【フォレスト出版チャンネル#112】ゲスト/キャリア|ワーママはる&担当編集が語る、新刊制作秘話
このnoteは2021年4月20日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。
発売前重版が決定した、ワ―ママはるさんの新刊
渡部:フォレスト出版チャンネルパーソナリティの渡部洋平です。今日は編集部の森上さんとともにお伝えしていきたいと思います。森上さん、よろしくお願いします。
森上:よろしくお願いします。
渡部:今日はまたというか、いつもなんですけども素晴らしいゲストに来ていただいておりまして、ゲストに来ていただくのは2回目になりますね、森上さん。
森上:そうですね。今年(2021年)2月にゲストでお越しいただいて、めちゃくちゃうれしかったんですけど、Voicyをお聞きになられている方なら、絶対知っている方ですよね。
渡部:そうですね。前回は、収録後に僕と森上さんは若干反省をしていたという……。
森上:そうそうそう(笑)。反省会があったよね。Voicyでも超がつくほど人気の方で、今回はその方が弊社から新刊を出してくださったということで、またお越しくださった著者さんでもあります。
渡部:では、森上さんからご紹介いただくほうがいいんじゃないですかね。前回もそうでしたけど。
森上:そうですね。今日のゲストは、Voicy超人気チャンネル「ワーママはるラジオ」(現・学びの引き出しはるラジオ)のパーソナリティを務められているワーママはるさんです。はるさん、どうぞよろしくお願いいたします。
はる:よろしくお願いいたします。お久しぶりです。
森上:ご無沙汰しております。
渡部:また登場していただきまして、ありがとうございます。
はる:皆様にお会いできることを楽しみにしておりました。ありがとうございます。
渡部:ではおそらく、はるさんのことをご存じの方が多いと思うんですけれども、今回もいつも通り自己紹介からスタートしていきたいと思います。
はる:はい。私はワーママはると申します。皆様、初めまして。Voicyさんでちょうど2年前からパーソナリティをさせてもらっています。「ワーママはるラジオ」(現・学びの引き出しはるラジオ)というチャンネルで、ワーママライフのいろいろな悩みだったり、ライフハック的なものだったり、キャリアだったり、子育てだったりをお話しております。今回はフォレスト出版さんから『ライフシフト習慣術』ということで、「ワーママはるラジオ」で話しているような内容をエッセンスとして取り上げて書籍化していただきました。今日はゲストにも呼んでいただいてありがとうございます。よろしくお願いします。
森上・渡部:ありがとうございます。
渡部:それでは、今、はるさんからもお話がありましたけれども、(2021年)4月13日にフォレスト出版から刊行されました『ワーママはるのライフシフト習慣術』について、今日はいろいろと聞いてしまおうかと思っています。森上さん最初に簡単に紹介してもらってもいいでしょうか?
森上:わかりました。前回2月にお越しいただいたときにもお話ししたのですが、僕が「ワーママはるラジオ」のめちゃくちゃ大ファンで、今回ご本まで一緒に作ることできて、個人的に一番うれしい1冊になりました。今回の『ワーママはるのライフシフト習慣術』はタイトル通り、はるさんが常々VoicyやSNS、noteとかで発信されている、人生をライフシフトするために重要なエッセンスを、仕事、人間関係、子育て、お金、学び、この5つのテーマで習慣術として解説してくださったものになっています。各テーマ5つの習慣術ずつ挙げていただいているんですね。4月10日にアマゾンで先行発売して、4月13日に公式発売だったんですけど、おかげさまでアマゾンの予約注文が殺到しちゃって、公式発売日の前日の12日に重版が決まったんですよ。これは、めちゃめちゃ社内でも話題になったと言うか、沸き上がったと言うね
渡部:発売前重版ですね。
森上:そう。いわゆる発売前重版。だから4月1日が情報解禁で、はるさんがVoicy等でいろいろと告知してくださって、逆にはるさんのリスナーの方にご迷惑をかけたんじゃないかなって思っているのが、アマゾンやネット書店で発売前に在庫切れになっちゃったんです。それで営業が慌てて重版をかけるっていう状態になって。はるさん人気を改めて目の当たりしたと言うか、社内全体が体感したということで、その時期に買おうと思って入手不能だったという方には本当にご迷惑おかけしました。我々にとってはうれしい悲鳴なんですが……。
はる:ひとえに営業様と、編集者の森上さんのご尽力のおかげでこうなっていますので、本当にありがたいなと思いましたし、またツイッターやVoicyのリスナーさんも本屋さんで予約しましたという方も結構いらっしゃいましたし、アマゾンでご家族に送りましたっていう方とかもいらっしゃってありがたいなと思っています。
森上:めちゃくちゃありがたいですね、本当に。渡部さん、ツイッターとか、ご覧になってます? はるさんのフォロワーさん含めて皆さん、いろいろとこの本に対して応援してくださっていて、はるさんの今までの無形資産と言うか、それをそのまんま我々がいただいちゃっているって感じです。本当にありがとうございます。
はる:ありがとうございます(笑)。
渡部:本当にうれしいですね。僕らにとってもSNSで発信してくださっている方とか、うれしいですよね。さっき話していましたけど、皆さん、どの本読んだらいいかわからないってたぶんあると思うんですけど、こうやって応援してくださる方が多いと、本当にいい著者さんなんだろうなとか、いい本なんだろうなっていうのが伝わると思うので、ありがたいですよね。今、Voicyを聞いてくださっているリスナーさん、そう考えると、多くの方がもしかしたらすでに本を手に取ってくださっているかもしれなんですけれども、今日はさらにこの本の内容についてお話いただけるということで、本づくりの裏話的なところや内容について、はるさんにお聞きしたいと思います。
はる:はい。よろしくお願いいたします。
森上・渡部:よろしくお願いいたします。
書名タイトルを決めるまでの葛藤
渡部:では、さっそくはるさんの新刊『ワーママはるのライフシフト習慣術』について、ご本人はるさんから簡単に紹介してもらいたいと思います。
はる:はい。今回の本はライフシフトということで、ライフシフト本来の言葉の意味は、「人生の向きや位置を変えて、人生に変化を起こす」という意味です。私の人生の変化がどう起きてきたのか、どういったことを大事にしてきたのかを考えたときに、子育て、仕事、お金、人間関係、学びの5つの区切りで実際にいろいろな習慣を変えたことで変化が起きているなと思いましたので、その内容をエッセンスとして、きちっとまとめています。だいたい5つの項目なので25個のエッセンスが入っていますので、このあたりをぜひ皆さま、盗めるものとか、役に立ちそうなものとかを使っていただけたらうれしいなと思っています。
森上・渡部:ありがとうございます。
渡部:新刊『ワーママはるのライフシフト習慣術』ですが、タイトルを決めるにあたっていろいろと裏話があるっていうことなんですよね?
森上:そうなんですよ(笑)。悩んだっていうよりも、“より読者の皆さんに自分事になっていただくにはどうすればいいのかっていうのを、はるさんと模索した”と言ったほうが言い方としては合っているかなと思っています。企画会議で出したときの企画書タイトルって、今のタイトルじゃなくて、「仕事を思い通りに続ける幸せワーママの生き方」みたいな。そういうテーマで、寄せた方向が「キャリアレジリエンス」でした。これもはるさんに教えていただいた言葉なんですけど、「バリキャリでもなくて、ゆるキャリでもなく、キャリアを継続させて家庭も充実させたいあなた」っていう、そういった人に向けた本にしましょうって話だったんです。キャリアを継続させるのは、(世の中の)ワーママさんにとっては、いろいろなライフイベントがあるから本当に難しいよねという話から始まったと記憶しているんですが……。
はる:そうですね。「しなやかなキャリアをどう築いていくか」みたいな話を森上さんとさせていただいて、それに則した内容で(いきましょう)というようなところから最初は始まったと記憶をしています。
森上:そうなんですよね。実際にそういったことをお話しいただいた中で、はるさんとミーティングをさせていただきました。(皆さん)ご存じだと思うんですけど、はるさんのラジオのリスナーは男性の方も結構いらっしゃるという話もありました。ラジオのリスナーさんって、男女半々ぐらいだとおっしゃってましたよね?
はる:そうですね。今、半分は男性が聞いていらっしゃいます。
森上:そう考えると、「男性にも届けられますよね」という話にもなり、うちの営業部とタイトル会議を進めていく中で、「ライフシフト」というキーワードが出てきて、『ライフシフト習慣術』となったんです。
実は一番悩んだのが、本の頭につけた「ワーママはるの」を入れるか入れないか問題で、はるさんと意見交換する中で、一番揉んだところですね。弊社としてはできれば入れたい、はるさんは外したい。そういうところでちょっと意見が行き違ったというか、擦り合わせに時間がかかりました。はるさんがご自身で入れたくないというお気持ちも何となくわかるんですよ。はるさん、入れたくなかった理由みたいなものってあるんですか?
はる:そうですね。自分のことをワーママだと自覚してないような女性の方、つまり会社員じゃないような働き方の方もたくさんいらっしゃいますし、あと男性もVoicyは結構聞かれているので、“ワーママはるの”って入れた時点で、「あ、自分のこととは関係ないわ」ってなってしまう方が増えちゃうんじゃないかなと思って、森上さんにご相談申し上げたんですよね(笑)。
森上:そうでしたね。
はる:“ワーママ”とつけているために読者を絞ってしまうことによって、手に届いてほしい方々に届かなくなるんじゃないかなと思ったんですが、フォレスト出版様の営業部の皆さんとか、森上さんの意見をお聞きしていると、「私が誰なのか」が「ワーママはるの」を入れるとやっぱりすぐわかる。そういった方々に確実に手に届く。だったら、やっぱり「ワーママはるの」と入れたほうがいいんじゃないか、と。とても建設的にすごく議論ができたので、結果的には入れたほいゆが届く層が多いのかなと思って入れることになったという話でした。
森上:ありがとうございます。そうなんですよ。これ、一番難しいところだったんですよ。やっぱり「ワーママはるさん」というお名前自体が1つのブランドとして我々は認知していて、「その認知を店頭でもできるように」という意図でタイトルに入れたかったんですけれど、いろいろな擦り合わせの中で、最終的に、はるさんが我々意見を飲んでくださって。はるさんの心の広さが、これを受け入れてくれて。
はる:いやいやいや(笑)
森上:それで(「ワ―ママはるの」を)入れさせていただいて、このようなタイトルになったわけです。カバーを見ていただければわかるとおり、カバーの下地にもはるさんのロゴを薄く入れさせていただいて。そこも、はるさんと擦り合わせいただいたという経緯があります。どちらかと言うと、半分我々のわがままを聞いてくださったという感じですね。
はる:いやいやいや(笑)
渡部:そうなんですね。タイトルって、すごく重要ですもんね。「だから買う」っていう人もいれば、「だから買わない」っていう人もいると思うんで。今、はるさんがお話ししていたとおり、どっちのほうが必要としている人に届くのかなというところで判断されたんだろうなって、聞いていて思いました。これは、難しい問題ですよね。どっちがいいかわかんないですからね。試せないから。
はる:そうなんですよ。しかも私、こんなに熱心に、(「ワ―ママはるの」をタイトルに)つけるかつけないかを考えて、会議までしてくださっていることにすごく感動したっていうか。「つけたほうがいいですよ」って、サクッと決まる感じなのかなと思ったら、「いや、こういう理由が営業からあがってきています」とか、「書店さんに聞いたら、こうだった」とか、そういったことまで教えていただいて、ものすごく考えてくださっているんだなっていうことは改めて思ったし、うれしかったことの1つでもありますね。
森上:そう言っていただけると救われます。
はる:いえ。
森上:まあ、そんなことがあったんです。
「書籍×音声コンテンツ」の新たな試み
渡部:まさに裏話ですね。さて、今回の本は今までの本ではやっていないような仕掛けをやっているんですよね? フォレスト出版としても初めてですし、今までの本でもあまりない(仕掛け)じゃないですかね。
森上:そうなんですよ。はるさんも弊社もVoicyチャンネルを持っていることもあり、はるさんのご協力をいただいて、音声コンテンツを絡めた施策で、ちょっとおもしろいことをやってみようということで、はるさんにいろいろとご尽力いただいた感じです。本の中では仕事、人間関係、子育て、お金、学び、全5章立てなんですけど、各章の冒頭に「章扉」があるんですけど、そこにQRコードをつけているんですね。その章のテーマに合った、はるさんのVoicy過去の配信音声が聴けるようにしたり、店頭のPOPには、はるさんご自身に語っていただいた書籍の紹介音声、3分くらいなんですけど、そのQRコードを入れさせていただいたり。あと、読者プレゼント用にオリジナル音声をご用意頂いたりとか、音声コンテンツと書籍のコラボの施策を試みています。せっかくなんで、ちょっとおもしろいことをやってみようっていう感じで、実験的にもいろいろ楽しくやらせていただいております。POPにあるQRコードの音声はこのチャプターにもつけておくので、チェックしていただけたらなと思います。
渡部:なるほど。Voicyさんが縁でこの本も出ましたので、「テキストメディア×音声メディア」っていうコラボがいち早くできたのは必然だったと言うのか、運命だったと言うのか、はるさんの本で最初にできて良かったですよね。
森上:本当にそう思う。良かった。
渡部:さらに、はるさんのほうでも今回、こちらの本のためにいろいろと新しい取り組みをしてくださっているということなんですよね?
はる:はい。まず買うか、買わないか、悩んでいる人が音声3分くらいで内容を聞けるっていう取り組みはすごくいいなと思いますし、私のほうでもそれがうまくつながる導線を引けないかなと思っていて、今回は書籍専用のランニングページを作らせてもらいました。そこに音も聞けるんなら、目でも内容を見たいかなと思いまして、パラパラと本をめくっているYouTube動画、これはインスタのリールでも載せさせてもらいまして、あと、ツイッターでは今プレゼントキャンペーンっていうので、本をプレゼントするっていうのをやっています。本って本屋さんで買うものではなくて、今は音でも聞けるし、目でも見れるし、どこからでもつながれるっていうことをこの本でちょっとやってみたいなと思って、私が思いつくところを森上さんにご相談したら、「どうぞ、どうぞ」って言っていただくので、好きにやらせてもらっています(笑)。
▼尾石はる(ワ―ママはる)さんHP
森上:ここまでいろいろとご提案いただけるから、弊社のマインドとしても新しいことが大好きなので、そういったことをどんどんチャレンジしていただけてうれしいです。またいろいろアイデアがありますのでご相談させてください。
はる:よろしくお願いします。
森上:お願いします。そんな感じです、渡部くん。
渡部:はい。森上さんが冒頭で言っていましたけど、今、とても本が売れているということで、応援してくださっている方が大勢いらっしゃるということ、それに加えて、内容がとてもいいということだと思うんですよね。その具体的な内容については、また明日の放送でお二人に聞いていきたいと思っております。では、はるさん、今回はご出演いただきましてありがとうございました。最後にメッセージをちょっといただきましょうか、森上さん。
森上:はい。お願いします。
はる:はい。皆さん『ワーママはるのライフシフト習慣術』、目で読むだけでなく、音声で聞いたり、ちょっとずつ進出していっておりますので、ご自分で読まれたり、ご家族と一緒に読んでみてご夫婦とか子育てとかキャリアの構築に使っていただける1冊になっています。ぜひ手にとっていただけたらと思っています。よろしくお願いいたします。
渡部:はるさん、ありがとうございました。また、明日もよろしくお願いします。
はる:はい。ありがとうございました。よろしくお願いします。
森上:お願いいたします。
(書き起こし:フォレスト出版本部・冨田弘子)
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