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コミュニティに飽きた (1/5)堀下
最近は、場にいて如何に「関係性の可視化を多層的かつ複雑系的に紡ぎ出すことができるか」が、ぼくの関心事。
とか言えばそれなりに”格好がつく”かもしれないんですが、その実ちょっと”コミュニティ”と呼ばれるものに飽きてしまいました。
2019年はじまったばかりのところから不穏な空気で申し訳ないのですが、一切の批判的な内容を含んでいない(つもり)ですし、むしろ超絶前向き(いつも通り)です。時期もいいですし、今年の抱負的な、とは言え日記の域を出ない…久しぶりに書くダイジェスト版…くらいの微妙なラインを狙っていきたいと思っています◎
ストレス軽減のためにルールをつくる
・100%のアウトプットは続かないと思うので、30%でも60%でもいいから続けましょう。
という実に示唆に富む”ルール”があったようななかったようなこの交換日記note「堀下くんと江本さん」ですが、気づけば前回のnote(えもとさんの)更新以降、up Tsukubaはオープンしたのみならず、医療相談アプリLEBERをup会員さんには無償提供し、プライベートではこどもが生まれ、Tsukuba Place Labは2周年を迎えて、茨城県議選の投票証明書持参でupもLabも無料にしてみて、延べ1,773人が日々upを訪れ、25個のイベントが開催されました。
そう、4ヵ月が経ったのです。
びっくり。どこかに時空の歪みでもありました?
up計画時からすると見立てが甘かった部分は数えきれない、と同時に、しかし、予想できなかった出会いもまた確かにあって。そんなことを実際に感じるのに十分な時間。
upにおけるえもとさんとぼくの立ち位置も少しずつ明確になってきた気が、勝手にしていますが、どうでしょ?たぶん2人の間では共有できていると勝手に思っているし、ふたりの共通の友人かつつくばにいる人には比較的伝わっているような気がしています。
個人的にはこの交換noteの過去ログがじわじわと効いてきてる気がしていて、純粋に悪くないな、と思うタイミングが多々あります。とは言え
思考したことを書いて残さないとなかったことになるんだなぁ
とは、初回のえもとさんの日記から。
最近”upの業務”としては、ほりしたがフローをつくり、えもとさんがストックする。みたいな変な”分業感”を勝手につくってしまったような気がしていて。年も明けたことだし、そろそろ重い腰をあげますかと。
「upってどんな場所ですか?」
と聞かれることがあまりないんです。
いや、なにを突然って感じですね。さらに言えば、そんなこと圧倒的大多数の方にはどうでもいいことかもしれないし、「だろうね」って思われるのかもしれない。
とは言え、このnoteはあくまで交換日記であって、ぼくがえもとさんに宛てたものだから、報告しておくわけです。
言わずもがなかもしれないけれども、敢えてもう1度言います。
「upってどんな場所?」って聞かれないんよ。
2年前に散々聞かれてきました。
「Tsukuba Place Labってどんな場所?」
「コワーキングスペースってなに?」
「わたしには関係ない場所でしょ?」
これが1年経った頃には少し変わってきて。
「Labではどんなことをしてるんですか?」
「○○をしたいと思ってるんですがLabでできますか?」
「堀下さんにこれをお願いしたんですけど」
「××な人を探しているんです。紹介してください」
そしてupを計画/実行する頃には
「2店舗目つくるんですね!」
みたいな。
なんだろう、敢えて言うならば「堀下がやっているところ」ですべて片付いているような、そんな感覚。それに気づいたときに思ったことは2つ。
「早急に脱したい」と「自分の価値を高めたい」ということでした。
好きを仕事に?いや、比較優位的には…
とは言え、次なる目標をうまくカタチにできないでいたのがこの4ヵ月だったような気が、今、文章にしていて思いました。
そもそもが大きな夢や目標をつくるのがすごく苦手なんだけれども…。
クラファンやオープンによる燃え尽きではなく、純粋に自分自身も「はてさてupはどんな場所なんでしょうね」をいまひとつ明確にできていなかったから起きたことなのかなとは、今思っていること。
「好きを仕事に」とかが苦手で、どちらかというと「得意を好きと勘違いしてそのまま仕事に」しがちで。得意なものを結構全力で好きになれもするのだけれども。感情よりも正しさに目が行きがちがゆえに、合理性をとってしまったり…そんな間にも時間は過ぎて。
でも時間が経つのは悪いことばかりではもちろんなく、いいこともあって。なにかというと、時間が経てば、自動的に環境が変わっていく。
特に”正しさ”(正確には、正しいと思っている自分の信念や常識だと思っている事象、はたまた世間的な常識すら)も揺らぐ。
絶対的な正しさなんてない
ぼくの行動原理のひとつに「MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive):漏れなし・ダブりなし」な感覚があって。「これはあの人にできるから自分がしなくてもいい」という感覚とでも言い換えれば、確かに…となるかも?
これって協業のようで、その実ただの分業なんですね。
もちろん平日9時-17時でルーティンワーク、をしているようなタイプではない(そもそもイマドキそんな働き方、公務員すらしてないですよね←)けども、与えられた瞬間、”考えられる”最適解を先に当てはめ、100%に近づけていく”作業”に落とし込みがち。
シナジーが生まれない!
致命的!ガッデム!
…みたいなことをこの4ヵ月で特に考えていたわけです。笑
つまり、今年のぼくの目標として
自分自身、まさかこれをやるとは思っていなかった!みたいな事業、プロジェクト、趣味、遊び、をしたい。と思っています。
完璧主義なのにサボり癖の強い、熱しやすく冷めやすい性格なもんで、それをもっと拍車かけて前面に押し出していこうかな、と思った次第です◎
まだ、タイトルを回収しきれていないですね。
20歳での起業以降、正解がない、いわゆる「コミュニティ」と呼ばれるフィールドを”主戦場”にしてきた8年間でした。稼ぎの主軸としての行政計画策定支援業務を手放した2018年でした。2019年は「コミュニティ」というものから離れたところで挑戦したい、そう思っています。
夢は未だにないけど、まだここにないものをみてみたい、という気持ちだけ強くあるし、未来はなんとなく明るい、そんな希望を持ち続けることはできる。だからこそ、イノベーションが起こるために必要な条件をそろえておきたい。偶然性をつくりだすことで、イノベーションを起こすことができる、そう思っています。自分自身をより偶然性の高い状態においてみることもまた一興かなと。
今のぼくが自分の頭の中だけで考えられる”コミュニティ”に飽きてしまった。
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