分離症

腰椎分離症の病態について書いた記事です。
痛みを感じる動作を無理に行うことは禁物です。
特にひねる動作には注意してください。

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腰椎分離症は、腰椎の前方(椎体)と後方(椎弓)が疲労骨折により分離してしまった状態です。
完全に離れているわけではなく、ヒビが入っている状態も分離症と呼びます。
どの腰椎に起こっているかで、第5(第4)腰椎分離症などの診断名になります。


【症状】

体を反ったり、捻ったりする動作で痛みを感じやすいです。
急性期を過ぎて骨が癒合しなかった場合も、腰痛が支障とならないことも多いです。

【分離症の経過】

腰痛(骨折)が発生し間も無くであれば骨癒合が期待できます。
硬いコルセットの装着で安静が必要となります。
急性期を過ぎてしまうと骨癒合が期待できなくなりますが、生活にしようがなければ手術はしないことも多いです。

【分離した腰椎はどうなるのか】

骨の柔らかい10代から起こり、骨癒合しなかった場合は不安定さが残ります。徐々にすべり症へ進行していくことも多く、長い目で腰への負担軽減を考える必要があります。

動けるようになってきたタイミングで、
・痛みや神経刺激でかたくなった腰や脚の柔軟性改善
・適切な体幹〜下肢トレーニング

・スポーツ活動を行う場合は他の部位の強化
を行うことが進行・再発予防の観点からも望ましいです。

その際は、マニュアル化されたメニューではなく、あなたの体の状態にあった適切な指導をしてくれる場所でメニューを組まれることをお勧めします。
リハビリに行かれている方はその病院などが良いでしょう。

人の身体は千差万別で、これさえやれば大丈夫というものはありません。
ネットの偏った情報によって症状が悪化してしまった方も多く見ています。

これから先も付き合っていく体のこと、ぜひ大切になさってください。

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