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お姉さんはロングスカートをさっと翻し、「あら、素敵なお花ね」と言わんばかりに数本花を摘み取った。そして、満足そうに去っていった。 アルプスの大自然で花を愛でるハイジのような世界であれば、あら、すてきなワンシーンねでときめいたのだろうが、ちょっと違うシチュエーションでの出来事。 ・ ・ ・ 空は快晴、よく晴れた昼さがり。何かいいことでも起きそうな天気である。街に出て買い物をした帰り道、地下鉄の入口に入ろうとしている30代くらいのおしゃれお姉さんを見かけた。 福岡市には市
博多駅でエスカレーターに乗っていたら、 階段を登るおじいさんに目を奪われました。 ユリ・ゲラーが渾身の一撃で曲げたスプーンのような腰曲がり。 小柄な体と比べるととても大きなリュックを背負うその姿は、 ランドセルにまだ慣れてない小学一年生のよう。 そして手には「じゃがいも」と書かれたダンボールを抱えていました。 70代くらいの方なのか。 その状態もわりとインパクトだったのに、 足腰しっかり、重心をぐらつかせずにずんずんずんずん… と歩いていました。 すごい。 あんなに色ん