腰椎椎間板(変性)症 簡単まとめ
腰椎椎間板変性症の病態について書いた記事です。
痛みを感じる動作を繰り返し無理に行うことは禁物です。
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腰椎椎間板(変性)症は、腰椎と腰椎の間にある椎間板が加齢による水分量の低下などによって変性し、
クッション機能や安定性が低下した状態です。
腰椎症、腰椎変性症など色々な言い方をされます。
上の実写の画像の黒っぽい組織に挟まれた白い部分が椎間板です。
aが綺麗な状態の椎間板で、cが変性が進んだ椎間板です。
【症状】
周りの筋肉や靭帯、椎間関節(椎間板同士の関節)に負担がかかることで、
動作時だけでなく同じ姿勢をとっている時やその後などにも痛みを感じます。
【変性した椎間板はどうなるのか】
椎間板が元に戻ることはありません。椎間板への負担を減らし、変性の進行を遅らせ守ることが重要になります。
【変性が進むとどうなるのか】
変性が進むと、腰椎(腰骨)の不安定性が増し、腰椎すべり症や椎間板ヘルニアへ移行することもあります。
腰への負担を減らすため、
・腰や脚(股関節)の柔軟性改善
・適切な体幹〜下肢トレーニング
を行い機能を改善させることが望ましいです。
その際は、マニュアル化されたメニューではなく、あなたの体の状態にあった適切な指導をしてくれる場所でメニューを組まれることをお勧めします。
リハビリに行かれている方はその病院などが良いでしょう。
人の身体は千差万別で、これさえやれば大丈夫というものはありません。
ネットの偏った情報によって症状が悪化してしまった方も多く見ています。
これから先も付き合っていく体のこと、ぜひ大切になさってください。
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