4.5日目

月曜日にあったことは特に覚えていない。
いちばんの親友とコンビニのスープを飲んだ。彼女と高校受験の時にいつも飲んでいたカップスープの、初めて見た味を選んだ。
火曜日の、今日のことは覚えている。海馬の問題ではなく、1日の密度の高さによってだ。

最後の記念試合に向けて2日間だけ練習がある。最後なのに、また、よりあの人たちがどうしようもないことを知った。キャプテンが泣いて、私も泣いて、もうどうしたらいいか分からないと。彼のストイックさや、責任感の強さが彼を追いつめているけれど、それは彼が悪いのではないし、性格のせいでもなくて、ただ周りの人たちのせいだと思った。他の部活や、学校だったら、彼はすばらしいキャプテンとして認知されただろうし、彼もここまで追いつめられなくて済んだのだろう。

時系列がおかしいが、朝にはサッカーをした。サッカー部の朝練？に混ぜてもらって、私はやはりプレイヤーが向いているのだと感じた。人に希望を託すべきではない。