立位前屈動作のバイオメカニクスと動作分析
立位前屈動作の評価意義立位前屈動作は、臨床において多用されます。
主な目的としては、下肢後面(ハムストリングスなど)の柔軟性評価、脊柱の可動性評価¹⁾、腰背部痛の疼痛再現などが挙げられます。
評価手段として、指先と床との距離を測定する指床間距離(finger floor distance;以下FFD)が挙げられますが、疼痛との関連や機能障害の直接的評価としては不十分です。
そこで、立位前屈動作の評価では動作分析が必須となります。
動作分析をする上では、立位前屈動作のバ