DCF法の割引率
一般的には、DCFの割引率としてWACC(weighted average cost of capital)が用いられる。
ここで、Eは株主資本、Dは負債、c_Eは株主資本コスト、c_Dは負債コスト、tは実効税率である。
c_Dは有利子負債の金利である。
c_Eを求めるには、一般的にCAPM(Capital Asset Pricing Model)が利用される。
ここで、r_{free}は無リスク利子率、βは当該企業のβ値、r_{market risk premium}は市場リスク利子率である。統計的には、f_{free}~0.005、r_{market risk premium}~0.075 程度の数値が用いられる。
【参考文献】
・柳下裕紀『真のバリュー投資のための企業価値分析』(きんざい)
・伊藤邦雄『企業価値経営』(日本経済新聞出版)