鴻上尚史の新春ツイート、「体言止め」で決裂したことを本当は伝えたかった鴻上尚史
鴻上尚史という人が、若者に向けてツイートをした。
目的は、文に「多くの若者に届きますように」とあるように成人の日に寄せたメッセージを若者に受け止めてもらう事である。
しかしこの目的は達成されるだろうか?
このツイートに寄せられたメッセージの多くは「体言止め」に関するもの、編集者への批判、鴻上氏への賞賛が多いように見えた。
一晩立ち止まって考えなおしてみると当該ツイートの実体は事故報告に過ぎないのではないかと思えてきた。
まず、若者がこれを見るときは返信や引用をセットで見る事になるだろう。
すると上記のような返信が書かれているのである。
悲しいかな、鴻上氏が目的とした素晴らしい原稿を若者が素直に読むことは殆ど無いと見て良いだろう…。
刻まれるのは「時事通信と鴻上氏のいざこざ」「いざこざに反応する無粋な返信」「鴻上賞賛」「斜に構えたシニカル野郎の皮肉」とセットで記憶されるのである。
更に「ツイッター」である。そもそもツイッターはゴミなので・・・
画像にある長い文章よりも、連なるツイートこそ多く読まれるであろう。
それに皆は自分が見たい物しか見ないし、そして身内で盛り上がってるだけなのに勘違いする。
つまり実際には鴻上と取り巻き達の公開オナニー状態になっているという事に本人達が気付くことは無く、省みられる事も無く、新春1ツイートとして事象の水平線に吸い込まれていくだけなのだ。
投稿者もいいね数閲覧数RT数などを見て勘違いするかもしれない。
鴻上ファンは素直に読むだろうけど、それが投稿者の本意ではないだろうから。
若者ではなく大人が読んでも良い文なんだから良かったのかもしれない。
ただし、勘違いした大人はこれは今の若者に向けられたメッセージなんだという思い込みの上から目線で読んでほめたたえている奴も半分くらいいると思ってるんだ俺は。
https://twitter.com/KOKAMIShoji/status/1611178777027174408
さて、何故「事故報告」だと思ったのか?
それはツイートの内容が「時事通信とのやり取りが決裂した報告」「決裂したのは相手の意見に納得できないかったため」「せっかく書いたので載せます」
という事です。
つまり、成功すれば時事通信から鴻上氏のメッセージが発信されたわけですが、それは失敗したのです。こういう事は業界では珍しい事ではないでしょう。そこから分かる通り仕事上で事故った結果としてツイートされた事を赤裸々に語っているのですから事故報告です。
その結果として投稿者の目的とは異なる読まれ方が発生してしまった…。
どういう意図で理由を載せたのかは本人の問題なのですが、それを見る側の事を信用しすぎてしまった。またツイッターの使われ方に無頓着だったという事は、、、
そして、これを読んだ多くの人間達の人を見下す心、嘲笑する心のような部分を刺激してしまったんでしょうね。
「体言止めなんて下らねぇぜwww」「鴻上氏に意見するのにまさか体言止めが美しいなどとはwww」
鴻上氏は多分、SNSインストラクターかコンサルタントをつけてプロデュース力をカバーしないと良い影響力を発揮できないかもしれない、付ければよい影響をもたらす確率が上がると思う。綺麗なひろゆきとかいないかな?(いねぇよ)
というわけで、本当の目的を達成させるのであればわざわざ事故報告してしまったのは失敗だったのではないか?
という見方をしてみました。
何故これを思ったかというと、寄せられたコメントが体言止めについてで一瞬トレンドにまでなった事と目的の相違に気付いたからですよね。メッセージを伝えたいなら体言止め云々の件は余分な話で、本意の純度を下げてるんですよ。
言ってる事わかりますか?
どうすればよかったのか?
1番の理想は時事通信と互いに理解を深めて記事を発信する事と若者に届く簡素な宣伝。
2番として何かしらの理由で決裂したが読んでもらうために、ノイズを排除して伝えたい事だけを純粋にツイートする事と、お友達に拡散してもらう事。
3番としてはひっそりツイートして放置する事。当面の間は固定ツイートにしておく。
というわけで穿った見方をしてみました。
追伸
皇室がSNS発信するという噂、恐ろしいですね、上述のようにSNSには魔物が潜んでおります。下手を打ってそれが皇室解体を加速させる事になるかもしれません。世間の噂などはHPで粛々と訂正、否定をして上に鎮座している方がよっぽど間違いが無いです。
しかし藪をつついて皇室解体が加速する事があってもそれは必ずしも悪い事ではないでしょう。