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【まえがき全文公開】Xフォロワー8万人超インフルエンサー、待望の書籍化!

こんにちは。フォレスト出版・編集部の美馬です。

今日は台風です。会社に出社している社員も今日はまばらなようで、私も自宅で粛々と仕事をしていました。

今どうしても気になるのは、愛猫の健康状態です。このところ体調を崩しがちで頻回に通院していて、日常生活に支障を来すレベルになってきています(仕事はちゃんとやっていますよ)。

▼ことのあらましはこちら。

編集者という仕事柄、たくさんの著者さんとお会いしますが、けっこうな確率で猫好きな方がいらっしゃいます。

そんななかのお一人が、しろねこさん。

しろねこさんは、Xフォロワー8万人超の自己啓発系インフルエンサーで、「陰キャの処世術」と称して、ほどほどに楽しく人生を生きていくためのスキルを発信しています。

そんなしろねこさんの初著書がいよいよ来週発売となります! そこで今日はこの記事をお読みのみなさまにだけ、こっそり「はじめに」をお届けします。

 個性を生かし、個を尊重し合える時代、自由にのびのびと毎日を楽しむキラキラしている人たちをテレビやSNSでよく見かけます。
 けれど、世の中にはコミュ力低めでメンタル弱めな人たちもたくさん存在します。多様性の時代とはいえ、あるいは多様性の時代だからこそ、やっぱりちょっと生きづらさを抱えているものです。
「しろねこ」こと、私自身もそんなタイプの「陰キャ」です。
 家庭環境がちょっと変わっていた幼少期、友達はほんの数人しかいなくて、人からキツめに何か言われると落ち込んで、すぐ殻に閉じこもっていました。
 そうかと思えば、やんちゃな自分を無理やり演じていた時期もありました。友達をたくさんつくり(今考えると、それは「友達」と呼べる存在ではなかったと思いますが……)、ちょっと悪さもして、先生に怒られて、そんないわゆる「陽キャ」が勝ち組くらいに思っていたのです。
 社会に出ると、いわゆるブラック企業で過酷な労働環境に苦しめられました。パワハラを受けてもどんなに残業させられても、何も言えない。眠れない日々が続きました。それでも、「命まで取られるわけじゃない。大丈夫、大丈夫……」と呟つぶやきながら出社していました。会社を辞める勇気すらなかったのです。
 けれど、今の私は、ほとんどストレスのない職場で働き、家に帰れば妻と子どもたちと過ごし、ときどきサウナに行って、お金持ちではないけれど穏やかに生活ができています。とても幸せです。
 私がこんなふうに幸せに生きられるようになった理由は、自分の根底にある性格的気質は変わらないし、変える必要はないと思えたからです。
 無理やり、陽キャを演じる必要も友達をたくさんつくる必要もないし、嫌いな人とつき合い続ける必要も地獄のような職場で働き続ける必要もない。
 なにより自分自身を消耗させないことが大切なんです。

 敵はつくらないように、人間関係を整理する。
 自分にとって本当に必要な人を見極める。
 自分を大切にしてくれる人や自分にとって身近で大切な人を大事にする。
 苦しすぎる環境にあるなら、「逃げる勇気」を持つ。
 ありのままの自分でいる。
「ない」ものより、「ある」幸せを数える。

 根暗でメンタルが弱く、つらい経験もたくさんしてしまう私たちですが、心地よく生きていくための戦略はあると思うんです。
 その戦略を私なりに言葉にしてX(旧Twitter)に投稿し続けています。
 もちろん、すべてが自分だけの経験を元にした完全オリジナルの考えや言葉というわけではありません。つらく、苦しい日々のなか、たくさんの本を読み、識者の話なども参考にしてつくり上げた言葉の数々です。
 本書では、これまでに投稿してきた言葉の一部を抜粋・ブラッシュアップし、その言葉をつくった背景や意味、私自身の想いなどを書き加えています。
 人間関係がいつもうまくいかない、人づき合いが苦手、どうしても明るく振る舞えない、職場の雰囲気がつらい、なんだか生きること自体が苦しい……。
 そんな生きづらさを抱えているなら、しろねこの戦略をちょっとだけでも良いので参考にしてほしいと思います。
 どうかみなさんの心が少しでも軽くなりますように。

「はじめに」より

【著者プロフィール】
しろねこ
自称「根暗なネコ」。「陰キャの処世術」と称して、X(旧Twitter)にて人間関係や心の健康について発信をしている。フォロワー数は約8万人。物心つく前から暗い子で、まわりに馴染むことができず友だちもほとんどいない幼少期を過ごす。社会人になってからは超ブラック企業で長時間労働を強いられ、人格否定や罵声を浴びせ続けられる。精神的に病んでいた時期を乗り越えたことをきっかけに、自分を消耗させない人間関係を築くための知識、心の健康を保つための考え方を発信するようになる。「ありのままの自分でありながら社会生活に支障をきたさず、心穏やかに生きていくこと」がモットー。
X(旧Twitter):@sironeko_mind

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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