FCFの定義は以下の通り。 ここで、以下の定義を用いた。 【参考文献】 ・柳下裕紀『真のバリュー投資のための企業価値分析』(きんざい) ・伊藤邦雄『企業価値経営』(日本経済新聞出版)
一般的には、DCFの割引率としてWACC(weighted average cost of capital)が用いられる。 ここで、Eは株主資本、Dは負債、c_Eは株主資本コスト、c_Dは負債コスト、tは実効税率である。 c_Dは有利子負債の金利である。 c_Eを求めるには、一般的にCAPM(Capital Asset Pricing Model)が利用される。 ここで、r_{free}は無リスク利子率、βは当該企業のβ値、r_{market risk premium}は
企業の intrinsic value を算出するには、当該企業が将来創出するキャッシュフローの現在価値を算出すればよい。 具体的な手順は以下の通りである。 ①DCF法の割引率を設定する ②企業が将来に創出するFCF(free cash flow)を予測する ③企業の継続価値を算出する ④②で予測した各年のFCFと企業の継続価値を資本コストで現在価値に割り戻し、事業価値を求める ⑤遊休資産(土地、建物等)を時価評価して非事業価値を求める ⑥企業価値を求める(④+⑤
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