![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/101291374/rectangle_large_type_2_2da898dcce665db04b7fd9fe0a0c923e.jpeg?width=1200)
ボクたちはとんでもない時代を生きているニュース
フォレスト出版編集部の寺崎です。
今日は「いま我々人類はとんでもない進化の過程にいるんダナ!」と思わせられたニュースをお届けします。
※専門家ではないので、いろいろ間違っているかもしれません。事前にお詫びします。すみません。
「量子もつれ」が実証されてしまいアインシュタインもびっくりだYO!
超いまさらながら、己の不勉強を露呈することになりますが、2022年のノーベル物理学賞はとんでもない業績であり、未来から過去を眺めたときに「あの時が時代の分岐点だった」と思うのでしょう。
それは「量子もつれ」の解明です。
「量子もつれ」と呼ばれる量子力学を象徴する現象が理論だけでなく、実際に存在しうることを証明してしまったのが、フランスのアラン・アスペ教授、アメリカのジョン・クラウザー博士、そしてオーストリアのアントン・ツァイリンガー教授の3人。
彼らにノーベル物理学賞が授与されました(「んなもん、知ってるわ!」というツッコミが入りそうですが……)
クラウザー博士とアスペ教授は「量子もつれ」と呼ばれる量子力学を象徴する現象が理論だけでなく、実際に存在しうることを証明しようと、1970年代から研究に取り組んできました。
その結果、2つの光の粒などの量子がお互いにどんなに遠く離れていても片方の量子の状態が変わると、もう片方の状態も瞬時に変化するという、「量子もつれ」の現象が実際に起きることを実験を通して示しました。
「量子もつれ」についてはアインシュタインをはじめ、多くの著名な研究者が疑問を投げかけていましたがアスペ教授らは実験によってその正しさを証明しました。
そして、ツァイリンガー教授はこの「量子もつれ」という現象を利用すると、ある情報を量子に埋め込み、それを離れた場所にあるもう一方の量子に瞬時に伝えることができる、「量子テレポーテーション」という現象が起きることを実験で示しました。
3人の成果をきっかけにいまでは量子コンピューターや量子通信などの研究が盛んとなり量子情報科学という新しい分野の開拓につながったことが評価されました。
なぜ、アインシュタインが死ぬまで量子力学を認めていなかったかというと、量子もつれが成立してしまうと、宇宙最速の「光速」のスピードを越えてしまうからです。
量子もつれ状態にある量子Aと量子Bがあったとき、観測した瞬間に量子Aのスピンが上向きであれば、量子Bのスピンが下向きになるというのが量子もつれのざっくりした解説なのですが、これの何がすごいって、遠く離れた銀河同士でも起こる現象なのだそうです。
まぢか!
実際、人工衛星と地球に量子もつれ状態の量子を置いて、量子もつれが観測された中国の実験もあるそうです。
つまり、情報伝達のスピードが物理法則を破ってしまっているわけです!
量子を瞬間移動させてしまう「量子テレポーテーション」も続々と実験が成功していて、この特性を使って開発が進められているのが「量子コンピューター」であり、「量子暗号通信」です。量子暗号通信は、「量子もつれ」の性質を使い、理論上、絶対に破られないそうです。
これまでの物理法則では説明のつかない量子力学は、これまでスピリチュアルの文脈で語られてきた、「実際にそういうことあるある!」なシンクロニシティ、引き寄せの法則といった現象が解明できる可能性すら秘めているそうで、なんだかワクワクします。
とまあ、門外漢の私がぐだぐだ説明するより、こちらの本を読んだほうが賢くなれるはずです。私もこれから読みます。
ChatGPTがプラグインを公開したってYO!
いま話題沸騰中のAI言語モデル「ChatGPT」。
これまでいろいろAI相手に遊んでこられた方も多いと思いますが、最新バージョンのGPT4がとんでもない進化を遂げていると、これまた各所で話題となっています。
そして、いよいよプラグインが公開されました。
OpenAIは、大規模言語モデルによるAIチャットボット「ChatGPT」に、外部からの入力を可能にする「プラグイン」の初期サポートを実装した。これにより、ChatGPTが最新情報にアクセスしたり、計算を実行したり、サードパーティのサービスを利用したりできるようになる。現在、ウェイティングリストに参加可能だ。
ChatGPTは過去のデータに基づいて学習されているため、最新のデータにアクセスできなかったが、今回公開されたプラグインを使用することで可能になる。
これによって、あらゆるサービスにChatGPTを実装することができることになり、われわれ消費者の消費行動も変わってくるし、サービス提供側の工夫のしどころも変わってくるはずです。
プラグインはまずは少数のユーザーに開放されるそうで、現時点で我々日本人にも関係しそうなのが「Expedia」「Shopify」「Slack」の3つ。
たとえば、ExpediaにChatGPTを実装したらどうなるのか?
おそらく、旅行の宿や航空券を予約する消費行動がこんな感じになるはずです。
あなた:
「ねえねえ、○月△日出発、○月△日帰国でバリ島に旅行に行こうと思うんだけど、次の条件でホテル探してくれる?「オンザビーチ」「ヴィラタイプ」「1泊2万円以内」「レビュー評価の高いホテル」。あ、あと一番安い航空券も。ANAでね」
ExpediaのChatGPT:
「かしこまりました。こちらが候補一覧です」
こんな感じでホテルの候補、航空券の候補がずらずらずらっと出てくるようになるのだと予想されます。
旅立つ前にあれこれググって調べて、旅の準備をしている瞬間が旅行における最大のハイライトである私にとっては、面白くもなんともない旅行ですが、サクサクっと決めちゃいたい派の人にとっては強い相棒となるでしょう。
ユニリーバの商品デザインをAIが選定したってYO!
これはまさに今日の日経新聞に出ていたニュース。
記事全文は著作権上載せられませんので、ChatGPT君に箇条書きで要約してもらいました。
ユニリーバ・ジャパンは商品パッケージのデザイン選定に人工知能(AI)を導入した。
AIを使うことで、通常は1カ月かかる消費者調査を数秒で代替することができる。
4年ぶりにリニューアル発売したシャンプー「LUXスーパーリッチシャイン」シリーズのパッケージ評価にもAIを活用している。
デザイン開発を手掛けるプラグのサービス「評価AI」を利用している。
評価AIはプラグと東京大学が共同開発し、1020万人分の消費者調査データを学習している。
評価AIを使って、消費者の好みやイメージからどの言葉を感じやすいかをスコアで評価できる。
いや~、アインシュタインもびっくりですにゃ。
AIの力を借りて決めたパッケージの売れ行きが気になります。
書籍の世界でも、タイトルやカバーデザインの選定に悩んだとき、AIの力を借りる日も近いのかもしれません。