない猫さまが強烈な猫パンチを浴びせてきます。時には噛もうとすることも(決して噛んだりはしないのですが、ビビった下僕が引き下がるのを知っているうえでの戦法のようです)
伸びすぎてくるんと丸くなった爪は、通常の爪とぎくらいでは剥がれ落ちないようで、やはり安全のためにも爪切りが必要なようです。
これからは爪切りのために通院が必要になるかもしれません。
1回1500円だそうですが、猫さまの安全には代えられません。
しかしそのためにキャリーに入れるのは、猫さまにとってはかなりストレスなはずなので、何とか自力でできるところまではやろうと思います。
瞳孔の検査もしたところ、針のように細くならなず真ん丸のままだと言われましたが、緊張のせいかもということで、帰宅してから日向にいる猫さまを観察。
ちゃんと針のように細くなっていたので安心しました。
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猫さまは14歳と2ケ月半。 人間でいえば73歳くらいでしょうか。
猫さまにとっては下僕との生活が世界の全てです。
安心して暮らせる環境を整えてあげねばと、健康診断をするたびに心新たに誓うのでした。
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最期まで読んでいただき、ありがとうございました。
休日は猫さまにとって、人間がいるから一日あたたかいお部屋で過ごすことができる貴重な日です。
いつも留守番ばかりさせて申し訳ない気持ちになる下僕ですが、一緒に過ごせる日はせめて猫さまファーストを心がけねば。
そう思いながら、つい自分ファーストになる下僕でした。
今年も一年、元気で過ごしてくれますように。
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