Michard

2024年春から中国・北京暮らしがスタート。子連れ北京生活での経験や発見、感じたことを…

Michard

2024年春から中国・北京暮らしがスタート。子連れ北京生活での経験や発見、感じたことをつづります。

最近の記事

【授乳室探訪④】ビジネスの中心地で、ついに見つけた給湯器

 【授乳室探訪】と題してこれまで3本の記事を書き、私の中では、すっかり「どこかに出かけたら必ず授乳室を見に行く」ことが定着した。ついでに夫にもその認識が定着したらしく、「母嬰室」(中国語で授乳室)の字やマークを見つけると「行かなくていいの?」と聞いてくるようになった…。 初めて、ビジネス街「国貿エリア」の豪華ショッピングモールへ 北京のビジネスの中心地「国貿エリア」を訪れたのは7月中旬の週末だった。私の住んでいる地域とは少し離れている。以前から「どんな場所かちょっと見てみた

    • どんな店でも「子ども可」!?乳児との外食事情@北京

       北京へ来たころは6か月だった次男もあっという間に大きくなり、今は一日3回、離乳食を食べている。  以前も書いたとおり、北京での離乳食作りは決して楽ではないが、幸いなことに、次男も長男と同じ「よく食べるタイプ」で、助かっている。  ただ、一日3食必要になると出現するハードルが、外食時の店選びだ。長男が今の次男と同じ月齢だったころは日本にいたが、どんな店で外食できるか、「食べログ」で探したものだ。  離乳食が始まっていない時や、一日1回だけの時も、もちろん下調べは必要だ。でも

      • まさかのタイミングで来た…長男の、北京で初めての胃腸炎②

         前回から、北京へ来て初めて長男が胃腸炎になった時のことを記している。この時、夫が海外出張中で不在だった。  ワンオペでの長い長い一日を、いつか「あんなこともあったなあ」と懐かしく思い出すときは来るのだろうか。  数か月経った今思い返しても、まだ、手にじんわりと汗が出てきてしまうのだ。 脱水状態→点滴決定。所要時間に驚愕… 処方された吐き気止め薬(これについては後段で記したい)を飲んで症状が落ち着き、「おうち帰ろうよ」という長男をなだめながら、血液検査と尿検査の結果が出るま

        • まさかのタイミングで来た…長男の、北京で初めての胃腸炎①

           いつかその時は来るだろう、と思っていた。でも、想定していたより、早かった。子どもの体調不良で北京の病院にかかることになったのだ。  日本にいれば、かかりつけの小児科のウェブ予約を取り、仕事の予定を調整して連れていき、その後は自宅で様子を見る。もちろん心配するし不安にもなるが、比較的冷静に対応してきた、と思う。(体調不良の程度による。長男が熱性けいれんを起こした時には本当に焦った。)  北京でもいつかは病院にかかるだろうとは思っていた。でも、楽観視していた。中国語や英語での

        【授乳室探訪④】ビジネスの中心地で、ついに見つけた給湯器

        • どんな店でも「子ども可」!?乳児との外食事情@北京

        • まさかのタイミングで来た…長男の、北京で初めての胃腸炎②

        • まさかのタイミングで来た…長男の、北京で初めての胃腸炎①

          離乳食@北京、最大の壁!?② ~探せばある、ある所には、ある~

            白身魚の切り身、イメージしているものと微妙に違う問題 前回記事のとおり、私は、初めて訪れるスーパーでは必ず真っ先に魚売り場をチェックするようにしていた。  日本でいうところの、「刺身や冷蔵の魚」売り場はなく、冷凍の魚だけ置いているスーパーも少なくはない。冷凍のサンマやサバを見つけ「サバ好きの長男に食べさせられる!」と安心したが、白身魚はやはり、胴体を横断したタイプの切り身の鱈が多く、この他、結婚式でゲスト向けに出される食事にありそうな、手のひらサイズの舌平目も見かけた。

          離乳食@北京、最大の壁!?② ~探せばある、ある所には、ある~

          離乳食@北京、最大の壁!?日本ならどこにでもあるアレを探す日々①

            北京に来て以来、日本の家族や友人から時々尋ねられることがある。それは「食事は口に合う?」「ごはんどうしてるの?」ということだ。  乳幼児がいるためほぼ自炊の生活を送っているが、日本の調味料については、醤油やみりん、料理酒なども手に入るし、様々な硬さの豆腐や薄切りの肉を置いている店もある。大人と長男の食事については、マイナートラブルはあれど、ほぼ平常運転だ。  ただ、我が家には乳児の次男がいる。一日2~3回(北京へ来た当時は2回だった)の離乳食は私が自宅で作っているが、この

          離乳食@北京、最大の壁!?日本ならどこにでもあるアレを探す日々①

          【授乳室探訪③】ついに発見「完全個室」授乳室。そこで初めて見たものは

           前回の記事で中国の「母嬰室」=授乳室について、育児中の中国人に色々と話を聞いた件を記したが、中国人の習慣や考えを実際に聞いて以来、私はますます授乳室に興味を持ち、外出先では必ず授乳室を使うようになった。 普段着を後悔…北京のおしゃれタウンで発見。 そして、先日ついに「完全個室」タイプの授乳室を発見した!!  オーバーだと思う。でも、これまで6カ所程度訪れた授乳室は全ていわゆる「半個室」タイプだったため、妙な達成感があった。  場所は「三里屯 太古里」という商業施設。CH

          【授乳室探訪③】ついに発見「完全個室」授乳室。そこで初めて見たものは

          ちまきに挑む③ ~いざ実食。甘いちまきの味はいかに~

           ここまで「ちまきに挑む」のタイトルで、ちまきに悪戦苦闘したことや、ちまき文化を覗き見たことを記してきた。  ただ、肝心の味について、まだ書いていない。「実際に手作りしたちまきの味はどうだったの!?」と思われる方もいらっしゃるかも?と思い、ここに記して「ちまきに挑む」完結としたい。 蒸し器×もち米調理は初。小一時間にらめっこして… 長男がちまきを持ち帰ってきたのは夕方4時半ごろ。ちょうど、夕食用に白米を炊く前だった。やや小ぶりのちまき7個で夕飯の主食として足りるか不安だった

          ちまきに挑む③ ~いざ実食。甘いちまきの味はいかに~

          ちまきに挑む② ~甘いorしょっぱい!?ちまきの世界は奥深い~

          長男の一言で、再度ちまき作りがスタート…  前回の記事の通り、 なんとか一つめのちまきを作り終えた私に、会場にやってきた長男が容赦なく言う。 「ねえ、もっとたくさん作ってよ」。 「え」と言ってしまったが、確かに、ちまきには見えないこの物体だけ作って終わるのは悔しい。  4歳の長男が自ら作るには難易度が高いため、長男には笹の葉を2枚選んだり、ナツメや米を入れたりしてもらい、私はひたすら、円錐形と三角錐に向き合う。ちまきを結ぶ紐が手元になく、長男に「あそこにいるおばちゃんに紐を

          ちまきに挑む② ~甘いorしょっぱい!?ちまきの世界は奥深い~

          ちまきに挑む① ~三角錐に大苦戦~

          「もちもち」好きとしては、見逃せない 突然だが、私は「もちもち」した食べ物が好きだ。餅に赤飯、おこわも大好物。タイの名物、マンゴーともち米のデザートは毎日でも食べられるし、「米粉を使った」という歌い文句のコンビニスイーツにも目がない。  だから、日本の「端午の節句」の由来、とされている中国の「端午節」に合わせてスーパーにちまきが積み上げられたのを見てワクワクした。日本でも一部の地域では端午の節句にちまきを食べるそうだが、中国でもその風習があるようだ。  そしてちょうどその頃、

          ちまきに挑む① ~三角錐に大苦戦~

          【授乳室探訪②】育児中の中国人に疑問をぶつけてみた

          外出先では必ず授乳室へ行ってみる。すると…「半個室」タイプで視線を遮るものはないが、哺乳瓶を温めるらしい機械のある「母嬰室」=授乳室を見つけて以来、私は、商業施設や観光地など出かけるたびに授乳室を利用するようにしている。 個室じゃないが共用はしない?他の利用客とバッティング とある商業施設で、施錠タイプではない授乳室で次男のオムツを替え終わって時、赤ちゃんを抱いた女性が入ってきた。個室ではないのだが、オムツ交換台そのものが1台しかないので、女性は「ごめん」と言って授乳室か

          【授乳室探訪②】育児中の中国人に疑問をぶつけてみた

          【授乳室探訪①】中国の授乳室に、はまった

          乳幼児連れには不可欠、外出先の授乳室。行ってみるとそこは…日本に住んでいた時、私は、授乳やオムツ替えをするいわゆる「授乳室」が広くて使いやすいかどうか、という観点で、訪れるショッピングモールを選ぶ、ということもあった。 「ららぽーと」や「イオンモール」は広々として混雑も避けられ、使い勝手もよい。「エキュート」や「ルミネ」など駅ビル系は、室数は少ないが安心感がある。どこの授乳室を使っても、オムツ替えや授乳がスムーズに済むと、ほっとする。 授乳室があれば、乳児がいても、オムツ交

          【授乳室探訪①】中国の授乳室に、はまった

          中国のみなさん、赤ちゃんへの関心が高すぎる!?② ~夏の必需品~

          日本の赤ちゃんが夏には履かないことが多いアレ、中国では必須?先日、次男と同じぐらいの月齢の赤ちゃんがいる友人2人と買い物をしていた時のことだ。小さな食品店に入ると、店主の女性が近づいてきて、友人が抱っこしていた赤ちゃんの裸足を少しさわり、何か言った。 中国語がわかる友人に聞くと、「足が冷たい、だって」。 そう、「裸足で足が冷たい」、と指摘しているのだ。 直接指摘した人には初めて会ったが、中国のみなさんが赤ちゃんの足を注視していることはよくわかる。次男を抱っこして歩くと、まぎ

          中国のみなさん、赤ちゃんへの関心が高すぎる!?② ~夏の必需品~

          中国のみなさん、赤ちゃんへの関心が高すぎる!?① 

          北京へ来て早2か月。確実に聞き取れるようになったフレーズは… 連日35℃前後の気温となっている北京。ただ、次男の気分転換と私の運動不足解消のため、一日1回小一時間程度、抱っこ紐やベビーカーで外出するようにしている。 この外出2回に1回、つまり2日に1回の割合(もっと多い時もある)で、通りすがりの中国人から声をかけられる。 「多大?(年はいくつ?)」と。 毎日聞かれるので、今年3月から中国語を勉強したばかりの私でさえ確実に聞き取れるようになり、すぐに「〇か月!」と返事ができ

          中国のみなさん、赤ちゃんへの関心が高すぎる!?① 

          【はじめに】北京生活スタート。子ども×中国にアンテナをはる!

          2024年春。私は配偶者の赴任先である中国・北京へ引っ越してきた。 長男(4歳)と次男(6か月)、2人の子を連れて。 「北京で暮らす」と話すと、家族や友人・知人から色々なことを聞かれた。 「中国語話せるの?」 「どういうところに暮らすの?」 「大気汚染大丈夫?心配じゃない?」 「子どもの離乳食や予防接種はどうするの?」 などなど…。 実際のところ、数か月前から中国語の勉強を始めたばかりでコミュニケーションはままならないし、子どもたちの生活や食事についての不安も少なくなかった

          【はじめに】北京生活スタート。子ども×中国にアンテナをはる!