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【フォレスト出版チャンネル#132】ゲスト/ネットメディア|人気ネットメディア編集長が語る、制作現場のリアル

このnoteは2021年5月18日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。

「bizSPA!フレッシュ」編集長になるまでの経緯

渡部:フォレスト出版チャンネルのパーソナリティの渡部洋平です。今日も編集部・森上さんとともにお伝えしていきたいと思います。森上さんよろしくお願いします。

森上:よろしくお願いします。

渡部:今日のゲストもまた特別な方に来てもらっているんですけれども、今日は書籍の編集者ではなく、なんと人気のネットメディアの編集長の方に来てもらってるんですよね。

森上:そうなんですよ。リスナーの皆さんもヤフーニュースとかいろいろなニュースサイトでたぶん一度は目にしたことがあると思われる、人気ネットメディアの編集長でいらっしゃいます。弊社としては新刊を紹介していただいたりとか、もう常にお仕事ではお世話になっている方です。本日は大変お忙しいにもかかわらず今日のゲストとしてご快諾いただきました。

渡部:それではご紹介させていただきたいと思います。本日のゲストは扶桑社「bizSPA!フレッシュ」編集長の詠祐真(ながみ・ゆうま)さんです。詠さんよろしくお願いします。

詠:よろしくお願いします。詠です。

森上:よろしくお願いします。

渡部:ではさっそくなんですけれども、ほとんどのリスナーの方は「SPA!」を知っていると思うんですけれども、まず詠さんから簡単な自己紹介をお願いしたいと思います。

詠:はい。詠と申します。年は31歳で、社歴が10年になります。扶桑社には新卒で入社して、最初は宣伝部で2年間ほど書籍のパブリシティの仕事をして、3年目から「SPA!」の雑誌のほうの編集をやって、漫画とか取材とかいろいろやりつつ、そこから今の「bizSPA!フレッシュ」っていうのは2018年に立ち上げました。そのときから、編集長としてウェブのニュースをつくったりとか取材に行ったり、たまに記事を書いたりっていうことをしております。

渡部:ありがとうございます。もう紙のほうの「SPA!」から「bizSPA!フレッシュ」の立ち上げからと、本当にご活躍されている方なんですけれども、森上さんはどういった関係でいらっしゃるんですか?

森上:詠さんとは2年前ぐらいからのお付き合いになるんですけど、基本的にはお仕事でのやりとりだけで、お電話とメールというかたちでのやりとりがメインで、こうやってゆっくりお話しさせていただくのは今回が初めてなんですよね。

詠:そうですね。

森上:そうですよね(笑)。僕は詠さんの顔は知っていたんですけど、詠さんはたぶん僕の顔を見るのは初めてだと思うんですけど。

詠:初めて見ました(笑)。

宣伝部を経て、入社3年目で念願の「週刊SPA!」編集部へ

森上:(笑)。詠さんには個人的にいろいろとお聞きしたいことがあって、先ほど自己紹介していただいたとおり、基本的には新卒で扶桑社さんに入られて、宣伝部に行かれていたんですね。

詠:そうです、そうです。

森上:具体的に宣伝部ってどういう感じなんですか?

詠:いわゆる「SPA!」だと電車の中吊りっていう、今はやってないんですけれども、見出しがキャッチーだったりするので、ああいったモノをつくったり、あとは書籍の広告ですね。新聞に載せる広告をつくったりとかっていうのを主にやりつつ、あとは当時そんなにウェブメディアを持ってなかったんですけれども、うちの本を記事にしてほしいってことで、他社のメディアにオファーに行ったりとか、テレビ局に献本したりだとか、そういうことをやってました。

森上:本当にザ・宣伝マンですね。宣伝部で。

詠:そうですね。

森上:なるほどね。それで、その後に「週刊SPA!」で編集をされたと。

詠:初めて編集を。出版に入る人は編集志望で入る人が多いと思うんですけども、僕も最初から「週刊SPA!」の編集がやりたいって言って会社に入って、ずっと希望を出していたんですけれども、3年目にようやくそれが通って移動させてもらったっていうのがあります。

森上:なるほど。渡部さん、「週刊SPA!」はもうバリバリ知ってるでしょ?

渡部:知ってますね。先程、電車の中吊りの話をされてましたけど、やっぱりコピーがめっちゃ上手いんで、目を奪われますよね。コンビニとかにあっても見ちゃいますよね。

森上:そうなんですよ。あの特殊コピー含めてね。

渡部:めちゃくちゃキャッチーですよね。

森上:そうなんですよね。あれ、コピーライティングで相当参考になる表現だよね。

渡部:確かに。

森上:詠さん、その間は宣伝部含めて、「週刊SPA!」では、その辺の見出し付けなんていうのは、かなり鍛えられた感じですか?

詠:そうですね。最終的には編集長が決めるんですけれども、僕らも企画案って言うので、毎回取材が終わると3個ぐらい案は出して、これはこうしたほうがいいとか、あればこうしたほうがいいみたいなのは割と鍛えられたほうだと思います。

森上:そうでしょうね。「週刊SPA!」って、詠さんがいたときは何人でつくられていたんですか?

詠:そうですね。編集部自体は20人ぐらいですかね。

森上:社員だけで20人?

詠:そこにフリーの編集もいたりとかするんですけど。

森上:なるほど、なるほど。

詠:さらに、例えばカメラマンさんとかライターさんとかデザイナーさんとかを含めると100人ぐらいの規模になるかなと。それで毎週つくっていましたね。

「週刊SPA!」の特集テーマはどうネタを集めて、決めている?

森上:そうなんですね。これは1週間ごとに校了がくるって感じですか?

詠:「SPA!」で言うといわゆる「年収300万の衝撃」とか「モテる中年が~」とかそういう特集っていうのは、だいたい3週間ぐらいかけてつくるんですね。

森上:なるほど、なるほど。

詠:なので、だいたい月1回ぐらいそういう特集の校了が回ってきて、それ以外に、例えば漫画の連載だとかコラムの連載とかやってると、それはそれで毎週校了がくるっていう感じですね。

森上:なるほど。じゃあチームみたいになっているんですね。

詠:そうですね。

森上:例えば、20人いたら単純に5人ずつで4週でという感じのペースと言うか、特集班と言うか。

詠:そうですね。さっき言ったみたいな特集とはまた別にちょっと事件っぽいやつがあったりとかして、そういうのだと、また別の班になったりするんですけれども。だいたい4~5班くらいに分かれていました。

森上:そうですか。月刊ペースでバシバシやられていたという感じですね。

詠:そうですね。他の週刊誌とは違って「週刊SPA!」の特徴に、スキャンダルとかスクープを扱わないっていうのがありまして。

森上:確かに。はいはい。

詠:いわゆる文春とか新潮とかがやっているような張り込み取材みたいなのはないんですね。どちらかと言うと、テーマをちゃんと決めて、それに沿った識者だったり人物、実例となるような方を探して取材するっていうような感じなので。結構、そこに実は時間をかけて取材をしているっていうのは、ちょっと言っておきたいことですね。

森上:そういうことですね。なるほどね。そういう意味で、特集の企画会議なんて言うのは毎週ある感じですか?

詠:そうですね。毎週あるんですけれども、実際、さっき言ったとおり、自分の特集が3週間かけて取材と入稿と校了を全部済まして、そこから1週間後ぐらいに企画出しって言うのがあるんで、だいたい月1ぐらいですかね。

森上:なるほど、なるほど。そんな感じなんですね。実際、記事ネタや特集ネタはどうやって見つけているんですか? ニュースとか本とか、情報ソースは人ですか?

詠:そうですね。人だったり、新聞、雑誌とか。ネットニュースももちろん参考にします。僕が「週刊SPA!」に最初に入ったときって22、23歳ぐらいだったんで、今の「週刊SPA!」ってたぶん40代とか50代に足がかかるぐらいの方が読者なんで、20歳ぐらいのギャップを埋めるのはすごく大変で、何におじさんが興味持ってるかわからないし、僕自身もそんなに興味を持てなかったので(笑)。

森上:(笑)。

詠:だから、そういう中でだんだん知り合いの年上の人に話を聞いたりとか、住宅ローンが大変だよ、みたいな話とかを聞いて、そういう悩みとかが出てくるのかというのを、だんだん勉強していったような感じです。

ネットメディア「bizSPA!フレッシュ」立ち上げの狙い

森上:そうですか。そう考えると今、編集長として2018年からされている「bizSPA!フレッシュ」はもう立ち上げから詠さんやられていたということで、これは何かきっかけがあったんですか?

詠:そうですね。立ち上げに関しては、僕は当時29だったので、ちょうどギリギリ同世代のビジネスマンに向けた企画を何かやりたいっていうことで、当時はやっぱり雑誌を出すよりウェブメディアを出すほうが初期費用も少なくて済むし、若い人ってなかなか雑誌を読む習慣がないので、だったらウェブがいいんじゃないかっていうことで、編集部でそういう話が立ち上がって、たまたま僕がいて、そこに指名されたっていう感じですかね。

森上:なるほど。そういう意味では、週刊誌の紙のほうは、ある程度、読者の年齢層がだんだん高くなってくる。その中で若い人に向けたテーマをウェブでということで「bizSPA!フレッシュ」が始まったという感じですね?

詠:そうですね。どこの雑誌もそうだと思うんですけど、昔は20代が読んでたモノがだいたい40代とか、他の雑誌だと60代の定年後の人が読者なっているものも多かったりするので、だからもう1回若い人に向けて「SPA!」というブランドだったり名前を知ってもらおうっていうことで、「bizSPA!フレッシュ」を始めたっていうのは1つのきっかけでありますね。

森上:なるほど。じゃあ、「日刊SPA!」は、どちらかというと本誌のほうにちょっと近い感じなんですか? 「日刊SPA!」っていうのもありますよね?

詠:「日刊SPA!」っていうのと「女子SPA!」っていう、この3つが「SPA!」の媒体としてウェブでやってるんですけど、「日刊SPA!」はもうちょっと年上で30代後半から40っていう。あと、最近あんまりやらなくなったんですけども、結構アダルトの記事とかあって、雑誌でやっていたんですけど。

森上:多かったですよね。

詠:そういうモノの連載とかも「日刊SPA!」はよくやってましたね。

森上:なるほど。じゃあそこの部分でウェブ上でもいい意味で差別化ができているというわけですね?

詠:そうですね。どちらかと言うと、我々は新入社員とか若手社員の代弁者であるけれども、「日刊SPA!」とかになると、それが例えば若手の理解不能な行動にちょっと突っ込んでいる上司の不満を代弁するみたいな。そういうような住み分けですかね。

森上:なるほど。それでまた「女子SPA!」もあるということですけど、渡部さん、お話を聞いていてどうですか?

渡部:そうですね。やっぱり年代によって必要な情報というか、刺さる情報みたいなところを分けてメディアの使い分けもされているんだなっていうのが今すごく感じましたね。同じ情報を伝えるのでも、紙メディアでいくのか、ウェブメディアでいくのかってどう使い分けるんだろうなみたいなことを思っていたんですけど、今の話を聞いていて、なんとなく答えが自分の中でわかって、「そうか、そうか」と思って聞いてました。

森上:本当そうですよね。我々は雑誌というモノ自体を持っていない出版社なので、余計にすごく勉強になったんですよね、今のお話って。だから、紙か、ウェブかっていう話で終わっちゃうんですよ、議論が。詠さんのお話を聞いているとそうじゃないというところじゃないですか? 紙は紙であってみたいな。それぞれ分かれているというか。そこはすごく勉強になりますよね。

「bizSPA!フレッシュ」のリアルな現場とチャレンジ精神

森上:今、「bizSPA!フレッシュ」は、詠さん含めて何人でやられているんですか?

詠:僕含めて編集が3人とあとディレクター1人なんで計4人ですね。

森上:結構あれですね……。

詠:少ないですよね。

森上:少ないですよね(笑)。毎日あげてるんですよね?

詠:毎日5本ずつ記事をあげています。

森上:そうだ! 言ってた(笑)! 毎日5本! 詠さんが5本?

詠:トータルで5本なんで、一人平均1本か2本ぐらい。

森上:そこには、編集長である詠さんも他の編集者と同じノルマってことですか?

詠:そうですね。なんだったら一番僕が記事をつくっていると思います。

森上:大変だ(笑)! そうですか! それは日曜、祝日問わず、毎日アップするっていうのが一つの基本なんですか?

詠:そうですね。毎日一応5本、6本みたいな日もあったりするんで。たぶん一番少ないんじゃないですか、人に関しては。このぐらいの規模のメディアで。

森上:そうですよね。「女子SPA!」にもやっぱり4人くらい?

詠:そうですね。「女子SPA!」とか「日刊SPA!」とかは1日に7~8本くらい出してるんで、もう少し人は多いです。

森上:なるほど、なるほど。そういう意味ではどこも大変だ。じゃあ、週刊誌やってたときより大変なぐらいですか?

詠:まあ、人それぞれだと思うんですけど、体感的に僕はウェブをやっているほうが楽ですね。

森上:あ、そうですか! そこはどういうところが?

詠:やっぱり紙の雑誌だと、会社に来てゲラチェックしたりとか、初校出して、念校出して、何回も印刷所から紙に刷ってもらって紙面の誤りがないかチェックしたりとかっていうので、出したものに関してファクトチェックだったり、細かく校閲が入るんですね。そういうのがウェブだと、パソコンで自分の家でできたりとか。

森上:確かに、確かに。

詠:そのあたりで会社に出社しなくても済んだりするので、結構働きやすくなった感じですかね。

森上:そういうことですね。なるほどね。そういう意味ではやりやすくなってると言うか、アウトプットされるものはウェブ上だから、ウェブでの作業だけで完結するから。

詠:そうです、そうです。

森上:なるほどね。それは確かに大きいですよね。

詠:そうですね。あとは、雑誌だとページ数が250ページぐらいあって、その中にそれなりの企画の中から厳選された企画が載ってるわけですよね。だけど、ウェブのほうはページ数の限界がないので、おもしろそうだったら、とりあえずやってみようかという感じで、実際出してみてウケるか滑るかわかんないけれども、ちょっとやってみようかみたいな感じで、この辺りの基準が緩いっていうのが楽しいというか。

森上:確かに! チャレンジネタができますよね。紙の雑誌だったら絶対これ無理だろうなと思うチャレンジができますもんね。

詠:そうですね。

個人的に印象に残っている記事

森上:そっか、そっか。そこがまた編集者としておもしろいところですよね。なるほど、なるほど。あと、詠さんがいろいろやられている中で個人的な興味としてお聞きしたいのが、ご自身でやっていて紙でもいいですしウェブでもいいんですけど、印象に残っている記事とかってあったりします?

詠:そうですね。一番最近出したやつだと、間瀬翔太さんっていう難病を抱えている役者の方がいるんですね。その方のインタビューがすごく読まれていて。テレビ番組はちょっと出てるんですけれども、そんなに知名度がない方で、取り上げるかどうか悩んだんですけども、10万人に1人の難病を抱えてらしくて、「脳動静脈奇形」っていう、脳の動脈と静脈が変な形になってしまっているという、そういう病気を抱えている方で。有名な人のほうがツイッターフォロワーとかも多いしインスタグラムとかYouTubeとかなんでもそうなんですけど、有名な人は結構注目されがちなんだけれども、そういう人たちを、例えばキャッチに「10万人に1人の難病の俳優」とか、あとはその人自身の活動のきっかけになったのが元ジャニーズの手越さんっていたじゃないですか。あの人との出会いが結構キーだったっていうので、「手越さんとの出会いで変われた自分」みたいなのをタイトルに入れることで、無名が有名に勝るみたいな、そういう記事ができたって言うか。
取り上げ方次第では全然まだまだ知名度がない人でもネットでバスったりとか、PVをゲットできるっていうので、すごくうまくかたちにできた記事かなと個人的には思っています。

森上:そうですか。今、お話を聞いただけで読みたくなってきますが、これは今でもVoicyのリスナーの方は読めたりとかしますか?

詠:そうですね。「bizSPA!フレッシュ」のサイトを見ていただいて、間瀬さんの名前で検索してもらったら。

森上:そうですか。ではあとで、差し支えなければその記事のURLをこのチャプターに貼っておくので。

渡部:僕、今ちょうど見てます。今日の収録日は4月30日ですけども、今アクセスランキング1番になってますね。

森上:そうですか。すごくおもしろそうですよね。意外と硬派な感じの企画ですね、この記事に関しては。

詠:そうですね、この記事に関しては。ただすごくこの間瀬さんは明るい方で、抱えている病気はすごく深刻なものなんですけども、それをいかに明るく伝えて、そこからその病気のことを知ってもらって例えば国に難病指定をしてもらったりとか、そういう運動もしていたりとかするので、記事の読後感としてはすごく明るくなれる。「こんなに頑張っている人がいるんだ、僕もがんばろう」みたいな気持ちになれる記事だと思います。

森上:なるほど。そこはメディアの応援があるとまたいいですね。メディアの役割として貢献できている感じがしますね。

詠:そうですね。雑誌をやっていた頃とウェブの違いでもう1つあるのが、ツイッターとかヤフコメとかリアクションがネットで可視化されて見えるので、やっぱり雑誌で読んだ記事をわざわざツイッターとかにつぶやく人とかって少なかったりするんですね。だからアンケートハガキとか読者からの電話とかっていうかたちになるんですけれども、それに比べてネットだと、みんなSNSをやっているので、そこに感想を載せたりとか、シェアしますみたいな感じでリアクションが結構ダイレクトにきたりするんで、そこで、例えば「この記事で元気づけられました」みたいなコメントがあったりするとすごくうれしいです。

森上:なるほどね。リアクションがダイレクトに見られるっていうのは、本当にウェブならではですよね。

詠:そうですね。

ネットメディアとしてのブランディングづくり

森上:実際そういう意味では、それこそ「日刊SPA!」と本誌の「SPA!」のイメージが結構強かったんですけど、僕も詠さんとお付き合いさせてもらってから、「bizSPA!フレッシュ」もいろいろと見ていますけど、いい意味で1つのブランドとしては結構違うイメージが付けられている感じがしますよね。

詠:そうですね。やっぱりそこで差別化していかないとわざわざネ「SPA!」の名前を冠したブランドが3つもウェブにあっても仕方がないんで、そこは本当に意識しつつ、なかなか難しいんですけど、頑張っているところですかね。

森上:なるほど。実際に「bizSPA!フレッシュ」さんのライバルの媒体はどこになるんですか?

詠:そうですね。若手のビジネスマン向けのメディアも結構いっぱいあるんですけど、さっき言ったみたいにうちのこの規模で、毎日5本記事を出しているところってあんまりないんですよね。よく側だけ見ると「R25」とか「マイナビニュース」とか、そういうところがたぶん若手ビジネスマン向けのメディアとしてはあるんですけれども、そこと比べてうちって人も少ないし、予算もそんなに多くないんで、ゲリラ的にやらなくちゃいけないので、そこで差別化をしていきつつ、他の若手ビジネスマン向けメディアに似ないように注意してやっているところですかね。

森上:そうですか。渡部さん、いろいろな貴重なお話を聞いたんですけど、時間が時間だよね。

渡部:そうですね。

詠:すみません。グダグダと。

森上:いえいえ! いろいろお聞きしてまだまだいっぱいお聞きしたいんですけど。渡部さん、どうですか、いろいろお聞きして。

渡部:はい。僕は元々「SPA!」さんは知っていたんですけど、実は「bizSPA!フレッシュ」については知らなかったんです。で、今回このおかげで知りましたけど、本当にちょっとイメージが違う、ウェブサイトの基調カラーもブルーだったり、ネタとしてもだいぶ若者向けということでVoicyのリスナーさんは若い方も多いと思うんで、ぜひチェックしてもらいたいなってすごく感じましたね。

森上:そうですよね。赤のイメージがありますもんね。

渡部:僕は完全に赤のイメージでした。

森上:あとちょっとエロも入ってみたいな、そんなイメージが。

渡部:そうですね。30代、40代、50代ってイメージがすごくあったんですけど。

森上:おじさんのね。

渡部:そうですね。ぜひ、若い方にチェックしてほしいですね。

森上:そうですね。「bizSPA!フレッシュ」さんのトップ画面をチャプターに貼っておきますのでぜひチェックしてみてください。

詠:ありがとうございます。

渡部:はい。たぶんまだまだ聞きしたい話が森上さんもあると思うので、ぜひ続きは明日の放送でお届けできればと思います。それでは詠さん、最後にリスナーの皆さんにメッセージをいただければと思います。

詠:はい。「bizSPA!フレッシュ」の編集をやっている詠です。みなさん、「bizSPA!フレッシュ」見てください。世の中、いろいろなニュースがあると思うんですけれども、難しいニュースをわかりやすく、ライターや記者が体当たりで取材をしているメディアなので、そういった面でも親しみやすいサイトになっているかと思うので、どうぞよろしくお願いします。

渡部:詠さん、本当に今日はありがとうございました。

詠:ありがとうございました。

渡部:明日もよろしくお願いします。

森上:よろしくお願いします。

渡部:それでは本当に今日はなかなか聞けない裏側と言いますか、「SPA!」さんの裏側のお話を聞かせていただきました。明日は「ネットメディアの未来」というテーマで、詠さんにお話をしていただく予定になっていますので、続けて明日もチェックしてもらえればと思います。ありがとうございました。それでは、また明日ぜひお聞きください。

(書き起こし:フォレスト出版本部・冨田弘子)


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