日記を始めてみようと思う
ふと日記を始めてみようと思った。
今日は10月25日、金曜日で、最悪な日だったけど、こうして文字に表してみるといいこともあったのかもしれないと思う。
まずいいこと。
朝のバスで、年下イケメンを見かけた。
あの満員で、人の匂いがきつい空間では、そんなことしか楽しみがない。毎朝のように思うのは、私が宝くじを当てたら、絶対にタクシー通学に全額ベッドするということ。ほしいものはいっぱいあるけれど、こーゆーちょっとしたことを解決できるお金を将来は手にしたいと思う。全身ブランドで固めた、成金ダサマダムになるんじゃなくて、いいドライフルーツを躊躇なく買うとか、そんなこと。やっぱ、タクシー代に全部は使いたくないな。
次にいいこと。
これは結構リアルに気になってる塾の男の子のこと。他校だし、もう受験シーズン真っ只中すぎて、そんな色恋沙汰に夢中になっているのは私だけぐらいだから、きっと成立しないだろう。それでも私は生活の中になにかときめくものがないと生きていけないので、そのなにかに憧れをもつ。その彼が、私のことを絶対に意識したのだ。ときめきを追い求めているだけなのだから、自分だけの範囲で考えると、勘違いでも別に良い。このままときめきをもちたい。
そして悪いこと。
英語の先生で、それなのにあまり英語がお上手ではなく、どこか私たち生徒に対してコンプレックスを抱いているおばさんのこと。その先生に理不尽なことで怒られた。いつもヒステリックで、よくわからない理論を突きつけてくる、一歩通行なコミュニケーションをして、さも自分が論破したかのように振る舞っている。だから、尊敬に値する人だと思っていないので、正直、ダメージは喰らっていない。英語の時間がより憂鬱になったなーと思うぐらい。あんな大人にはなりたくない。
そしてまさかのいいこと。
夜になぜか泣いている友達から電話がかかってきた。私が理不尽に怒られているときに、先生に対して発言ができなかったことを悔やんでいるそう。本当にびっくりした。私にとっては、尊敬しない人の言葉なんて、脳みそを通過していないので、気に留めていない。道端で暴言を吐いているおじさんに「死ね」と言われたみたいな感じ。それなのに、私のことを心配してくれて、涙まで流してくれる友達がいること。こんなに喜ばしいことはない。ずっと大切にしようと思った。きっと今日のことはすぐに忘れてしまって、その友達の重みをかんじられなくなるから、こうして日記を始めることにした。