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子供の気持ちは?

学校。
昨日のことがあり、教頭に呼ばれた。放課後、2時間ほど喋りまくってきた。


結論から言うと
「担任の先生の後押しをして欲しい」

教頭(管理職)は担任(部下)を守る。
担任は保護者の了承を得ているから、ボランティアはそれに従えという話だ。

「担任なりに子供達に対する思いがあって色々と考えてるので、ボランティアの方々にも共通認識を持ってもらいたいので」

と、用紙を見せた。

保護者の意向、担任の意向をそれぞれ書く欄があり、それをボランティアに見てもらい、ボランティアの意見も書く。

「子供の意志を書く場所が無いんですね」

と突っ込むと

「子供は親に話せばいいので。親子ですもん。」ってさ。

「親だからって、言えるわけじゃないですよ。私は親には何も言えなかった」

と言ったら

「一般的な、親子の会話があるという大前提として」と言ってきた。

まず、話す時の姿勢がダメ。背もたれに寄りかかり偉そう。なので私も偉そうにしてみた。

「WAKUさんが、担任に対して否定的な思いを持っているんじゃないかと思って。だとしても子供が担任を悪く言った時に、同調しないで欲しい。先生なりの思いがあるんだよと伝えて欲しい。保護者にもそう伝えてます。
同調してしまうと、それだけで生徒との信頼関係が破綻するんです」


あほか。そんなんで破綻するなら最初からその予兆があったってことだわ。と思い

「しませんて。そんなことで」
と返したら

「いーや!破綻するんですよ!私、30年以上教師やってきてそういうのを見てるんです!」

それって、悪口言った子供と保護者が悪いって言ってるよね?

ダメだな、教頭。と思い、色んなことを喋ってやった。全然響かない様子。
早く終わりたいんだろうが、そうはさせない。

「子供はもちろん、大人でも自律してない人が沢山いるんです。頼ることと依存することは違う。自分はやらないのに人にやらせるとか、できないのは世の中のせいだ、学校のせいだ、親のせいだ、子供のせいだ、と自分は何も悪くない、という人だらけ。自律してる人同士が共に協力し合うことが大事なんです」


と話した時

「いや〜、それはなかなか難しいことですよ〜。それが出来たら楽なんですよ〜。誰でも人に頼りたい気持ちはあるじゃないですかぁ」だって。


「頭の硬い人、自分はこれでいい、正しい、と思ってる人ほどやろうとしないんです。学校の先生って硬い人多いでしょ。先生が、親が、自分が先にやってる姿を見せなきゃ子供はやらないですよ。逆に、やれって言わなくても、大人がやってる姿を見たら子供は勝手にやります。」

「先生も、頑張らなくていい。頑張って頑張って心を壊すでしょ。いっぱい辞めてるでしょ。教務室を楽しい場所にしてください。先生達が仕事を楽しいと思えるようにしてください。はい、まずは教頭先生からね!」

「後ろ姿を見せろということですか!いや〜難しいなぁ」

「できないって言わない!やって下さい!できないって言ったらできないから!」

もう、話聞きたくない感が満載。でも続けちゃう。だって、あなた達はこの教室の子供のことを何も知らない、関わってこない。ずっと関わっているのはボランティア。
ボランティアには話せても先生には話せないって言うのが子供たちの現実。それをまず受け止めねばらないんだもの。人として。


「大人から見て、子供同士が一緒にいたら『友達と仲良くしてる』と思うんだろうけど、本当は友達だと思ってない事なんていっぱいある。勉強出来なくても、友達と仲良かったら教室に行けますよ。誰かと一緒にいればいいわけじゃない。ホントのことを言える人がいる訳じゃない。我慢してんですよ。仲良くしなさいとか言われるから。」


かなり辛辣なことを言ったはずが、どうも実体験がないようでピンと来ずな表情。

この人は、普通〜の家で育って普通〜の家庭で育ったんだなあ、と思った。だって、私が自分の過去を話した時に共感も同情もなかったから。「ちょっと何言ってるか分からない」の顔(笑)

「担任達とボランティアさんたちが直接話すと長くなるので、私がお互いの話を聞いて共有していきたいです」って。

逆に言えば、直接は話させない、ということでもある。話すけどね〜!

娘に全容を話したら
「そんなこと話しても、はぁ?でしょ。部外者が、うぜーつて思ってるよ。そりゃ学校は教室に行かせることが目的だからそう言うでしょ。」

「小学校の勉強は教室行かなくても分かるからね。行きたくなきゃ行かなきゃいい。行きたくない理由しかない教室には行けないでしょ。」

「でもさ、今の事じゃなくて全日制の高校に行くとか大学に行くとかを考えたら中学の授業は聞かなきゃならない。自分だけでは分からないもん。通信高校にするとかなら不登校のままでも中学までは卒業できるから、不登校でもいいだろうけどね」

「そこまで親が、先生が考えてるのかでしょ。今だけのことじゃなくてさ。」


小学校の同級生のLINEグループ8人中、6人が中学不登校になり、同じ高校に行った仲良かった友達も1年の時に退学。全員通信高校に行っている。

そんな身近に不登校がいっぱいいるからこそ、気持ちの面も現実面もしっかり理解出来ているんだろうな。

私もまだまだ、彼女に大きな背中を見せ続けていこう٩( •̀ω•́ )ﻭ



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