キャントリップ(1ドロー1アクション)の考え方/【今日のドミニオン】カード:港町
・キャントリップとは
例えば、願いの井戸というカードを見てみよう。
+1 カードを引く、+1 アクション という効果。
これをキャントリップと広く言う。
初心者の方と遊ぶ時、割とこういったキャントリップのカードを好んで購入進める方がいる。
実際俺も、このターンの購入権もったいないけど、
欲しいとこまでお金伸びなかったから村買おうかな…
みたいなターンを過ごしてしまうこともある。
では、こういったプレイは正しいのか。
今日はキャントリップのいいところ、悪いところを整理しようと思う。
・起こること
キャントリップでは何をするのか整理する。
5枚の手札からキャントリップのカードを使うと、
1枚のカードとアクション権を使って、1ドロー1アクションする。
処理が終わっても、手札は5枚、アクション権は1となる。
・
・
・
何も起こっていないのだ。
では、手札は回るし、
何枚積んでもリスクのない、お得なカードなのだろうか。
・リスクと支払っているリソース
キャントリップはノーリスクなカードではない。
3点から説明する。
① 購入権を使って買っている
買っているということは、買っているのだ。
当たり前のように見えるが、1ターン使っているということである。
例えば上記の3金願いの井戸を買うとする。
この時、3金の他のカードを買わない、銀貨を買わない、何も買わないという選択肢を超えたうえで買っている。
自分のターンという貴重なリソースを支払うべきかは検討の余地がある。
② アクションがないときに来ると邪魔
例えば、鍛冶屋を使って願いの井戸を引くとどうなるだろうか。
この場合、もうアクションがないので、手札に来ても無駄である。
また、+2アクションのカードを積んで、鍛冶屋を使う時でも基本的には同様である。
ターンの頭にアクションが余らなければ無駄になりかねないので、本当に必要か、毎ターンアクションに余裕があるかということは考えてみましょう。
③ 手札の枠を埋める
手札にあっても困らない、ということでもない。
手札は自分のターンに回し始める前にも使うからだ。
例えば、相手のアタックを受ける際に
リアクションカード(青いカード)をだしたいとき、このカードを出すためには、ターン終了時の5ドローで引いておかないといけない。
引いておこうと思うと、リアクションカードをいっぱい買っておくか、デッキの枚数が少ないことが必要条件になる。
つまり、あってもなくてもいいキャントリップカードによって、引きづらくなるのであればそれはマイナスとして働いているのだ。
④ 山札が見えない
③の派生であるが、手札がキャントリップ3枚、銅貨2枚。
山札が20枚 とする。
この時に民兵を打たれたら。
キャントリップで、銀貨や強いアクションを引けるのであれば銅貨を捨てるべきである。
でも、もしキャントリップ使って屋敷引いたら…?
なんとマイナスなのだ。
キャントリップを使って、屋敷を引くこと自体がリスクではあるのだが、これは山札の中身が見えないことによって悩むのだ。
デッキが後3枚で、その内訳が金貨・金貨・銀貨の場合なら
当然銅貨を捨てるべきだとわかると思う。
山札をむやみに増やしていいことがあるわけではないのだ。
以上、キャントリップのリスクではある。
リスクが多そうには見えるが…?
・買うべき時はある?
ここまでキャントリップの弱み、リスクについて長々と書いた。
では、キャントリップは買わない方がいいのだろうか?
そんなことはない、買っていいものではある!
キャントリップのみの効果だと弱すぎるが、
他の効果があることも多く、そこも含めてカードの評価だからだ。
いい点は各個別カードの評価にもなるので詳細はかけないけど…
場との相性はあれど、追加効果がデッキと合う場合や、
アクション数が安定する場合は、俺は今後も買うだろう。
また、庭園や品評会のようなデッキの枚数や種類を参照するデッキであれば当然積み得!
・結論!!!!!!
全然買ってOK!!!!
ただ、ちょっと本当に買っていいか考えてから使うのがオススメ!
・今日のドミニオン
5金のカードが2枚基本で、シンプルな構成となっている。
この場のパワーカードは書庫だけといってもいい。
であれば、どう書庫を活かすかになる。
ステロにするのか、アクションを増やしたりして工夫するのか。
手札は増えなくていいが、書庫にはアクセスし続けたい。
港町・騎士見習いスタートにした。
チャンピオンは欲しかったことと、書庫との相性を考えた時にアクションは増えて問題ないように考えた。
手札減らしつつお金を増やせる鉱山も見据えた。
今思うと、隠し通路にして、手札減らしていくのもありだった。
・港町 おすすめ度★★★★
ちょうどものすごいキャントリップカードがあった。
キャントリップ+1アクションみたいなもん。
1枚買えば2枚になる6金(1ドロー2アクションは3金の村なので)相当のカードなので、強くはある。
コンボを組むときにも速度が出るので便利なカード。
メリットは取り扱いのいい+2アクションカードであること。
デメリットは効果がこれしかないこと。
買うことが推奨できるいいカードだが、
このアクションをどう生かすか、他にもっと強力なカードはないか
ということを考えてから買おう!
・結果!!!
港町でアクションを増やし、鉱山で手札を減らして書庫を使う。
シンプルな構築にした。
最終属州を買えた方が勝ち、という局面で自分が勝つには3回のチャンスがあった。
だから実質運負け と言えなくはない。
ただ、デッキを見てみるとどうだろうか。
属州を買うには、書庫を打って、8金だす必要がある。
このデッキでそれはランダムだけで起こりえるだろうか。
最後の方屋敷買ったりもしたけど、そこも偵察隊使って確実に書庫+金貨のターンを作るべきだったと思うし、
隠し通路やもう一枚の書庫を買うターンも作れなかったのは弱い。
チャンピオンでアクション増え続けるのであれば、
偵察者→隠し通路・書庫というような流れで無駄なくデッキをもっと回すべきだったなと思う。
理解度不足です。
先行をし、無駄なバイをせず先手を取り続けるという基本コンセプトはとてもよかったが、逃げ切れなさを露呈する構築力のなさで負けました。
さよなら。
いいねや、Xのフォロー、
このカードって実際どうなんということがあればコメントやリプライをお願いします。
なんか埋め込んでみた。