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脱・楽しくない振り返り ・・いまココ振り返り

いつからだったか反省会はやめて振り返りにしようというブームが世間でもあったように思います。それが、いつのまにか私の中では名ばかりの「振り返り」になり、結局は反省していました。

12月のリベレーティングストラクチャーの勉強会で、振り返りの問いをバージョンアップしたので共有したいと思います。

旧 振り返りの問い

問い1:やってみてどうだったか?
問い2:次やるとしたらどうやるか?

旧 バージョンの実態

問い1は、とにかく思っていることを脳内からおろす作業す。
上手くいかなかった時は、ここで大量のネガティブ感想が自分から出てきます。

問い2では、反省を踏まえたやり方がたくさん出てきます。

ニューロサイエンス的には

脳内からおろす作業は必要だと思われます。メモリーを一度空にしないと次が舞台にあがらないからです。

ただし、脳は脅威を報酬よりも強く感じるので、上手く行ったとしても、自然と脳はネガティブにしたがります。

反省会に戻ってしまったのも、脳の特性にあらがえなかったというわけです。

生理学的に反するために

ということで、脳にトリックをかけたいと思います。

シーソーをイメージすると、報酬側の要素を増やしていきます。

左が脅威、右の報酬

脅威・報酬を感じる要素は、ステータス、確実性、自己選択感、関係性、公平性の5つ。

これら報酬側が肯定・ポジティブになる問いを盛り込みました。

新版 いまココ振り返り

問い1、 いま○○について振り返りたいか? (自己選択感)
問い2、 ○○は、終了したか? (確実性)
問い3、 やってみてどうだったか?
問い4、 これ学んだ!とテンションがあがることはどんな点だったか?
問い5、 次はこうやってみたいと思うのは何か?

ポイントは、

  • 振り返りたいかどうか、いまの自分が決定する問いを入れる。

  • マインドが過去に引き戻されないように、終わっていることを確認する。

  • その後は、できるだけ問いに強いポジティブなトーンを入れる。


私達はみんな反省モードになりがちに出来ています。
シーソーを報酬側に傾けることで、楽しい振り返りを実施ください。

参考情報:
Photo by Jeremy Bishop on Unsplash
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綿引いずみ  |  コーチ
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